シャイニング・フォースCD
セガ
1994年7月22日
7800円
メガCD専用
「シャイニング・フォースCD」というタイトルだが、
1992年にメガドライブでリリースされた
「シャイニング・フォース 神々の遺産」のCD-ROMでの焼き直しではない。
ゲームギア向けに1992年12月25日リリースされた
「シャイニング・フォース外伝 遠征・邪神の国へ」と
「シャイニング・フォース外伝Ⅱ 邪神の覚醒」をカップリングしたものである。
シミュレーションRPGとして生み出された「シャイニング・フォース」のシステムを
携帯ゲーム機向けにコンパクトに上手くカスタムされており、
ゲームギアタイトルの中でも傑作の部類に入る。
これらをテレビの大きな画面で遊べるだけでも価値があるのだが、
この2作から続くオリジナルの追加シナリオも収録されており、
まさに決定盤となっている。
今回はプレイしながらシナリオログという形で残しておきたいと思う。
ルーンファウスト軍侵攻に端を発したダークドラゴンとの壮絶なる戦い。
マックスを始めとしたシャイニング・フォースの偉大な働きによって、
幾多の困難を打ち破り、ダークドラゴンとの戦いは終焉を迎えました。
勝利したフォースのメンバーは新たなる平和を誓って元の生活へ戻りました。
ある者は行方を絶ち、またある者は修行の旅を続け、
そしてまたある者はそれぞれの故郷へと戻って行きました。
そしてアンリはガーディアナ国へ戻り、
女王となってケン、ダグ、ロウ達とともに
祖国の再建に力を注いだのでした。
このお話は、それから20年後の物語です。
アンリ王女の眠りを覚ますために・・・
ラグを隊長とした遠征軍を差し向けた・・・
わー!これからどうなるのかな?
あっ、お客様ね!
このご本を読みに来たんでしょ。
じゃっ、一緒に読みましょう!
じゃあ持ってくるからちょっと待っててね。
お待たせーっ
ねえねえ、この主人公は何ていうお名前なの?
ニックさんて言うのね。
かっこいいんだーっ!
どのぐらい難しいのかなー。
【普通/ほどほど/難しい/極悪!!】
わかった、いつものね。
それじゃ早く読んで!
早く早くーっ!
「アンリ女王に申し上げます!
ただいまルーン大陸の南、
サイプレス国よりの使者がご挨拶にと参っております。」
「なんと、サイプレスよりの使者?
アンリ様、どういたしましょうか?
アイプレスは未開拓の場所、
好戦的な土地と聞きますぞ。」
その時、表の方から争う物音がした。
「お待ち下さい!
ただいまお取次ぎをしているところです。」
「うるさい!こんなところでおめおめと待っていられるか!
お前らこそ黙るがいい!
くらえ!スパークレベル3!」
「ばかめ!大人しくしていれば手荒な真似をせずに済んだものを。
さてアンリ女王に会うとするか。」
「控えろ!狼藉者め!わがガーディアナ王の前で
勝手な振る舞いは許さんぞ!」
ケンはヤリを持って身構えた。
「グフッ、グフッ、グフフフッ。
噂では…ガーディアナはみな礼節をわきまえるとか…
しかし噂はアテにならぬな。ダントム!フレーベル!」
「ウォォォーッ!
グシュー…グシュー…
我らに歯向かうとはバカなやつ!
さあ来るがいい、遠慮はいらぬ。」
「その騎士はあたしのもんだよ。さあおいでシャイニング・フォース。
光の力を見せておくれ。」
「待って!みんなおどきなさい!
私がこの国を統治する者、ガーディアナの王アンリです。
南方よりのご使者に対しての数々の無礼お許し下さい。」
「これはこれはご丁寧な…
わたくしはサイプレス国の使者。そして大神官のウォルドル。
控えるのは精鋭達です。
我々が本日参ったのは、アンリ女王にサイプレス国王の贈り物をお届けするため。
わが国の友好の証として、さあどうかお受け取り下さい。
そしてどうかお確かめ下さい。」
アンリは小箱を開いた…。
小箱から黒いガスが吹き出した。
「あっ!アンリ様ーっ!」
「グフッ、グフッ、グフフフッ。
ガーディアナの者どもーっ、心して聞くがよいぞ!
アンリ女王は永遠の眠りについた。
しかしながらわが神の力で再び目を覚ます事もできる。
そのためにはわがサイプレスに服従を誓わなければならぬ。
それともわが国に攻め込むか?
いずれにしろ、よく考える事だ。
アンリ女王を助けるためにはサイプレスまでやって来ることだ。」
かくしてガーディアナ国は邪悪なるものとの戦いに巻き込まれていくのだった。
アンリ女王にかけられた永遠の眠りを覚ますため、
ガーディアナはサイプレスによりすぐりの精鋭達を差し向けたのだった…が…
「おそい!…遅すぎるぞ!
