カレー番長への道 ~望郷編~ 第365回「SpiceCurry&Cafe PRAYER(プレア)」

今日は千駄木に訪れている。


路地裏を散策していると、
隠れ家的な場所にカレーのポップアップショップがオープンしていた。
名前は「SpiceCurry&Cafe PRAYER(プレア)」


9月末まで限定店舗。
古民家カフェを間借りしているようだ。
一期一会のチャンス。これはカレー修行しない手は無いぜ。
12時ちょうどに入ったのだが、客は俺様一人だった。
やっぱり見つけづらいのかな?
RPGの隠しショップみたいだもんな。


1階はテーブル2卓とカウンター4席。
2階も利用できるらしい。
(俺様は1人だからか2階には案内されなかった)

カレーは「チキンコルマ」「エビカレー」の2種類。
(カレーの内容は日によって変わるらしい)
2種盛りも出来るらしいので、俺様は両方頼んだ。
やがてカレーがやってくる。


カレー以外にも色々とついてくる。
ラッサム(トマトベースのスープ)、チキンティッカ、キャロットラペ、
ピクルス、煮卵、パクチー、パパド、ライス、セットドリンク。
こいつはゴチソウだぜ。
ライスはバスマティ米とこしひかり米のブレンドらしい。
「チキンコルマ」うんまい!
マイルドでクリーミー。俺様の好きな味!
そして「エビカレー」はかなりシナモン使ってる。
ここまでガツンとシナモンを感じるカレーは初めて。
カレーの振り幅って凄いなぁ。
チキンティッカも美味っ!
これがメインのオカズでもゴハン食べれるw
後半はパパドを崩してライスに振りかけて味変。
食後に俺様が選択したプレーンラッシーでカレー時間の余韻を楽しむ。


これで1200円という値段は良心的。
店主に10月以降はどうするのか聞いてみたけど、
違う契約になるので同じ場所で続けるか、他の土地でやるか決まっていないらしい。
また別のカレーでプレアさんに出会いたいぜ。

俺様が食べている間、3組ぐらいの2人連れ客が入店。
いずれも2階へと消えていった。
2階、気になる~(^^;

やっぱりセガが好き第80回「火激」


火激
ホット・ビィ
1991年4月26日/アクション/7700円

 


1988年にカネコが開発しタイトーが販売した
同名アーケードタイトルの移植である。
また、「インセクターX」に続くホット・ビィのメガドライブ参入第2弾であった。
本来は本作が第1弾になる予定だったらしいが、
開発が難航し、延期を重ねてようやく発売に漕ぎ着けた。

 

アーケード版リリース当時。
1985年に1作目が公開され、
1988年まで6作まで作られた劇場映画「ビー・バップ・ハイスクール」によって
ヤンキー(不良)ブームが起こっていた。
当時の男子学生は、学生服をボンタン(幅の拾い学生ズボン)や
長ラン(裾の長い学ラン)に着替え、
“ボンタン狩り”という遊びで他校生との親交を深めていた。
その波はビデオゲームにも及び、「熱血硬派くにおくん」を代表として
ヤンキー世界を描くゲームが登場する。
本作もそんなヤンキー世界を題材としたゲームである。
ちなみに本作に登場するヤンキーには
ビー・バップ・ハイスクールの登場人物に類似したヤツも出てくるw

 


元プロボクサーの“慶”は、滅法強いが決して弱い者いじめはしない硬派の正義漢。
しかし、そんな慶の腕前に目をつけた悪名とどろく極悪ツッパリ軍団“火激”の総長が、
仲間に引き入れようと近づいてきた。

総長:オレの軍団に入れ、おまえの腕なら副隊長にしてやるぜ。
慶:断わる!俺は、てめえらのような
 腐りきった奴らの仲間にだけは絶対ならねえ……。
総長:ほほう、オレの誘いを蹴るとはいい度胸じゃねえか。
 だが、断るからにはそれなりの覚悟はできてるんだろうな。
慶:…………。
総長:後で泣きをみるぜ・フッフッフ……。

それから数日後……。
慶のかわいい弟が何者かに襲われ、病院にかつぎ込まれた。

慶:医者の先生、弟の、弟のケガは!?
医者:一命は取りとめたものの重体です。ふむ、それにしても酷いことをする…。
慶:くそう、奴らだ。こんな事をするのは奴らしかいねえ!
 この仇は、きっと取ってやるぞう!!

