ネオジオは100メガショックの夢を見るか?(04)「麻雀狂列伝 西日本編」

f:id:g16:20210116113244p:plain

麻雀狂列伝 西日本編
(SNK)

1990.4.26発売/18000円/麻雀
勝負、女、夜の喧噪。

 

f:id:g16:20210116113430p:plain

本体同時発売タイトル。
(ロンチは本作を含めこれまで紹介した4本である)
昭和タッチの激シブ麻雀ゲーム。
その設定がなんともドロ臭い。
プレイヤーは大阪のプロ雀士で、
錆びれた雀荘でハゲオヤジと麻雀を打つ事から始まる。
バックには演歌のカラオケをデュエットで歌うBGM…。
この貧乏臭い臨場感はただものじゃねぇ・・・。
ハゲオヤジに麻雀で勝つと、
そのハゲオヤジに連れていってもらったクラブでホステスを口説く。
「二人で飲み直さないか?」
なんて事を言って街へ繰り出す。酔いつぶれるホステス。
「じゃあちょっと休んでいこうか。」
そのままホテルへチェックイン。
ベットに倒れ込むホステス。
ここで選択肢登場。
選択1:一緒に寝る
選択2:スカートの中をのぞく
選択3:服を脱がす
って言うか、黙って見てりゃハッチャケ過ぎだろ(^^;
って言うか、これ麻雀ゲームですよね?
その晩結ばれた二人はその後も付き合いを続けた。
あるとき、彼女の父親に呼び出される。
その父親は裏社会をも動かす企業の会長だった。
「君が●●●くんかね。」
こんな具合にやけに長いアドベンチャーゲーム風のシーンが続いていく。
そのとき、突然画面が暗くなり「コンティニュー?」の文字。
え!?何が起こったんだ!?
実はこのゲーム、麻雀の得点に応じて貰える
タイムボーナス分しかドラマシーンが見られない仕組み
なのだ。
これ以上ストーリーを楽しみたい人はお金を入れて下さいってわけ。
“場末のノゾキ小屋”を思わせるこんなインスト設定までも泥臭いぞ。(笑)
こんな感じで長いアドベンチャーと対局を繰り返すこのゲーム、
この泥臭臨場感システムにハマるとちょっと抜け出させなくなる。(爆)

 

最後に麻雀のシステムもちょっと紹介しておこうか。
オーソドックスな二人打ち麻雀だが、
特定の牌を持って1局を終了するとポイントが増える。
このポイントを使って“牌交換”などのイカサマ技を使用する事が出来る。

 

ストーリーの舞台は大阪、神戸、広島、博多と4ステージあり、
計8人と対局をしていくのだが、いずれも対局相手が異様に強い。
また、ラスボスの「中洲の龍」戦ではコンティニューが出来なくなっており、
負けるとバッドエンディングとなる。
このゲームで真のエンディングを見るのは相当にキツイ。
そういう意味では家庭用でジックリ遊ぶのに適したタイトルであり、
ロンチの4本の中で最も押さえておくべきタイトルは本作だと“今なら”言えるw

 

さて、ネオジオには「麻雀コントローラー」が発売されていたのをご存知だろうか?

f:id:g16:20210116121255p:plain

捨て牌を直接指定できたり、
チー、ポン、カン、ロンなども専用のボタンがあったりする
当時ゲーセンではよく見た麻雀ゲームのアレである。
ただ本作のように、ネオジオの麻雀ゲームは
対局以外のシチュエーションでの操作(選択肢など)が求められる事が多く、
その操作をするためにセレクトボタンを押しながらチー、ポン、カン、ロンを押すと
上下左右の操作が出来るようになっているのだが、
対応ソフトが5本しか出なかった周辺機器なんだから、
方向スティックぐらいつけとけよと思う。(^^;
(専用コントローラーの方が操作が不便てw)

 

f:id:g16:20210116121316p:plain

 

ネオジオは100メガショックの夢を見るか?(03)「マジシャンロード」

f:id:g16:20210115151456p:plain

マジシャンロード
(アルファ電子(ADK))
1990.4.26発売/15800円/横アクション
魔の世界へ。

 