ロウ殿!そう思いませんか?」
「ふーむ…確かに…あれから一月、何の連絡もありませんね。
精鋭軍が敗れたとしたら、我らの力の及ばぬ話だ。
ケン殿、どうなさるつもりですか?」
「このままむざむざとサイプレスに服従を誓えと言われるか!
しかし我らは留守を守る身、おっしゃる通りかも知れません…
ほかに派遣できる者もいない。」
「待って下さい!どうか私たちに行かせて下さい」
「お前はラグの一人息子の戦士見習いのルースではないか。
私たちにとはどういう事だ。」
「はい、それはこういう事です。」
ルースは指笛を吹いた。
「おお、なんと、お前達は…」
「久しぶりだな、エルフのシェイド、お父上のハンスはお元気か?」
「オフコース、エルフの森にて父の命令で参りました。
父からもくれぐれもよろしくと。」
「君は巨人族のモンクだね。
僕の知っている光の戦士によくにているような気がするが?」
「ゴングおじさんの事ですか?
あなたのお噂は聞いています。とても勇敢な方だったと。
おじさんの代わりに役に立とうと、この悪巧みに参加しました。
シグと言います。どうぞよろしく。」
「君たちにはいつも驚かされる。美人姉妹の末っ子だったね。
ウエンディ、君までどうしたんだ?」
「タオ達がいつも自慢するの。
もちろん光の戦士の事よ。今度のことはいいチャンスよね。」
「騎士アピス…わが息子よ。お前…本当に良いのだな。
危険な遠征になるぞ。」
「はい、父上!あっ、いえっ、ケン騎士長!覚悟の上です。
どうか我々にお任せ下さい。」
「そして君は…父親を、
遠征指揮官のラグ隊長を助けに行くと、そういうわけだな。
ルース!リーダーは誰なんだ。
お前達だけの悪巧みではない事ぐらいはお見通しだ。」
「それが…」
「おーいっ、ちょっと頼むよ。ばれちまった、出てきてくれよ」
「きっ、君は!あなたはマックス?」
「いや‥似ているが‥違うようだ。」
「ふう…驚かさないで下さいよ。
彼が伝説の光の戦士のリーダーだった人なのかと思った。
彼はプロンプトのニック!古代人の国から諸国に修行の旅をしているそうです。
僕らが話し合いをしている時、口添えしてくれたのが彼でした。
おかげで決心がつきました!
どうかお願いします。僕らに行かせて下さい。」
「彼らがこれほどまでに言うのだ。行かせてやろうではないですか?」
「そのかわり私もまいります。
そしてサイプレス国の奴等に一泡吹かせてやりましょうぞ!」
ニック達は港からサイプレスに向かって旅立った。
このさき、彼らを待ち受ける‥
辛く長い旅の始まりだった。
【第1章 2軍部隊の遠征】
ニック達が旅立ってから、すでに1週間が過ぎていた。
このままあと数日の間、無事な旅が続くのならば、サイプレスに上陸できるはず。
しかし、彼らの淡い期待は裏切られることになるのだった。
「あーあ、なんて退屈なんだろう。身体がなまって仕方ないなー。
「まったくだ!船の旅なんて金輪際お断りだよ…」
「ちょっとみんな、あそこを見てみろ!光の玉が近づいてくるぞ!」
「ムヒョヒョヒョ…どうした?何をびっくりしているんだ!
ははー、俺様に驚いていたのか?」
「ガーディアナ軍が来るというんで、そのマヌケ面を拝みに来てみたが、
ケッ、ガキばかりとは情けねえ!
俺達だけで十分だ!さあ死んでもらおうじゃねえか!」
「やつらは我々を甘く見てます。この隙に返り討ちましょうぞ!」
ここからいよいよゲームが始まる。
ユニットごとに順番がまわってきたら行動させていく。
まず移動できる範囲が示されるので、移動する場所を決める。
次に「たたかう」「まほう」「たいき」「もちろの」からコマンドを選択。
攻撃範囲に敵がいない場合は待機で行動を終了するしかない。
移動後に敵が射程範囲に入ったら
「こうげき」か「まほう」でダメージを与える事ができる。
相手のHPが0になると消滅。
魔法は使うとMPを消費し、MPが無くなると魔法が使えなくなる。
仲間のHPが0になると撤退してしまう。
本陣で生き返らせる事は出来るが、お金がかかるので出来るだけ避けたい。
主人公は死んでもお金がかからないので、主人公を最前線で戦わせて鍛えるのが良い。
「ニック、無理をし過ぎましたね。
ここは落ち着いて作戦を練ってみてはどうですか?」
主人公が死ぬか、リターンの魔法を使うと本陣に移動する。
本陣では死んだ仲間を生き返らせたり、毒や呪いを回復させたり、
仲間のスタータスを確認したり装備を変更したりできる。
セーブもここで行う。
敵軍のリーダーを倒すとステージクリアとなる。
メガドライブのシャイニング・フォースシリーズのように
自由にフィールドを歩いて探索するシーンは無い。
それにより、テンポの良いゲームになっている。
「ガーディアナの見習い部隊を甘く見過ぎていたようだぜ…
しかし俺様もタダでは死なねぇ。この船も道連れだ!あばよ。」
「おおっ、なんという事でしょう!