医者:あっ、君、どこへ行くのかね!?

こうして、慶は単身「火激」のアジトに乗り込んでいった。
がんばれ慶、負けるな慶。明日の正義を信じて街の巨漢をぶちのめせ!

※上記のストーリー設定はメガドライブ版で追加されたオリジナルである。

 


火激軍団右参謀
政美
二十歳
元暴走族頭。
傷害致死によりその筋に三回‥‥
拳法の心得を持つ。

 


火激軍団
左参謀

二十歳
対立組織との抗争で多数を殺傷。その筋より逃走中。
女装の趣味がある。

 


火激軍団 総長
国籍‥‥?
年齢‥‥?
姓名‥‥?
住所‥‥?
全てにおいて不明。

このゲームでは対決する相手はまだいるのだが、
ゲーム冒頭、なぜかこの3人だけ紹介画面がある。
全員分入れようとして力尽きたのかな?(^_^;

 


第1隊隊長「安次」
ザコ兵隊からようやく幹部に昇格したばかりの一番下っ端のボス。
兵隊に毛が生えた程度の強さでパンチ力・スタミナ共弱い。

舞台はスラム街の一角にある廃ビル。
1階から9階までタイマン勝負に勝ちながら上がっていく死亡遊戯方式。
(つまり全9ステージ)

 


まず弱いザコヤンキーが1人ずつ出てくるので、
それらをみんな倒すと幹部とのタイマン勝負になる。
(ベルトスクロール要素は無い)
十字キーで部屋の中を8方向に移動。
Aボタンでジャンプ、Bボタンでジャブ、Cボタンでストレート。
ジャブはスピードは速いが何度もヒットさせないと相手を吹き飛ばせない。
ストレートは一撃で相手を吹き飛ばせるが、
連打はできないのでタイミングを狙う必要がある。
BボタンとCボタンを同時に押すとダッキングで相手のパンチを避ける。

 


体力制で、体力が無くなって吹き飛ばされると、
街の喧嘩なのになぜかレフェリーが現れてカウントを数える。(^^;
ときおりアイテムが出現。
ハンバーガーは体力を10回復。缶詰めは20回復。
グラブを取るとしばらくの間、ジャブが速くなる。

 


レフェリーの10カウント(8から数え始める)が入り、敗北すると、
松という名前のオバちゃんパーマの男にマンホールに落とされる。
ヤンキー社会は敗者に厳しい世界だぜ。

なお、これらの基本構成はアーケード版からかなり改変されている。
まずアーケード版は縦画面のゲームだ。


▲アーケード版の画面

また、廃ビルを上っていく構成は本作のオリジナルで、
アーケード版では周囲を火激軍団の幹部達に囲まれて、
順番にタイマン勝負をするという内容だった。

ただ、アクションの内容はよく覚えていないので、
本作がどこまでプレイ感の違うものなのかは判断できない。
ただ、難度が高くて大味なゲームだったという印象だけは残っている。
(タイマン前にザコヤンキーと戦うシーンはメガドライブのオリジナルだ)

「やるのかコラ!」「終わりかよ」「舐めんじゃねーぞ」「やるじゃ~ん♪」
といったボイスが頻繁に流れてくるのはアーケード版からの特長で、
そちらはメガドライブ版でも再現されている。

余談であるが、メガドライブ版のパッケージには
「爆笑バイオレンスアクション」と書かれているが、
特に“爆笑”するシーンは無いような・・。

 


ラウンド2の相手は第2隊隊長「桃田」。
モヒカン刈りがGOODな2Fのボス。
最初にドラム缶を爆発させてびっくりさせてくれるが、
これもあまり強くない。

 


だんだんコツがわかってきたのだが、
ジャブの場合は相手が追ってくるところをバックしながら打つ。
ストレートは相手が横ラインを合わせて近づいたときに特定の距離で打つ。
これで的確に相手を吹き飛ばす事ができる。
EASYモードで遊んだからかも知れないけど、ジャンプやダッキングはほぼ使わず。
何より横のラインを合わせるのが重要。
壁に追い詰められたら回り込んで逆側に移動。
これを繰り返せば攻略はラクだ。(まあ、EASYモードだけど(^^;)

 


第3隊隊長「竜二」。
砂袋で攻撃してくる汚い奴。
当たるとややダメージ大きいので注意。
マユ毛のない爬虫類系の顔は迫力充分!