その後、「ワールドヒーローズ」シリーズなどをリリースし、
ネオジオのベストサードパーティとなり、
SNKとともにネオジオを牽引したアルファ電子(ADK)の参入第一作
そしてネオジオ本体と同時発売タイトルでもある。
(MVS版は先行してリリースしていた)

 

f:id:g16:20210115151653p:plain

とんがり帽子を被った魔法使いが、
変化の魔法で様々なモンスターに変身しながら
ステージを進んでいくサイドビューアクション。
基本操作はショット&ジャンプで進み、
場面に合わせて有利な変身をしていく…といった流れ。
見た感じの印象はタイトーの『カダッシュ』に似ている。
世界観は魅力的であるものの、どうもこのゲーム、難易度が高過ぎる気がする。
キャラクターが大き目なのと、敵の攻撃がシビアな事があって、
「この通路はどうすればダメージを食らわないで抜けられるの?」
という箇所が後半になると続出する。
もっと万人向けのバランスにすれば名作になる可能性もあったんだけど。

ちなみに本作は、のちに発売された「クロス・ソード」と世界観を共有している。

 

f:id:g16:20210115151741p:plain

この「マジシャンロード」は俺様が最初に買ったネオジオソフトだった。
実を言うと俺様は「餓狼伝説」などの
格闘ゲームを遊ぶためにネオジオを買ったわけではない。
当時のゲーム機ではスペック的に移植が難しい
デラックスなアーケードゲームを家でプレイする事に憧れていた。
だがゲーム基盤を購入するのはとにかく高い。
そこでネオジオである。
ネオジオ本体と同時に発売された4本のタイトルの中で、
“デラックスなアーケードゲーム”を最も感じさせるのが本作だったのである。

ネオジオは100メガショックの夢を見るか?(02)「ベースボールスターズプロフェッショナル」

f:id:g16:20210114220827p:plain

ベースボールスターズプロフェッショナル
(SNK)

1990.4.26発売/18000円/野球
超興奮スタジアム!ベースタ。

 

f:id:g16:20210114220846p:plain

本体同時発売タイトル。
メジャーリーグを題材にした野球ゲーム。
登場球団は16チーム。
実際のメジャーリーグのチームがトレースされているわけではなく、
メジャーリーグオールスターチーム、日本のプロ野球オールスターチーム、
サムライチーム、忍者チーム、軍人チーム、妖怪チーム、アニメヒロインチーム、
SNKキャラチーム、ハリウッド映画キャラチーム、西洋騎士チーム、悪魔チーム、
天使チーム、惑星チーム、アニメ主人公チーム、花の名前チーム、偉人チーム
・・といったバラエティに富んた球団が用意されている。

 

f:id:g16:20210114222155p:plain

システムはオーソドックスで、プレイ感覚はファミスタに近い。
しかし演出に乏しく、プレイしていると孤独感が募る。
特に白1色で何の飾り気もないフォント(文字)はいかがなものか?
1コインで一定時間遊べる方式であり、
勝ってても負けてても時間が来るとコンティニュー画面になる。
ゲーセンのスポーツゲームでは珍しくない方式だが、
ゲームが上手ければ1コインでいくらでも遊べるというのが
アーケードゲームカタルシスだった気がするから、
熱中に水を差すシステムだったとは思うね。

ネオジオは100メガショックの夢を見るか?(01)「NAM-1975」

f:id:g16:20210113160226p:plain

NAM-1975
(SNK)
1990.4.26発売/13800円/シューティング

要人救出の使命を受けて、再びナムに還ってきた。


本体同時発売タイトル。

ベトナム戦争末期が舞台で、誘拐された博士とその娘を助けるのが目的。
主人公はコードネーム・シルバーとコードネーム・ブラウンの二人。
全6ステージ。

f:id:g16:20210113162113p:plain

プレイヤーは画面奥を向いており、画面は横に進んでいく。
カーソルを敵に合わせてマシンガンや手榴弾で敵軍を倒していくのだ。
攻撃ボタンを押している間はカーソルを動かし、
方向ボタンのみだと左右に移動する仕組み。
Cボタンでダッシュも出来る。
2人同時プレイ可能。

f:id:g16:20210114222106p:plain

システム的にはなかなか良好で、
こういったタイプのゲームとしては合格ラインだと思う。
が、とにかく敵の攻撃が厳しい。
難易度の高さによって、ゲームの魅力がトーンダウンしているように思える。