奴は自爆する力を使い船に穴を空けていきましたぞ。
こうなったらあそこに見える島にどうにか泳ぎ着くしかありません。
さあ、早く飛び込むのです…」
「ニック!しっかりして!ニック!目を覚まして…」
「よかった!気がつきましたね。
しかし船から飛び込んだ時に、みんな装備品を無くしました。
いま敵にあったら大変ですよ。」
「やめて!どうかお許し下さい。」
「ダメだ!もう観念するんだな。お前の頼りの強いアニキも
ここにはいないんだからな、ワハハ。
こんな退屈なミニヨム島でお前のような美しい娘に会えるとは思わなかったぞ!」
「いやーっ!いやーっ!」
「やめんか!サイプレスのウジ虫め!
「いやーっ!いやーっ!」
逃げ出す娘。
「なんだ!きっ貴様らは誰だ!邪魔する奴らは容赦しねえぞ。
やろうども!皆殺しだ!」
「みんな!手近な物を武器にして迎え撃たなければなりません。
さぁ、あたりを調べるのです。」
*** BATTLE ***
「そっ、そうか…わかったぞ…お前らはガーディアナ軍だな。
サイプレスの主力のいないこの島に上陸するとは…
思ってもいなかった…グフッ」
「大丈夫か!ケガは無いか?
サイプレスの奴らが妹を連れて行ったと聞いて慌てたぞ。」
「もう!ほんとに危なかったのよ。
でもガーディアナの皆さんに助けて頂いて良かった。
さもなければ…今頃…ああ考えただけでゾッとする。」
「なに!ガーディアナ軍だと!
お待ちしてました。あなたがたを!
サイプレス軍はガーディアナが攻めてくると警戒していました。
しかしまさか、この島に来るとは。
お願いです。どうかサイプレスを、神官ウォルドル達を倒し、
国の平和を取り戻して下さい。
ガーディアナの光の軍団の名は、我々にも鳴り響いています。
私もお供させて下さい。」
モンクのクレイが仲間になった。
「兄さん…気持ちはわかったわ。もう何もいわない…倒してね。
そして平和を取り戻してね。」
「みなさん!村においで下さい。この先、補給できませんから、
装備などを整えて下さい。」
ここで本陣にお店がオープン。
集めたお金で装備品を買う事ができる。
とにかく装備できるものは全て買おう。
お金が足りなければ戦闘シーンを何度も繰り返してお金を貯めよう。
ショートソード(100G)
スピア(120G)
ショートアックス(120G)
レザークラブ(180G)
ブロンズロッド(140G)
てつのや(110G)
やくそう(10G)
かいふくのみ(200G)
どくけしそう(20G)
てんしのはね(40G)
ちなみにこのゲームでは消費アイテムも4つの装備枠を埋める。
消費アイテムをたくさん抱えると武器や防具が装備出来なくなる。
マップ攻略中にアイテムを見つけても、枠が埋まっていると入手できない。
枠を空けて次のバトルに出発しよう。
「サイプレス本土に行くためには、まず船を手に入れなければ!
ミニヨム砦に参りましょう!」
「探したぞ!ガーディアナ軍!」
「ゴブリン達が帰って来ないので、まさかとは思ったが、やはりそうか!
貴様らに倒されていたのだな!
しかし奴らを倒したくらいでいい気になるのもこれまでだ!
我らの軍門に下るがいい。」
*** BATTLE ***
「くっ、事もあろうに俺達が‥こんな小僧どもに負けるとは…
グググッ、不覚だっ…グフッ」
「ついに我々の所在がサイプレスに知れましたね。さあ先を急ぎましょう。」
「あれがサイプレス軍の砦ですね。
しかし…跳ね橋を下ろさなければ中に入る事が出来ません…」
「ボクはあそこにいた事があるので、ここはボクに任せて下さい。」
「実は砦の司令官にガーディアナ軍についての情報を持ってまいりました!」
「おお、お前はクレイではないか!ガーディアナ軍の情報だと!
わかった、いま跳ね橋を下ろそう。」
「ありがとう…が、お生憎だな、ボクもガーディアナ軍なのさ!」
クレイは攻撃した!
「きっ貴様!はかったな…死ぬ前にこのことだけでも…」
ドワーフは呼び子を吹いた。
「みんな!敵が現れますぞ!全員戦闘配備をとって一気に砦に入るのです。」
*** BATTLE ***
「さあ、砦に入りましょう…ただし油断は禁物ですよ。」
「ここがサイプレスの砦。薄気味悪いですな…」
「ふふふ、薄気味が悪いか?」
「だっ誰だ!」
「誰だ?とはご挨拶だな!ガーディアナの新米軍め!
まったく向こう見ずなものだな。大胆にもサイプレス軍の砦に押し入るとは。
その向こう見ずさが命取りだ!もう誰も生きては帰さぬぞ。」
*** BATTLE ***
「私はレジスタンスのバリー!