第4隊隊長「浩」。
通称キンちゃん。
ねじりはち巻きをして、いつも何かを食べている。
元すもう取りで、動きはにぶいが強烈な張り手が武器。




第5隊隊長「お杉」。
緑のツナギとマイクがトレードマーク。
動きがすばしっこく、体力も結構ある。
平ボス筆頭格。




左参謀「太」
パンチも速くスタミナ充分。
さすが火激の大幹部のひとりだ。
対立組織との抗争で多数を殺傷した実績を持つ。
不意打ちが得意で女装の趣味がある。20歳。




右参謀「政美」
元暴走族出身。傷害致死3回。
拳法を得意とし、特に目にも止まらぬ速さの正拳突きには要注意!
動きの速さと技の切れ味は軍団No.1。20歳。




直属隊隊長「松」
要領の良さだけで伸し上がった総長の知恵袋で、
慶に敗れたボス達をマンホールに投げ捨てる冷酷非情の男。
黄色の戦闘服と鉄球で武装するが、その強さはさて?


今までボス達をマンホールに叩き落としてきた残虐非道の松だが、
なんと一撃で倒せるw
こういう個性好き。

 


そして最上階へ。
一緒に連れてるスケは、ケバいアーパーギャル!

 


火激軍団・総長
氏名・年齢・国籍・住所すべて不詳。
いつ、どこからこの街にやって来たのか誰も知らないが、
けた外れの強さと残忍な性格で街中の不良をまとめ上げ、火激軍団の頂点に立つ。
その異様に老けた容貌は、戦う前からすでに相手の戦意を失わせる力を持っている。


そして総長を倒してエンディングへ。


主人公の慶は硬派な奴かと思ってたけど、
総長から奪ったアーパーギャルの尻を撫で回すスケベっぷりを最後に披露。
(撫で回す手はアニメーションしていますw)

 

SCREENPLAY
ONE TWO DIAMOND

PROGRAMMING
MR.NAGAYA
CUBE AND TODA

GRAPHIC DESIGN
MIKE YOROZUYA
MOTOR GUNMA

MUSIC COMPOSED BY
KANEKO CO.,LTD.
MECANO ASSOCIATES

MUSIC ARRANGED BY
MECANO ASSOCIATES

SOUND DESIGN
M.SUZUKI

DIRECTED BY
PROFESSOR BANBAN

PRODUCED BY
DRAMATIC A GO GO

PRESENTED BY
HOT・B

 

 

ちなみにオリジナル版には尻を撫で回すエンディング画像はなく、
最後まで硬派な世界観でまとめている。


▲アーケード版のエンディング画像

 

さて、本作メガドライブ版「火激」は、
実に珍しいトラブルを起こしている。
本作の発売日となる1991年4月26日の読売新聞に
こんな記事が掲載されていた。

家庭用TVゲーム ユーザーの皆様へ
4月26日発売のホット・ビィ社製のゲームソフト「火激」は、
当社製作による業務用ゲーム「火激」とは全く関係のない別のゲームですので、
ここにユーザーの皆様にお知らせ申し上げます。
(株)金子製作所

アーケードの移植ゲームなのに、
移植元の会社が「このゲームは移植元とは無関係」という宣言をする。
これは一体どういう事だろうか?
普通は移植元の権利を持っている会社が認めなかったら販売できないのではないか?
販売停止でも内容修正でも訴訟でもなく
「原作側が新聞掲載で無関係を訴える」という異例の結末。

そもそもカネコはこのゲームのどこに問題を感じていたのだろうか?
内容の改変はあるものの、ゲーム内容はそれなりに遊べるものになっている。
「商品レベルに達していない」と問題になるようには思えない。

ひょっとして「尻を撫でる」エンディングによって
硬派な世界観がブチ壊された事に怒ったのだろうか?