ステージ間のビジュアルシーンに登場する顔が、胸焼けするほど濃いのは、
ベトナム戦争の過酷さを表現した所以だろう。知らんけど。

f:id:g16:20210113161901p:plain

f:id:g16:20210113161904p:plain

 

 

 

わが青春のPCエンジン(107)「ラビオレプススペシャル」

f:id:g16:20210112231134p:plain

ラビオレプススペシャル
(ビデオシステム)
1990年10月19日/横シューティング/6800円

 

f:id:g16:20210112231159p:plain

1987年にビデオシステムがアーケードでリリースした
横スクロールシューティングの移植。
移植を担当したのは、
ゲームボーイの「ロックマンワールド」シリーズを(「2」以外)開発した
水口エンジニアリング
同社は任天堂からリリースされた
ゲームボーイ向け縦シューティング「ソーラストライカー」も開発している。

 

アーケード版の名前は「ラビオレプス」で、
PCエンジン移植に際して「スペシャル」が名前に追加されている。
「ラビオレプス」は、それまで「ランジェリーハウス」「お雀子クラブ」といった
脱衣麻雀しか出していなかったビデオシステム
シューティングゲームに挑戦した一作目だった。

 

f:id:g16:20210112231216p:plain

ウサギ型のカワイイ戦闘機を操作して、
さらわれたバニーランドの王家を救うストーリー。
ノーマルショットはオート連射。敵に近距離になるとパンチに切り替わる。
ノーマルショットには強化要素は無く、実質正面の敵しか撃つ事が出来ない。
誘導ミサイルは回収した数だけ撃てる。リボンを取るとミサイルが強化される。

シールドは最大3。つまり3回ダメージを受けると少し前からやり直し。
残機が無くなるとゲームオーバー。
クレジット数(3)分だけコンティニュー可能。
シールドはニンジンを回収すると回復するが、そんなには出ない。

 

f:id:g16:20210112231233p:plain

このゲーム、普通にプレイしているとハチャメチャに難易度が高い。
何が難しいかというと、出てくる敵がカタ過ぎる。
一体に対してしばらく撃ち込んでいないと倒せないやつが多い。
そうこうしているうちに周囲に敵や敵弾が迫ってきて逃げ場を失う。
敵弾のスピードも速く、逃げても追いつかれて死ぬ。
ここで重要なのは有限の誘導ミサイル。
この誘導ミサイルは他のシューティングのボムより凄く強い。
ザコ敵は一瞬で一層するし、ボスであっても3発ぐらい当てると倒せたりする。
そして逃さず回収していれば、十分な量を確保できる。
つまりこのゲームの攻略は、
誘導ミサイルを温存せず適切に激しい攻撃の場所でためらわず使う事だ。
そしてミサイルが尽きないように適切に回収する・・という事になる。

 

f:id:g16:20210112231248p:plain

f:id:g16:20210112231251p:plain

f:id:g16:20210112231255p:plain

f:id:g16:20210112231258p:plain

ステージを進んでいくと、
うさぎのカワイイキャラクターとは異質な敵デザインが目についてくる。

f:id:g16:20210112231325p:plain

f:id:g16:20210112231327p:plain

f:id:g16:20210112231329p:plain

なんだか怪しげなセンスだw
ボスがゾウとかww

f:id:g16:20210112231357p:plain


ステージ6ではターバン師匠みたいなの出てくるしw

f:id:g16:20210112231411p:plain


そんなこんなで最終ボス。

f:id:g16:20210112231425p:plain

まずこの巨人には謎が隠されている。
バトルアックスを構えているので、足元しか攻撃が当たらない。
そこを狙って撃っていると、一度消えるのだが何度も復活する。
おかしいな?と思って消えた瞬間に巨人の背面の位置に移動。
壁に向かって撃っていると、ボスの本体が出現した!

f:id:g16:20210112231446p:plain

残ったミサイルを撃ちまくってクリア!