あなたがたガーディアナ軍の方と会うためにこの島に来たのですが
こんなふうにお会いできるとは…
我々レジスタンスの者達は、
ガーディアナ軍に合流してサイプレス軍を倒すつもりです。」
鳥人のバリーが仲間になった。
バリーはボタンを押した。
「この先に私の船があります。
それでサイプレスの前線基地アスリート島に渡りましょう。
私の仲間達も皆さんを大歓迎する事でしょう。」
ミニヨム砦を壊滅したニック達が次へ向かうのはレジスタンスのいる島アスリート。
同じ志を持つ者達が目指すサイプレスの本拠地は、まだ遥か彼方にあるのだった。
第1章 2軍部隊の遠征
-終-
第2章 サイプレスの秘密
アスリート島はサイプレスの前線基地というだけあって、
島の警備も厳重だった。
しかし、バリーの助言によって守備の薄い場所を見つけて
無事に上陸したのだが…
そこはサイプレスにたてつく者、
レジスタンスを根絶やしにするための狩りが行われていたのだった。
「ややっ、アスリート村のまわりをサイプレス軍が囲んでいるぞ。
もしや!我々レジスタンスの拠点である事がバレたのか!」
「みんな!よーく見はっていろよ。
猫の子一匹たりとも逃げ出させるんじゃねえぞ!
魔道士バズー様からの司令だ!
なんとしてもあの方を見つけ、闇のもとに葬り去るんだ!」
「奴の話を聞きましたか?
サイプレス軍にはなにやら探している人物がいるようです。
しかも葬ろうとしている…。
その人があの村にいるのならば、我々が先に見つけましょう。」
*** BATTLE ***
「みんな!村の中から争う物音がします!さあ早く村の中に!」
本陣でレベル10を超えたキャラクターは天職する事が出来る。
例えば主人公ニックは剣士だが、転職して勇者になる。
パラメータが上がる他、ドットキャラの絵が変化する。
「くっそー!一体なぜだ!どうして村の者を殺す!我々が何をしたというのだ。」
「我らの秘かなる使命を知っただけで死に値する、サイプレス王子を恨むがいい。」
焼き殺される男。
「おかしい…これだけしかいない?そんな馬鹿な事があるか…。
少なくとも司祭の娘のメイフェアぐらいはいるはずだ。草の根わけても探し出せ!」
「プリースト様ーっ!」
「プリースト様ーっ!ここにある岩が動きます!
あっ、しかもその下に階段がありました!」
「くそー!ついに見つかったか!
しかし、この階段の先には一歩も行かせるものか!」
「フハハハーッ、バカな奴め!貴様一人に何が出来る!皆の者ーっ」
「おおっ、なんだ??貴様ら!」
「しまった、ガーディアナ軍か!ならば貴様らから血祭りだ!」
「ニック!間に合いましたね!さあ、奴らを迎え撃ちましょう。」
*** BATTLE ***
「あちらに村の人がいます。話を聞きに行きましょう。」
「もはやダメかと思いましたが、
バリーが皆さんを連れてきてくれたおかげで助かりました。
私はレンジャーのストック。そしてメイフェア!出ておいで!」
「私は僧侶のメイフェアです。
サイプレスの王宮神官の娘でございました…でも」
「彼女の父親はウォルドルに殺され彼女も危ないところでした。
その戦いで彼女は視力までも失ったのです。この村さえ滅びかけたのです。
どうか仲間にして下さい…憎っくきウォルドルを倒すために」
レンジャーのストック、そして僧侶のメイフェアが仲間になった。
「さあ、先を急ぐ前にこの村で装備の補給をして下さい。」
「あそこに見える巨大な塔はウォルドルの四天王の一人、
魔導士バズーが守っています。」
「ウォルドルと彼ら四天王がサイプレス反乱の始まりでした。
それに乗せられて王の弟エドモンド様が手を組んだのです。」
「ニック!塔に入りましょう。
そして彼らの探す人物をバズーから聞き出しましょう!」
*** BATTLE ***
「塔の守りは無くなりました。
さあ魔導士バズーとやらと対決と行きましょう。」
「フハハハーッ、ガーディアナ軍よ!このアスリート塔にようこそ!
心より歓迎させてもらう。
だが果たして…ここまでやってこれるかな!」
バズーは悪しき呪文を唱えた。
「フハハハーッ、上で待ってるぞ!」
「奴がバズー…恐ろしいほどの悪しき魔力を持っていました。
目指すはあの階段です。」
*** BATTLE ***
「その階段を登ればバズーが待っているはず。
サイプレスの前線基地を任されているバズーの力と対決する時です。」
「なんと!あの防衛戦を越えてきたか!ガーディアナ!」
「バズー、貴様らの探している人物とは一体誰だ!」
「知りたいか!知りたければ私を倒す事だな。
しかしお前らのその力でこのバズーを倒せるかな?