はたまた、パッケージの裏表紙で、
「アーケードの迷作が帰ってきた。」
などと自虐的な売り文句をホット・ビィが勝手につけた事にキレたのか?

 

それにしても、あきらかに移植ゲームなのに、
「これは無関係」などと新聞に記事を載せるなどというのは
何か大人げない私情のもつれがあったのではないかと興味が尽きないぜ。(^_^;

今日のチョイ呑み(164)「イザカヤ」

今日は戸田公園にある「イザカヤ」でチョイ呑みだ。

「ラーメンはたまに食べるぐらいがちょうどいい(46)」
で紹介した「鶏そば・つけそば ごろいち」。
俺様はあそこの「塩つけ麺」がめちゃめちゃ好きだった。
塩つけ麺ランキングでは世界ベスト3に入るぐらい。
ところが戸田駅にあった店舗は
北戸田の『全力とんこつ多万吉屋』に合流する」との張り紙とともに閉店。
しばらくして戸田公園駅で「ごろいち」は復活するが、それも2022年4月頃閉店。
さらには「全力とんこつ多万吉屋」も既に閉店している・・。
もうあの絶品の塩つけ麺は食べられんのかのぅ・・。

そんな「ごろいち」戸田公園店の跡地に「イザカヤ」という居酒屋が出来ていた。
もしかしたら、経営元が「ごろいち」と同じで、メニューの中につけ麺があるかも!?
そんな期待を胸に潜入調査だぜ!

 


まずはビールで喉を潤しながらメニューを吟味だ。
つき出しに鶏スープ。いきなり美味い。

 


最初にやってきたツマミは「夏野菜の揚げ浸し」
暑い夏はまずこういうさっぱりしたのでスロースタートが良いね。

 


続いて「とろけるチーズハムカツ」
極厚のハムカツにチーズがアクセントとして活きる!

 


ここからホッピーセット白に切り替えてギアチェンジ。

 


次はメインエベント「異次元のチキン南蛮」
むね肉なのに超しっとり。
大阪「ザ・ニューワールド」という店の人気看板メニューらしい。
チキン南蛮は宮崎で食べた事あるけど、
“異次元”言うだけあって負けてない美味さ。

 


お次は「出汁かけ玉子」
出汁巻きを出汁汁にヒタヒタにつけたまま出したもの。
この店はこの出汁が売りらしい。
染みるなぁ~。

 


ここらで日本酒行きます。
こちらは「仙禽 オーガニックナチュール」
完全無添加の技法で生まれた超自然酒とのこと。
けっこうなセメダイン臭。
仙禽というとカブトムシのラベルが有名だけど、
それとは全然違う味わい。奥が深い。

 


シメは「絶品台湾まぜそば
これ居酒屋で食べられるレベルじゃない専門店の美味さ。
素晴らしいシメだぜ・・。

 


お会計を頼むと、最後に出汁スープが出された。
最後まで抜かり無い店だな、うんうん。

そう言えば、この店のメニューに「塩つけ麺」は無かったが、
そんな事も忘れてしまうほど凝ったメニューで楽しませてくれる居酒屋だったな。
またきっと来るぜ。

88ゲーム回想録(29)「アルフォス」

アルフォス
発売元:エニックス
発売時期:1983年6月
定価:4800円(テープ版)/6800円(ディスク版)
対応機種:PC-8801

 


1983年1月にアーケードで登場したゼビウスは、
当時のゲーマーに大きな衝撃を与えた。
そこには次世代ゲームの誕生を思わせるブレイクスルーがあった。

となれば、おのずと「家でゼビウスを遊びたい」という声は出てくる。
このときよく売れていたゲーム機はカセットビジョンだが、
ゼビウスのようなスクロールシューティングを再現するには
あまりにスペックが弱すぎる。
そこで「パソコンでゼビウスを出せないか?」という話になる。
ところがパソコンにはゼビウスを作るのに重要な機能が無い。
それがハードウェアスクロールとスプライトの要素だ。
当時のパソコンで画面が動いているように見せるには
全画面をまるまる書き換えていく必要があり、
スピート感を要するアクションやシューティングは苦手なジャンルとされていた。
ましてや最先端ゲームの「ゼビウス」を再現するなど不可能だと考えられていた。
ちなみにこの1983年という年は、
そのスプライト機能を有するMSXとファミリーコンピューターが登場する。
その前夜となる時期のお話である。

