『イース』シナリオログ


イース
発売元:日本ファルコム
発売時期:1987年6月21日
定価:7800円
対応機種::PC-8801mkIISR以降
ディスク2枚組

 


俺様が初めて所持したパソコン「PC-6001mkⅡ」は
次第に最新ゲームの対応機種から外れていき、
限界を感じるようになっていた。
その頃のホビー向けパソコンの花形は圧倒的にPC-8801mk2SRシリーズであった。
俺様は何とかして88ユーザーにクラスチェンジする事を天に誓った。
まだ中学生だった俺様はバイトで資金を捻出する事は出来ない。
毎月の小遣いやお年玉を貯めて積み立てるしかない。
とは言え88本体は20万円以上する。
そう簡単に買えるものではない。
クラスで先に88を購入していた性悪の同級生などは
「まだ6001で遊んでるのかよ、だせぇー」とバカにしてきた。
(きっとロクな大人にならずにミジメな人生を送っている事だろう)
そんな俺様の積み立ても中盤に差し掛かったとき、
とうとう我慢が出来ずに先にゲームソフトを購入してしまった。
それが信長の野望 全国版」と本作「イースであった。
俺様はマニュアルを何度も読み返したり
パッケージの匂いをクンクン嗅いだりして、
本体の手に入るその日を一日千秋の思いで待ち続けたのだった。
なぜ最初に買ったのが「イース」だったのか?
イース」のキャッチコピーは
「今、RPGは優しさの時代へ。」だった。
それまでのRPGってとにかく厳しかった。
序盤2~3回の戦闘で即死を繰り返す難易度だったり、
システムが難解で理解が難しかったり。
これはゲームデザインのセオリーが成熟していなかった時代性もあるが、
「ユーザーはよりチャレンジングなものを求めている」
という思想も関係していたと思う。
そんな中で“優しさ”に着目するRPGが現れた事に当時の俺様は心を打たれたのである。

アドベンチャーゲーム「太陽の神殿」で
マップ移動システムを実装したプログラマーの橋本昌哉さん。
ロマンシア」のスクロールシステムをヒントに画面切り替えではなく
フルスクロールできるように進化させたルーチンを完成させていた。
当初はそのルーチンを使ったSFシューティングゲームとして企画が進んでいた。
シューティングでは社長のOKが出ないという事で
「アステカIII」を開発している事にしていたw
それが紆余曲折して「イース」となったのである。

 

それではイースの物語を追っていこう。


女性A「わたしのお父さんはずっと東のゼピック村で村長をやっています。
最近、何か悩みを抱えているみたいなんです。
村へ行ったときは力になってあげて下さい。」

女性B「あたしの愚痴を聞いてくれる?
最近、子供達が野原に遊びに行ってるみたいなの。
野原には怪物がうろついているでしょう。
あたし心配で心配で・・」

女性C「野原にある銀の鉱山が閉鎖されてから
モノの値段が上がってしょうがないの。
ほんと困っちゃうわ。」

男性A「何か変わった事は無いかって?
最近、占い師のお姉さんの様子がおかしいんだよね。
世界が滅びるとか、奇妙な事ばかり言っているんだ。」

男性B「さっき取引所の主が“サファイアの指輪”を拾うのを見たよ。
あいつは盗んだものまで売ってしまうひどい奴なんだ。」

男性C「この町の北東に“バギュ=バデット”と呼ばれる巨大な穴があります。
盗賊はそっちの方からやってくるみたいなんです。」

男性D「最近、黒いマントを羽織ったよそものをよく見かける。
マントは青白い光を放っていて、それは何か恐ろしいものを感じさせるのだ。
どうも嫌な予感がする…」

子供A「占い師のお姉ちゃんが剣士を探しているんだって!
お兄ちゃん剣士でしょ。行ってみたら?」

子供B「僕のおじいちゃんの話では、
この国のどこかに銀色に輝く剣が眠っているんだって。」

子供C「野原には“ロダ”という大きい木があってね。
僕達はいつもそこで遊んでるんだ。」

子供D「ぼく、このあいだ不思議な盾を手に入れたんだ。
でも変なマントを着た奴に取られちゃった。
ねえ、お兄ちゃん、取り返してきてよ。」

子供E「野原にある廃坑へはいかない方がいいよ。
僕のお兄ちゃんはそこで大ケガをしたんだ。」

クラーゼ「ちょっとどいてくれ!ケガ人が出たんだ。
わたしか?わたしは医者のクラーゼだ。」

 