さあ、試してみるが良い!」
*** BATTLE ***
「ぐぐぐ…まっ負けた…約束だ…教えてやろう。我々の探していたのは…」
「…………」
「貴様だ!ニック見つけたぞ!どれだけ我らが探していた事か!
ガーディアナ軍にいたとは…こうなれば…このバズーは死にはしないぞ!
ウォルドル様!このバズーを救いたまえーっ!」
「ワハハハッ!ニックよ、サイプレス本土で会おうぞ!」
光に包まれて消えるバズー。
「…ニック…あれは。バズーの言った言葉の意味は一体どういう事です!」
「私は魔術師のイーシャ!バズーが遠ざかった事で結界の力が弱まって
逃げ出してくる事が出来ました。
私も連れて行って下さい。きっとお役に立ちます。」
魔術師のイーシャが仲間になった。
「おや?もしやあなたは…ひょっとしてニック様?
ニック様ではありませんか!」
「イーシャ、そなたは知っているのか?ニックが誰なのかを!」
「もちろん忘れるものですか!
ニック様は私の仕えたサイプレスの王子なのですから!」
サイプレス王子の身分を隠していたニック。それは衝撃だった!
一体なぜ?どうして?しかしニックは寡黙に多くを語ろうとしないのだった。
全員の疑惑を連れて一行はサイプレス本土決戦の場へと向かった…
第2章 サイプレスの秘密
-終-
第3章 サイプレス本土上陸
大型船を手に入れてサイプレス本土に向かったガーディアナ軍の一行。
港を迂回しようとした時、突然サイプレス船団により強引に誘導されてしまった。
いま港は戒厳令によって全ての船が検閲されるため順番を待っているのだった。
そしていま一行の検閲される番となった。
「…で、ガーディアナ軍の魔の手から逃れてました。アスリート島の漁師です。」
「ようしわかった!行ってよし!」
「次はニックの番だな。ばれなければいいが…」
「次の者!前へ!」
「エドモンド王様のおつきーっ!」
「やばい!エドモンド王ってニックのおじさんだろ…
これは大変な事になったぞ。」
「ウーム、人間族の小僧か!さあ申告するがいい!」
「・・・・・」
「そいつは私の仲間でして、ちょっと口が不自由ですが、
怪しい者ではありません!」
「そうか…ならばよいか…よーし、行ってよいぞ!次の者!来るがいい!」
「ちょっと待て!そいつ…
どこかで…見たような…
おっ、おおおっ、ニック!
お前!父親の仇討ちにサイプレスに舞い戻ったのだな。
でっ、であえ、であえーっ、ニック王子があらわれた!」
「しまった!ニックがばれた。
みんな漁師の服を脱げ!全員で活路を開くんだ!」
*** BATTLE ***
「ニック王子様ーっ!約束通りに再びサイプレスに戻られましたな!
しかもガーディアナ軍を連れて!
エドモンドが慌てふためいて逃げて行きましたぞ、ワッハッハッ。
ウム…どうしたのですかな?なぜに静まり返っているのだ!」
「ニックはみんなの信頼を失ってしまったようなのです。」
「それはまた、どんなわけですか!」
「ニックは身分を偽って我々の仲間に加わった…それがまずかったのです。
正直に申し上げますと私もどう考えたらいいか?ニックを信じられない!」
「ばかな!何を言われるのだ!
王子はガーディアナのために自分を偽り旅立った。
それはウォルドル達の目論む
ガーディアナを制覇しようとする悪巧みを知らせるためだった。
本来なら一刻も早く仇を討ちたかったはずです。
どうか…王子を信じてくれ!」
「そうだったのか…ニックよ。疑って申し訳なかったな。
もう一度一緒に戦おう。」
「疑いが晴れたなら良いのです。さあ、サイプレス城は近い。
港町で補給を整え、サイプレス城に参りましょう。」
獣人のテディが仲間になった。
「ぜんたーい!止まれーっ!
どうやらここまでのところサイプレス軍に見つからずにやってきました。しかし…
この先の平原地帯はこれまでのようには行きますまい。」
「こっ、これはまいりましたな…
障害物が何も無い。これではすぐに見つかってしまう。」
「ひとまずここにキャンプを張り、
夜になるのを待って平原を抜ける事にしましょう。
私が見張りに立ちますから、みなさんは休んで下さい。」
「さて、そろそろ夜だな…王子様達を起こすとするか。」
「グフグフ…やっと見つけたぞ。王子はテントでお休みかな?」
「そっ、その声はウォルドル!」
「グフフ、お主はテディだな…
安心しろ。これは私の影だ。何の危害も加えられぬわい。
賢いな闇を利用して大平原を抜けようとするか?
しかし、その目論見も崩れたな!
サイプレス兵団が配備され、もはや袋のネズミというものだ。
皆の者!かかれ、踏み潰せ!」
「しっ、しまった、ニック様ーっ。みんなーっ、起きて下さーいっ!