エニックスは何とかPC-8801で「ゼビウス」のようなゲームが作れないかと考えた。
その不可能を可能にする天才プログラマーを知っていた。
それが森田和郎さんである。
1982年にエニックス第1回ゲーム・ホビープログラムコンテストを開催。
すでに天才プログラマーとして名が知れていた森田和郎さんに
エニックスから参加をオファーしている。
そして森田さんは期待に見事応えて「森田のバトルフィールド」というゲームで
最優秀プログラム賞を受賞していた。
エニックスからの「ゼビウスのようなゲームを作って欲しい」という依頼に
森田さんのプログラマー魂は燃えた。
「不可能と言われている事をプログラム技術と工夫で可能にする」
それこそが森田さんのプログラマーとしての矜持を満たすものであった。

 


ゼビウス」を目指して作られたこのゲームであるが、
それほど「ゼビウス」には似ていない。
対空ショットと対地ミサイルを使い分けて進む構成は同じだが、
ビジュアルやステージ構成などほぼオリジナルと言って良い内容である。
だがパッケージやタイトル画面に「(C)NAMCO」と表記があるように、
ナムコの許諾を得ての販売となっている。
これはナムコからクレームを受けてのものではなく、
エニックスからナムコへ「ゼビウスと似た本作を販売して良いか?」と打診したもの。
なぜわざわざそんな事をしたのか?
「これはゼビウスを参考にして実現させたナムコも認めるゲームです」
と知らしめるしたたかな目的があったのではないかと俺様は推測する。

 


テンキーの2、4、6、8で移動。
組み合わせる事で斜め移動も可能である。
Xキーで対空ミサイルを撃ち、Zキーで地上へ爆弾を落とす。

 


ゲームがスタートすると、ヌルーッとした滑らかなスクロールで海岸線が降りてくる。
これはとても凄い事だった!
そして軽快な動きで登場する敵キャラ。
それをショットで片付けていくテンポ感。
前述したように、通常の方法でこれをパソコンで実現するのは不可能。
森田さんは動的に空中物と地上物を表示しながら
スムーズにスクロールさせる技術として、
パレット機能とバンク切り換えを利用する方法を編み出してこれを実現させた。
スピーディにゲームを進行させるために
プログラムのループ命令をほとんど使わずに組むなど、
天才プログラマーの本領を遺憾なく発揮して本作は生み出された。

本作の登場によって様々なプログラマー達を刺激し、
その後に登場するパソコンゲームに多くの影響を与えるのだった。

 

ただ本作「アルフォス」は偉大なる実験作ではあったものの、
シューティングゲームとしては難易度が高すぎるし、
ステージ構成も単調で、「ゼビウス」と肩を並べるような存在では無かった。

 


こちらは「ゼビウス」におけるアンドアジェネシス的な存在の「アルフォス」。
そう、アルフォスは自機の事ではなくボスキャラの事だった。
パッケージにも
「目指すは誰も見たことがない巨大なるアルフォスを破壊すること」
と書かれており、一応の目的はアルフォスの撃破となるが、
本作にエンディングは無く、無限ループでハイスコアを目指すゲームとなっている。
ディスク版ではハイスコアをディスクに保存する事ができる。

むせる散歩

食う者と食われる者、
そのおこぼれを狙う者。
牙を持たぬ者は生きてゆかれぬ暴力の町。
あらゆる悪徳が武装する稲城長沼の町。
ここは百年戦争が生み落とした大河原邦男の生誕地。
俺様の体に染みついた硝煙の匂いに惹かれて
危険な奴らが集まってくる。

今日の散歩は、東京都稲城市にあるJR南武線稲城長沼で下車。
この地にはメカニックデザイナー大河原邦男さんが在住しているという事で、
駅の南口を降りたすぐ目の前に大河原邦男さんがデザインした
アニメ「装甲騎兵ボトムズ」に登場するスコープドッグ
等身大モニュメントが公開されている。