レア「私は詩人の“レア”と言います。
命の次に大切な銀のハーモニカを盗賊に盗まれてしまいました。
あれが無いと私は歌が作れません。
もう、どうしたらいいのか…」

 


占いの店“サラ”
サラ「ああ、貴方こそ私の探していた人です。
剣士としての装備を整えたらもう一度ここへ来て下さい。
貴方に頼みたい事があるのです。」

 


武器の店“ロゼッティ”です

SHORT-SWORD
「SHORT-SWORDは戦いだけでなく、日常品としても使えるので大変便利です。
500GOLDで買いますか?」
(買わない/買う)
LONG-SWORD
「このLONG-SWORDは“ロゼッティ”自慢の剣です。
これ以上のものはどこにもありませんよ。
2000GOLDで買いますか?」
(買わない/買う)
TALWARL
「このTALWARLは数少ない剣です。なんでもずっと東の国で作られたとか。
5000GOLDで買いますか?」
(買わない/買う)

 


防具の店“ディオス”です
「鎧と盾のどちらをお求めかな?」

鎧を買う
CHAIN-MAIL
「このCHAIN-MAILは風通しが大変良く、蒸れる事がないんだ。
400GOLDだけど買うかい?」
(買わない/買う)
PLATE-MAIL
「PLATE-MAILは重いけど丈夫さでは一番だね。2000GOLDで買うかい?」
(買わない/買う)
REFLEX
「REFLEXは最も軽い鎧と言われているんだ。5000GOLDで買うかい?」
(買わない/買う)
SILVER-ARMOR
「その鎧はもう売れてしまったよ。
どんな奴が買っていったかって?うーん、覚えてないなぁ。」

盾を買う
SMALL-SHIELD
「SMALL-SHIELDなら初心者にはちょうどいいかも知れないな…
700GOLDだけど買うかい?」
(買わない/買う)
MIDDLE-SHIELD
「このMIDDLE-SHIELDはそこらで売っているものとは強さが違う。
2000GOLDで買うかい?」
(買わない/買う)
LARGE-SHIELD
「LARGE-SHIELDか。丈夫だが少しばかり重いぞ。6000GOLDだけど買うかい?」
(買わない/買う)
SILVER-SHIELD
「そいつはこの間、いたずらぼうずに持っていかれちまったよ。すまないな。」

 


取引所“ピム”

ものを売りに来た
「この3種類の品物ならうちで引き取れる。」
ルビー
ネックレス
金の台座

掘り出し物を探しにきた
サファイアの指輪
「あんたもこんなサファイアを彼女にあげたらどうだい?
安くしておくぜ。1000GOLDで買わねえか?」
(買わない/買う)
WING
「このWINGを使えばどんな遠くからでも一瞬で町へ戻ってこられる。
2000GOLDと少し高いがどうする?」
(買わない/買う)
MIRROR
「この鏡は魔物の動きを止められるんだ。しかし何回も使うと鏡は壊れてしまう。
1000GOLDとお買い得だぜ。」
(買わない/買う)
SILVER-ARMOR
「それはさっき売れちまったよ。
どんな奴が買っにていったかって?たしか黒いマントを着た男だったな。
マントが青白く光っていて、どことなく胡散臭い奴だった。」

 


オーマンの酒場

バーテン
オーマン「最近、盗賊が町を荒らしてどうにもならねえ。
盗賊狩りをやらねえと…
どうだ、おめえも手を貸さねえか?」

筋肉質の男
ギャレック「見かけねえ顔だな。俺は盗賊狩りのために雇われたギャレック。
一緒に飲まねえか。」
>一緒に飲む
ギャレック「ずっと昔この国には“ロダ”という名前の種があったらしい。
種を何に使っていたのか知らないが、
その味は他のどんな食べ物にも優るという話だ。
死ぬまでに一度食べてみたいもんだね。」

>怖いからやめる
ギャレック「………」


片目の男「兄ちゃん、俺の悩みを聞いてくれるかい?」
>はい
ドニス「俺の名前はドニス。かーちゃんにあげるために
ヘソクリをはたいて買ったサファイアの指輪を失くしちまった。
俺はもう家へ帰れねえ…
これもきっと盗賊の仕業なんだろうなぁ」
>いいえ
ドニス「冷たい人だね…」

>指輪を持ってくる
ドニス「指輪が取引所で売られてたって?
それを買い戻してくれたのか。どうもありがとう。
これは少しばかりのお礼だ。この1500GOLDを受け取って欲しい。」
ドニス「おや?君は‥さっきはありがとう。」