 

f:id:g16:20210112231504p:plain

PROGRAMMER
K.YOUZI
W.HIROSHI
KIN.CHAN
K.MURATA

DEBUG
HINASAN
AKISAMA
TORU
N.MASARU

DESIGNER
SHINSUKE NAKAMURA

MUSIC AND S.E.
NAOKI ITAMURA

DIRECTOR
SHINSUKE NAKAMURA

PRESENTED BY
VIDEO SYSTEM CO.,LTD.

 

f:id:g16:20210112231702p:plain



このゲームは特定のステージクリア時に
二人の王女と王様を救出するシーンが挿入される。
超絶難易度の本作におけるコーヒーブレイクに相当するシーンだ。
アーケード版ではバニーガールが目を癒やしてくれていたが、
ビデオシステムのご乱心か、水口エンジニアリングの余計なお節介か、
うさぎの着ぐるみに変わっていた。

 

f:id:g16:20210112231721p:plain

▲アーケード版

↓↓↓

f:id:g16:20210112231735p:plain

▲PCエンジン版

 

 

f:id:g16:20210112231744p:plain

▲アーケード版

↓↓↓

f:id:g16:20210112231754p:plain

▲PCエンジン版

 


ビデオシステムと言えばアーケードで脱衣麻雀をたくさん排出していた会社。
ましてやPCエンジンは
「必然性があれば乳首を出しても怒られない奇跡のハード」である。
なにやってんだビデオシステム!!(怒)

アストロシティミニ収録タイトルレビュー(8)「エイリアンストーム」

f:id:g16:20210111163939p:plain

エイリアンストーム
1990年リリース

 

f:id:g16:20210111164004p:plain

セガのか開発部の一つAM1研内で編成された「チーム・シノビ」
これまで「忍 -SHINOBI-」「獣王記」「ゴールデンアックス
といったゲームを開発してきており、
本作はそんな「チーム・シノビ」の4作目である。

 

f:id:g16:20210111164147p:plain

最初に男、女、ロボットの中から操作キャラクターを選択。
一度選ぶとコンティニューしても変更は出来ない。

 

f:id:g16:20210111164202p:plain

3人は普段「ALIEN BURGERS」という移動販売のホットドック屋をやっている。

f:id:g16:20210111164215p:plain

そこにエイリアン侵略の通報が入る。

f:id:g16:20210111164230p:plain

f:id:g16:20210111164233p:plain

するとバンの「ALIEN BURGERS」のロゴが「ALIEN BUSTERS」に変わって出動。
なんともオシャレなオープニングじゃ~ないか!

 

f:id:g16:20210111164253p:plain

このゲームはベルトスクロールアクションに分類されるのだが、
一般的なベルトスクロールアクションと比べて異色な点が多々ある。
操作は攻撃、転がり、スペシャルアタックの3つ。
ほとんどのベルトアクションな採用されているジャンプ操作は存在しない。
そして攻撃にパンチやキックといった格闘戦は無く、
それぞれ科学兵器でエイリアン達と戦う。

 

f:id:g16:20210111164309p:plain

赤い服のゴードンはサンダーガンで電撃を浴びせる男。
たぶんゴーストバスターズの装備をイメージしている。

f:id:g16:20210111164324p:plain

黄色い服のカーラは火炎放射器を使う女。
たぶん映画「エイリアン」をイメージしているのだろう。

f:id:g16:20210111164526p:plain

そしてロボットのスクーターは電磁ムチなどが自分の体に備わっている。
スクーターでスペシャルアタックを使うと自爆して頭だけ残り、
後方から新しいボディが走ってきて
その頭を装着するというトリッキーな設定がされている。

 

ベルトスクロールアクションゲームには解決しなければならない課題がある。
それは同じ事の繰り返しになる単調さの解消だ。
本作では通常ステージの合間に

f:id:g16:20210111164646p:plain

主観視点のガンシューティングステージ

f:id:g16:20210111164701p:plain

強制スクロールのシューティングステージがテンポ良く挟まり、
その単調さを力技で緩和している。

 

f:id:g16:20210111164720p:plain

f:id:g16:20210111164723p:plain

f:id:g16:20210111164725p:plain

f:id:g16:20210111164730p:plain

f:id:g16:20210111164734p:plain

f:id:g16:20210111164739p:plain

f:id:g16:20210111164743p:plain

f:id:g16:20210111164747p:plain

f:id:g16:20210111164752p:plain

映画「遊星からの物体X」やセガの「エイリアンシンドローム」を想起させる
禍々しいエイリアンのデザインがとても魅力的。
それらエイリアンに科学の力で立ち向かう姿は、
まるでB級ハリウッドSF映画の世界である。