てっ、敵の襲来ですぞーっ!」
「ウォルド様、お任せ下さい。我らがニック王子を倒してご覧に入れます!」
*** BATTLE ***
「ぐふー…しっ、しくじった…
…だが、お前らにこの先の死の洞窟のキノコが敗れるか?
いゃ、敗れまい…あきらめろ。お前らも俺と同じになるのだ。」
「なんと不吉な言葉でしょう。
…しかし、参りましょう。死の洞窟を抜けるのです。」
「やってきたな!ニック王子!ここは通称“死の洞窟”!
サイプレスの誰もが恐れる城塞ガンドールへ向かう道だ!
ガーディアナの選抜部隊がここで命を落としていったのだ。
お前らもその道連れとなれ!」
「みんな!途中に罠があるぞ!きのこだ!
きのこが仕掛けられてガーディアナ軍もそれにやられた」
「きっ貴様!ガーディアナ!余計な事を!だまらんか!」
「おお、あれは騎士のカッシング!
ニック!気をつけて下さい。何か罠が仕掛けられていますぞ。」
*** BATTLE ***
このステージでは、範囲魔法で毒化させるマジカルマッシュが登場する。
「くっ…我らの罠が破られた。これもみな…ガーディアナの騎士のせい…むっ、無念。」
「うっ…うーん」
「おお、カッシングが目覚めた!」
「おおっ、みんな無事だったようだな。」
「心配したぞ!他の者はガーディアナの部隊はどこだ!」
「サイプレス軍にやられたか。
捕虜として連れて行かれ…残った者はほんのわずか。
みんなをここで待っていたのも、捕虜として収容された仲間を助けたいがためです。
私を仲間に入れて下さい。そしてガンドール要塞にいる仲間を助けに行って下さい。」
騎士のカッシングが仲間になった。
「ニック、よろしいですな。ガーディアナの仲間達を助けに行きましょう。」
「あの山岳の向こうにあるのがガンドール要塞と言って四天王が守っています。
そして我らの仲間達が捕まっているはずなのです。
いまウォリアーのゲイツ殿がガンドールに向かっていますから
一刻も早く参りましょう。」
「きっ、来たか!ガーディアナ!
バズー様とゲッペル様のお二人が帰るまでの間、絶対ガンドールに入れるものか。
ガーディアナなど恐れるな!我らだけで倒してしまえ!」
*** BATTLE ***
「バッ、バズー様の言われた通り、前のガーディアナ軍とは違った。
かっ、かつて聞いたガーディアナの
シャイニング・フォース伝説は本当だったのか…グフッ。」
「みんな!待っていたぞ!」
「おお!おぬしはゲイツ!そんなあわててどうした?」
「ガンドールの仲間達が…。
お主達が破竹の勢いでサイプレス軍を撃破してくると、
そのたびに血祭りになっている!」
「なんと!それは大変だ!
ニック!一刻も早くガンドールの仲間を救いましょう。」
ウォリアーのゲイツが仲間になった。
「グルル、ニック王子、お久しゅうございます。
まさか…国に戻られるとは思いもよりませんでしたぞ!」
「バズーに手傷を負わせたぐらいで、いい気にでもなられたのだろうが、
我々も見損なわれたものだ。」
「そういきり立つな!ダントムよ!
このフレーベルの率いる軍隊があやつらを踏み潰してくれるわ!
フィズル・ボールという罠にも気づいて無いと見える!
飛んで火にいる夏の虫だ。行け!そして葬ってしまえ!」
「ハッ、かしこまりました。」
「奴らがウォルドル四天王!
暗黒のパラディン・フレーベルと魔獣軍団のダントムですぞ。
フレーベルの軍隊が相手ですな。しかし…おかしい、おかしいぞ!
魔法の使い手がどこにもいない。
ニック王子!気をつけて。とてつもない罠がありますぞ!」
*** BATTLE ***
「まさか!フィルズ・ボールの罠が奴らに破られてしまうとは…。
ダントムよ!お前の兵団を頼む!私にかしておくれ!
私の手で奴らを倒す!」
「グルル…見苦しいぞ!今頃はウォルドル様も嘆いておられるに違いない。」
「その通りだ!フレーベルよ。なんと情けない敗北だ。」
「お聞き下さい。ウォルドル様。」
「いいや!何も聞きたくない。
すぐにサイプレス城に戻り、イ・オムの神にお詫びするものだ。」
「ダントムよ!そなたの力でニック王子とガーディアナ軍を必ずや討ち果たすのだ!」
「聞いた通りだニック王子!