 


クラーゼの病院
「どうしました?」
>傷を治したい
「先生はいま外へ出てるんです。私で良かったら手当てをしますけど?
体力を10回復するのに50GOLDかかるけどいいかしら?」
(はい/いいえ)
>薬を買いたい
うちの薬は山の頂上にしか無いと言われるジギタリス草を煎じたものです。
傷にはよく効きますよ。ひとつ1000GOLDですけどどうですか?」
(かわない/かう)


武器と防具を購入したら「I」キーを押して装備画面を開く。


購入した装備にカーソルを合わせる。

 


占いの店“サラ”
サラ「私を手伝ってくれるのですね。剣士殿ありがとう。
イース”の本をご存知ですか。」
(はい/いいえ)
「“イース”はずっと昔、この場所にあった国の名前。
その歴史を書いたものが“イース”の本です。
イース”が滅びた時、6冊のその本も闇に消えたと聞きます。
この水晶は“イース”の本が山の神殿にある事を示しています。
剣士殿、本を取りに行ってもらえませんか?」
>いいえ
「そうですか。あなたならと思ったのですが残念です。」
>はい
「本当ですか!剣士殿ありがとう。
このクリスタルを持っていって下さい。
あなたの道標となってくれるでしょう。」

イースの本を早く取り戻さないと大変な事になります。
まずはゼピック村にいる私の叔母に会って下さい。」

 


町の北にあるゲートから出るとフィールドでの戦闘が出来るようになる。
ウロウロしているモンスターに体当たりするとダメージを与える。
正面から体当たりすると敵からのダメージを受けるのだが、
半キャラずらしながら体当たりすれば一方的に攻撃できる。
この移動のみで戦闘が成立するシンプルさが画期的だった。
テンポがめちゃめちゃ良いので快適なのだ。
なお、本作はジョイスティックでも遊べるのだが、
操作できるのはこの移動のみである。
敵を倒すと経験値が溜まり、レベルアップすると体力の最大値が上がる。
また、受けたダメージはフィールドでじっとしていると少しずつ回復する。

 


泉の底にきらきらと輝くものが見える。
泉に潜って調べてみると、“金の台座”が沈んでいた。


この“金の台座”は「太陽の神殿」にも登場したアイテムである。

 


取引所“ピム”
「こ、この台座は私が南の泉で落っことしたものだ!
これをどうして君が?」
2000GOLDで買い取ろう。
>売る
“金の台座”は特に役に立たないので売って
序盤に装備を整える足しにするのが良い。

 


ステータス詳細は「S」キーを押すと見る事が出来る。
まあ、特に見なくても支障は無いが。
次はサラの言っていたゼピック村へと行く事になる。
イースは戦闘で体力が0になるとセーブしたところからやり直しになる。
ギリギリのバトルで巻き戻りまくるリスクは避けたいので、
ゼピック村へ行く前に、とりあえずレベル9まで上げておいた。
武器、鎧、盾も最初の町で揃えられる一番強い装備にした。
わかりにくいが、ゼピック村は森のこの地点を右へ進むと到着する。

 


ゼピック村

男性A「昨日、怪しいヤツを見たんだ。奇妙な形をした盾を持っててさ、
たしか山の方へ走っていったよ。」

男性B「私は若い頃“イース”という本について聞いた事がある。
それには、昔この国を災いから救った女神の事が書かれているという。
今もそんな女神がいるのなら魔物を恐れて暮らす事は無いだろうに。」

男性C「みんな盗賊の事を嫌っているけど、奴らは驚くほど物知りなんだ。
何かわからない事があったらあそこへ行くといいぜ。」

男性D「昔、俺が鉱山で働いていた頃、地下で奇妙な部屋を見つけた。
そこは青白い光で包まれていて、女神像が二つ立っていた。
そのとき俺は別の世界へ来てしまったのかと思ったんだ。」

男性E「以前、ダームの塔の中で、俺達盗賊の仲間のドギが行方不明になった。
もはや生きていないにしても、花の一本ぐらいは供えてやりたい。
このことだけがいつも俺の心を締め付けるのだ。」