 

f:id:g16:20210111164839p:plain

そして最終戦の舞台はエイリアンの母船へと乗り込んで宇宙へ。

f:id:g16:20210111164858p:plain

母船の中はルート分岐があり、選んだ通路によって違った戦いが展開される。

 

f:id:g16:20210111164916p:plain

そしてエイリアンのブレインとの戦いはガンシューティングステージだ!

f:id:g16:20210111164941p:plain

激しい攻撃をしのいで撃破。

 

f:id:g16:20210111164955p:plain

宇宙船も大破。

f:id:g16:20210111164958p:plain

3人はバリアーみたいなのに包まれて脱出成功。

f:id:g16:20210111165002p:plain

「END」が出たあと、ポップなイメージビジュアルが流れる。

f:id:g16:20210111165027p:plain

f:id:g16:20210111165030p:plain

f:id:g16:20210111165035p:plain

f:id:g16:20210111165041p:plain

このセンスがたまらなく愛おしい。

 

f:id:g16:20210111165108p:plain

ゲームオーバーになるとプレイ審査が行われ得点が発表される。
審査員の中に「ゴールデンアックス」のギリウス=サンダーヘッドがいるね。

 

f:id:g16:20210111165125p:plain

「チーム・シノビ」の集大成を思わせる、
良い意味での悪ノリが素晴らしい快作だ。
既存のベルトスクロールアクションでのバランスを考慮してか、
科学兵器も全て近距離でしか当たらない構成であるが、
そこにこだわらずに遠距離への射撃できるようにしたら
どんなゲームになっていたかとも思うねー。
(それはそれでアクションシューティングの良作になっていた気がする)

 

このゲームはアーケード版リリースから約1年後に
早くもメガドライブ版がリリースされた。
だが、その卓越したセンスのビジュアルや演出が魅力の本作において、
メガドライブのスペックに合わせた移植は最適解とは言えなかった。
以後、なぜか本作が復刻されるたびに
それは「メガドライブ版の移植」という形になり、
アーケード版が再び日の目を見る事は無かった。
今回、アストロシティミニで奇跡の復活を果たした事はめでたい。

2020年に全話観たアニメまとめ

f:id:g16:20210110233003p:plain

イエスタデイをうたって
テレビ朝日/2020年4月~6月放送/全12話
監督:藤原佳幸
脚本:藤原佳幸、田中仁
声の主演:小林親弘(リクオ役)

何も目標のないままフリーターとして過ごすリクオ
そんなリクオの前に現れる少女ハル、
リクオがかつて思いを寄せていたシナコなどを取り巻く青春群像劇。

ビジネスジャンプ及びグランドジャンプで連載していた冬目景の漫画が原作。
繊細な心のすれ違いに妙な生々しさがあった良アニメ。

 

f:id:g16:20210110233043p:plain

ジビエート」
TOKYO MX/2020年7月~9月放送/全12話
監督:小美野雅彦
総作画監督:芦屋耕平
声の主演:柿原徹也(神崎千水役)

人が怪物に変化するウイルスでパンデミックを起こした2030年の地球。
そこに江戸時代からタイムスリップしてきた侍や忍者が
生き残った人々とサバイバルの旅をする。

世界市場をターゲットに大々的に進行していたクロスメディアプロジェクトらしい。
この令和の時代に昭和チックな出来映えのアニメは逆に新鮮だったが、
とても世界市場でウケる作品とは思えない。(^^;
地球規模のゾンビパンデミック物のような建付けだったが、
後半は登場人物の過去話ばかりになり、
最後はスケールの小さい尻すぼみな展開で終わった。