しかしこのまま戦ったのでは卑怯者になってしまう…
私はガンドールの中で待つ。用意が出来たら入って来い!」
「グルル…やってきたのだな。私は先代の王からサイプレスにお使えした者。
王子と戦う事になるとは、だがあなたの気性からして引き返しては頂けまいな。
やむを得ない。さあ、いざいざ!」
*** BATTLE ***
「グルル…おみごとでした…。
やはり私には王子を手にかける事が出来なかった。
イ・オムに気をつけて下さい。あれは危険な神ですぞ…。
ウォルドルはその手下に過ぎず、
エドモンド様は奴らの力に溺れてしまったのです…ぐふ。」
「イヤッホー!みんなありがとう!おかげで命拾いしたぜ。」
「おお、バードラーのシュリーク!他のみんなはどうしたんだ。」
「…残念ですが…。
私もダンドムに助けられて、こうして生きていられたようなもの。
…気性の良い奴でした…。
そうだ!ラグ殿が生きています!ガンドールの戦いではぐれましたが、
サイプレスに向かったはずです!」
「なんとっ!ラグが生きているとな!あいつめ!悪運の強い奴だ。
そうか…生きているのかラグ!
ニック!参りましょう!
この山岳地帯を越えれば待ちに待ったサイプレスの町です。」
バードラーのシュリークが仲間になった。
要塞ガンドールを解放し、ラグの生存を知った事で活き上がるニック達!
それはこのあとに待ち受ける熾烈な戦いを
ほんのいっとき忘れ去ろうとするかのようだった。
図り知れぬ力のウォルドルや強力なその下僕達…、気を抜く事の出来ぬ旅は続く。
第3章 サイプレス本土上陸
-終-
第4章 決戦!サイプレス城
ガンドール山脈を越えてついにガーディアナ軍一行はサイプレスの首都に辿り着いた。
しかしその行く手を阻むのは、サイプレス王の弟であるエドモンド公爵だった…。
「サイプレスの王たる私が、なぜ?前線で戦うのだ。
これというのもウォルドルが私を王様にするなどという口車に乗ったせいなのか?」
「王様!ガーディアナ軍がすぐそこに迫ってきました。ニック王子も一緒です!」
「ひーっ!奴まで来たというのか?こうなったらやるしかないのだ!
兄の子供に負けてたまるのか!」
*** BATTLE ***
「ニック…この人でなしめ。
お前の叔父でありサイプレスの王である私を倒しおったな。
お前は反逆者だ…。私を倒し、王になるつもりだ。…俺は不幸だ…ぐふっ。」
「…なんと不憫なエドモンド様。ウォルドルに乗せられたがために
あまりにむごい末路なのでしょう。
おかえりなさい!ニック様。
まさか?このランドルフの事をお忘れではありますまいな!
我が騎士団が敗れてから、どれほどこの日を待ちわびたか!
私もお供させて下さい。」
パラディンのランドルフが仲間になった。
「ウォルドルとの決戦の前に長旅の疲れを癒やすのです。
サイプレスの町に入りましょう。」
「あの高台にそびえる城に憎っくきウォルドルがいるはず。
む、む、武者震いがしますな。」
「王子達め、進軍する気か?
あと少し時間がかせげれば、あの方達が強化される。
皆の者、少しでも良い!時間を!時間を稼ぐのだ!」
*** BATTLE ***
「くううっ、やられてしまったのか?
しかし、どう足掻いたところで、やはりお前らに勝ち目は無い!
ウォルドル様には、あのイ・オムの神がついておられる!
一足先に地獄で待っているぞ。」
「ついに!ここまで来ました。
さあ、城に入りましょう。決戦は間近ですぞ。」
「現れたか!ニック王子、待ちすぎてアクビが止まらんよ。
しかし俺は見直したぞ!
ダントムやエドモンドなどといったツワモノを倒してきたそうだな!
まっ、俺は痛くも痒くもない。
まして倒し甲斐のある奴を残してくれて感謝してるぜ!
さっ、長話が過ぎたようだ。そろそろお楽しみを始めようぜ。」
*** BATTLE ***
「やっ、やられちまったってわけか。けっ、だらしねえ終わり方だ。
ウォルドル様のお思うツボだぜ。
…良いことを教えてやるぜ。バズーとフレーベルを覚えてるか?
ウォルドル様がやつらの事を強化しているってわけだ…。
十分注意するこったぜ。」
「バズーとフレーベルの強化?
今でさえあれだけ強い奴らが一体どこまで強くなるのだ。
その答えは城の中か…。
さあ、ニック!行きましょう。ウォルドル達は城の中です。」
「グフグフ、やってきたなニック。ゲッペルまで倒すとはな…。
お前を甘く見過ぎたようだ。
残念だがサイプレス国を征服するのはあきらめた!そのかわりこの国を滅ぼす!
これから私は玉座の部屋で悪しき魔人を召喚する。それがこの国の最後となろう!」
「いつぞやは不覚を取ったが、今度はそうはいかんぞ!
ニック、お前を倒す!」
「ホホホーッ、そうはさせないわ。ニックを倒すのは私。
バズーと言えども譲れないよ。」
*** BATTLE ***
「ぐっ、ぐぐぐ…俺の負けだ。しかし、間に合わなかったようだな。
魔人の鼓動が聞こえてくる。
魔人が動き出してしまえば、もう誰も止める事は出来ん。
サイプレスを破壊するまで…。」
「動き出したら止まらないだって!ニック!チャンスはまだある。
奴の言った事がほんとなら、魔人が動く前に戦えば倒せるかも!