スコープドックはどの角度から見てもカッコいいなぁ~。
ちなみに現在はレッドショルダーバージョンになっている。
これは2022年10月31日までの限定バージョンだ。

スコープドックが展示されている「いなぎペアパーク」内には
稲城市の観光案内所「いなぎ発信基地ペアテラス」が併設されており、
大河原邦男さんがデザインしたガンダムやザクも展示されている。
(こちらは等身大じゃないけどw)

 

施設の横にある柵のレリーフも見逃さないように注意だ。

 


ペアテラスの中にも入ってみよう。

 


大河原邦男先生の直筆イラストとサイン。

 


辛そうなカレー・・。

 


レイズナーの枡!
欲しい!

 


ハロ。

 


マンホールの蓋。
ガンダムヤッターワンが並ぶ光景はなんか嬉しい。

 


これらも大河原邦男先生がデザインした、
「全日本製造業活性化計画(JMRP)」に提供した「イグザイン」と、
稲城市のイメージキャラクター「稲城なしのすけ」。

狭いスポットだが、色々と見応えあるなぁ。
俺様はコーヒーを飲みながらこの場の空気を楽しんだ。


稲城長浜のコーヒーは苦い。

 



バカ映画大研究(39)「死霊の盆踊り」


死霊の盆踊り
ジャンル:ホラー
上映時間:92分
1965年アメリカ映画
監督:A・C・スティーヴン
出演:ウィリアム・ベイツ
1987年9月28日日本公開

バカ映画界において、最も有名だと思われる作品。
というのも、この映画は『史上最低の映画監督』と呼ばれた
エド・ウッドが脚本・制作を担当した事が起因している。
まあしかし、かつてこんな退屈な映画は観た事が無い。
交通事故で意識を失ってしまったカップルが、闇の使い達に捕まり、
死霊(死霊というかストリップ嬢)の踊りを延々と見させられるというだけの映画。
この踊りも、素人が適当にフリをつけたレベルで、
観ているこっちが鬱になる。
(捕らえられているカップルにとってはある意味、殺される以上の拷問かも…)
この映画は、ホラー映画とは名ばかりで、
オッパイ出したオネーちゃんを踊らせたかっただけだと思われる。
悪魔と闇の女王がダラダラと司会進行をつとめるのだが、
棒読みだし、低視聴率で低人気の深夜番組みてるみたいだ。
「はい、次の死霊踊って」みたいな感じで。
映画の最初と最後のナビゲーターをこの悪魔のおっさんがやっているのだが、
あきらかにカンペ読んでます(^^;
早送りで観てやっと我慢できるレベルであるが、どうしても観たいという人は、
まずエド・ウッドの半生を描いた
ティム・バートン監督の『エド・ウッド』を観てから鑑賞すると
別の視点で鑑賞できて趣深いと思う。

それにしても「死霊の盆踊り」という邦題が素晴らしい。
原題は「Orgy of the Dead」なのだが、
それを「死霊の盆踊り」と命名して配給したのは映画評論家の江戸木純さん
この邦題によってこの映画が
「ゲテモノ好き専門」である事を的確に示している。GJ。

 

 

警戒レベル:
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カレー番長への道 ~望郷編~ 第364回「炭焼き酒場 雅」

今日は戸田公園「炭焼き酒場 雅」でカレー修行だ。


ここはランチメニューにキーマカレーがある店だ。
キーマカレーのメニューには4種類あり、
雅流海鮮キーマカレー、温玉キーマカレー
チェダーチーズキーマカレー、温玉チーズキーマカレー
トッピングに「トマトのせ」、「アボガドのせ」がある。
俺様は「温玉チーズキーマカレーを注文。
やがてカレーがやってくる。


キーマの上に炙りを入れたチーズ、温玉。
片面にはレタスとトマト。
これを混ぜて食べるわけだが、何やら既視感。
この食べ方はタコライスだ!
カレー味のタコライスと考えると腑に落ちる。
こういうキーマの方向性もあるのだなァ。
美味い美味い。
キーマを探ってみると、具としてイカが入っていた。
キーマで海鮮系というのも面白い。
味噌汁はあまりこのカレーに合ってないけど、味噌汁として美味い。
今度はアボガドも追加して食べてみよう。