キャラクター原案・天野喜孝、音楽・古代祐三、オープニング・吉田兄弟
エンディング・大黒摩季、タイトル題字・紫舟・・
といった具合にビッグネームをキャスティングして
大作感を出しているのも昭和バブルを思わせるが、
それらビッグネームとアニメの内容の温度差が激しくて耳キーンとなる。

 

f:id:g16:20210110233222p:plain

「NOBLESSE -ノブレス-」
TOKYO MX/2020年10月~12月放送/全13話
総監督:多田俊介
脚本:ハラダサヤカ、谷村大四郎、大東大介、ササキムリ
声の主演::新垣樽助(カディス・エトラマ・デ・ライジェル役)

820年の眠りからさめたカディス・エトラマ・デ・ライジェルは、
ノブレスと呼ばれる貴族達(吸血鬼)の守護者であった。
彼は執事であるフランケンシュタインを従えて、日本の学園に潜伏していた。
そんな彼の周囲に「ユニオン」という改造人間達の集団や、
吸血鬼の貴族達が関わってくる。

2016年に配信されたOVA『NOBLESSE:Awakening』の後日譚。
最初はパタリロみたいな美少年が登場する学園ギャグアニメかと思っていたけど、
終わってみればちゃんとした異能力者達によるバトルドラマだった。
登場人物達がそれぞれ魅力的で、
衝突しながらもホンワカした友情が育まれてるのが和む。

期待してなかったけど、予想外に面白かった。

 

f:id:g16:20210110233337p:plain

「禍つヴァールハイト -ZUERST-」
TOKYO MX/2020年10月~12月放送/全12話
監督:細田直人
脚本:細田直人、百瀬祐一郎
声の主演: - 阿部敦(イヌマエル役)

イヌマエルは普通の真面目な運送員だったが、
レジスタンスの活動に巻き込まれ、逃亡生活に。
そんな中で帝国が秘密裏に行っていた研究を知っていく。

KLabより配信されているスマホゲーム原作のアニメだが、
CMでゲームの映像を見る限りでは世界観はだいぶ違う感じ。
前日譚とかなのかな?これから世界が激変する?
ベルセルクの「黄金時代編」みたいな感じか。

正直言ってスマホゲーム原作のアニメで初めて面白いと思えた作品。
人間がちゃんと描かれてたから、物語がちゃんと入ってきたね。
近年のテレビアニメでは珍しい。

ゲームはやった事無いけど、このアニメ見てゲームやろうとは思えないかな。
販促としては成り立ってない。

 

f:id:g16:20210110233505p:plain

無能なナナ
TOKYO MX/2020年10月~12月放送/全13話
監督:石平信司
脚本:志茂文彦米村正二
声の主演:大久保瑠美(柊ナナ役)

人類に突然現れた超能力者達。
政府は彼らを驚異と認定し、
彼らの集められた学院に侵入して暗殺するよう派遣されたナナ。
様々な能力者達を相手に能力を持たないナナが対抗するには、
知能戦を仕掛けるしかなく、
ジョジョの奇妙な冒険」「デスノート」といった
頭脳戦ドラマに似たものを彷彿とさせられる。
雰囲気的には「ダンガンロンパ」にも似てるかもなー。
絵がライトな少年漫画風なのにその駆け引きは濃密で魅力的だ。
この構成を思いついたのが素晴らしい。
後半はどちらかというとナナが追い詰められる展開で、
もう少し頭脳戦で勝ち続けてもいいんじゃないかなと思ったけどね。
第二期ありきの最終回。
まだ楽しめるアニメになりそう。

 

f:id:g16:20210110233616p:plain

ゴールデンカムイ(第三期)」
TOKYO MX/2020年10月~12月放送/全12話
監督:難波日登志
脚本:高木登、入江信吾、吉永亜矢、谷村大四郎
声の主演:小林親弘(杉元佐一役)

樺太へと向かったアリシパらを追う杉元の一行。
第二期の流れを追っていないと、
なぜこの組み合わせで二手に分かれているのか見失う。
旅の途中、杉元らが格闘技戦に出場したり、見世物で杉元が腹を切ろうとしたり、
ギャグの配合部分も相変わらずバツグンでまとまりが良い。
途中、過去の回想エピソードも挟まり、濃厚な第三期だった。