さあ、急ぎましょう。」
「グフフフフーッ、遅かったな!
残念ながらこれまでのようだな。闇の魔人は召喚させたぞ。」
「ウォルドルよ!魔人に随分自身があるようだな?
だったら魔人を動かしてみろ。
それとも我々が行こうか?魔人が動き出す前にな!」
「貴様ら、魔人は目覚めたばかりが最大の弱点である事を知っているのだな!
ギリギリギリ。
皆の者!魔人を守るのだ。
動けるようになるまでの間、奴らを近づけてはならん!」
「やはりそうでした!ニック!
魔人が動き出すまでの間にどんな事をしてでも倒すのです。」
*** BATTLE ***
「ぐっ…お、おのれ…
だがわしは死なんぞ。魔人がいる限りわしは不滅なのだ。
ガーディアナのひよっこども!
魔人の生贄となるがよい。わははははは。」
*** BATTLE ***
「グオォォォォォォォ…」
「なっ、なんと、魔人がやられた!
こうなったら、あの宝を持って一度退散する事にしよう。」
「そうはさせないぜ!ウォルドル!
ラグ様の目の黒いうちはお前のような奴を逃がしはしない。
お前さんの言っていた宝はこれじゃ無かったのかい?」
ラグは破邪の剣を掲げた。
「貴様はガーディアナのラグ!いつの間にその剣を見つけた!
返してもらおう!返さんか!」
「断る!お前らがこの国に来て謀反を起こした
本当の理由もこの剣が欲しいがため!
これは邪神除けの剣!
これがあるためイ・オムの神はこの国に近寄れないでいたのさ。」
「うぬぬっ、もはやこれまでか…。
お前の言う通り、何もかもその剣を葬るためだった。
しかし、こうなれば話が変わる。
その秘密を知った者全てはイ・オムの生贄としてくれる!」
「ニック!破邪の剣で奴を攻撃しなければ奴を倒す事が出来ない!
僕のところに来てくれっ!そしてこの剣で戦うんだ!」
*** BATTLE ***
「グオォォォォォォォ…」
「僕たちが勝ったんだね…」
「何を寝ぼけた事言ってるの!間違いなく勝ったのよ」
「ウォルドには驚いたよな!まさかサソリの化け物なんだもの。
ほら見て、まだ足が震えている。」
「それにしても良かったなルース!ラグ隊長が生きててさ!」
「父さん…生きてたんだね。
俺さ…心配だったんだぜ。…だけど仲間達みんなと励まし合ってやってきたんだ。」
「ルース…逞しくなったな。
恐ろしく強いと評判のガーディアナ軍がお前達とは。
しかもその軍を率いているのがサイプレスの王子だったとはな!」
「王子??どうなさいました!」
「ああっ、なんと、王子の右手が!
ニック王子の、みっ、右手が石になっている!」
「ガーディアナとサイプレスの者よ。よくぞ!我が下僕を倒した。
その力!褒めてとらそう。
しかし我らの侵略は始まったばかりなのだ。
ニックよ!そなたの右腕は次の時まで預かっておくぞ。
グハッ、グハッ、グハハハハーッ…」
こうしてニック達は一応平和を取り戻しました。
「みんな…本当にご苦労様。そのおかげでもう一度私も元気になる事が出来ました。
…それにしてもニック殿の右腕が気がかりですね…」
「はい…それでサイプレスでも兵力が整いしだい、
あの大陸の奥地に向かって派兵する事になったそうです。
「そうですか…そういう事なら
我々ガーディアナとしても手助けしなくてはなりませんね。」
「もう一度…行くしかありませんな。」
「そうですとも!ニックの右腕を取り戻すためにね。」
「奴への借りを返すためにもう一度行きましょう。」
「サイプレスへ!」
ガーディアナ、サイプレス両国の合同軍によって、
アンリ女王は再び目を覚ます事が出来ました。
そしてサイプレス国には元の平穏が訪れたのです。
しかし、王子の右手が石のままである限り、
みなイ・オムの影から逃れる事は出来ないのでした。
the Another Story of SHINING FORCE
G.G. Original Staff
Programmers
Haruki Kodera
Kenji Numaya
Yutaka Yamamoto
Yasuhiro Taguchi
Subscript
Hiroyuki Takahashi
Map Design
Shuji Shimizu
Tatsuya Niikura
Tatsuaki Ikeda
Character Design
Hiroshi Kajiyama
Graphics
Tomonori Shinjou
Kensuke Suzuki
Music Composer
Motoaki Takenouchi
Sound Effects
Dogen Shibuya
Manual
Naoko Okada
Kiyotaka Hibino
Mitsunobu Sato
Directed By
Shugo Takahashi
Produced By
Hiroyuki Takahashi
Special Thanks to
Naoki Akahane
Kouki Tamai
Katsushi Fujii
Masayuki Hashimoto
R.I.S. CO.,LTD.
RIT'S
Created By
SONIC CO.,LTD.