女性A「村長の家から“銀の鈴”が盗まれたという噂を聞いたんだけど本当かしら。
あなた知らない?」

女性B「盗賊の家は“ダームの塔”の隣に建っています。
あの塔には恐ろしい怪物が棲んでいるため、盗賊達が入り口を封じたとか。」

女性C「今朝、目が覚めると主人のルタの姿がどこにも見当たらないんです。
ルタは“夢遊病”にかかっているし…もう、一体どこに行ったのかしら?」

女性D「このゼピック村にまで魔物がときどき姿を見せるようになりました。
この村を怪物から守ってくれるような人がいればいいのに。」

女性E「隣の野原を歩いていると不思議な声が聞こえるの。あたし気味が悪くて…」

 


村長の家
村長「お若いの!いいところに来られた。
これから話す事を内密にしておいてくれるか?」
>いいえ
村長「お前のようなヤツに相談した私がバカだったよ…」
>はい
村長「村の象徴である銀の鈴が盗賊に盗まれた。
何とか取り戻して欲しいのだが。やってくれるか?」
>わたしにはできません
村長「そうか‥‥君にも色々と都合があるだろうしな。それじゃ。」
>まかしてください
村長「盗賊のアジトはこの村から北へ上った山の中だ。よろしく頼むぞ!!
くれぐれも鈴が盗まれた事を村人には言わないでおいてくれ‥」

 


ジェバの家
ジェバ「そのクリスタルはサラの…
イース”の本を探しに行くのじゃな。
それならこの神殿のカギを持って行きなさい。」


ジェバ「最近、サラの命が狙われていると聞く。わしは心配でのう。」

 


ゼピック村の横にある山道を登っていくと、
敵が出現するフィールドになっている。
その先が・・・神殿だ。


ここに入る前にさらに先まで探索してみる。
そこには崖上の小屋がある。


入るとそこは盗賊のアジトだった。


盗賊のアジト
ゴーバン「にいちゃん、こんなところに一体何のようだ?」
>はなしかける
ゴーバン「俺達が町を荒らし回ってるって?じょーだんじゃないよ。
俺達は金持ちからは物を盗るが、庶民には絶対に手を出さないぜ。
それどころか俺達のところからも物が失くなるんだ…
しかも失くなるのは“銀製品”ばかり。もう、わけがわかんないよ。」
>こわいからやめる
アドル「いえ、なんでもないんです。さ、さようなら。」

 


神殿の中へ。
神殿の中では体力の自然治癒は出来なくなる。


金の像に体当たりするとワープする。

 


「ルビー」を入手。

 


模様の違う扉に入ると最初のボス戦になる。


左右から火柱が伸びてる中でローブの男に体当たりGo!


倒すと壁が開く。

 


「牢屋のカギ」を入手。

 


「宝箱のカギ」を入手。
ここに来るまでにカギのかかった宝箱をいくつか発見したが、
これで開ける事が出来るようになる。

 


銀の鈴」を入手。

 


「MASK OF EYES」を入手。

 


「ネックレス」を入手。

 


「RING-MAIL」を入手。

 


牢屋の奥に少女が捕まっていた。
フィーナ「私を助けてくれるのね。自由になれるなんて信じられない…
私の名前はフィーナ。ずっと前からここに閉じ込められていたの。」
アドル「とにかく話は後にしよう。僕が奴らの注意を引き付けておく。
見張りの様子を伺ってこっそりと逃げるといい。
山の麓のゼピック村まで逃げれば安全だからね。それじゃ…」

 


神殿の奥へと行くにはこの箇所で
「MASK OF EYES」をつけて隠されたルートを通過する必要がある。

 


象牙のカギ」を入手。

 


「SILVER-SHIELD」を入手。

 


「HEAL-POTION」を入手。

 


「大理石のカギ」を入手。

 


この先にボス部屋あり。


多関節のムカデが襲ってくる。


イースの本」が一冊手に入る。
神殿を出てゼピック村へと戻る。

 


村長の家
村長「おお!銀の鈴を取り返してくれたのか!
盗賊の仕業じゃなかった?
神殿の地下に落ちてたって?
うーん、わけがわからん。
とにかく君にはお礼をしなくちゃならないな。
この指輪を持って行きなさい。
我が家の家宝だ。
この指輪によって君の腕の力はさらに強くなるだろう。」


村長「君には世話になった。ゆっくり休んで行きなさい。」
体力が回復してゆく…

 


ジェバの家
>ジェバと話す
ジェバ「さっき村の娘が妙な事を言っていた。
野原を歩いていると“不思議な声”が聞こえるという。
声の主はおそらく“ロダの木”じゃろう。
ずっと昔、人は植物と話が出来たそうじゃ。
老木と話すことが出来れば、何か手掛かりが掴めるかも知れない。」
ジェバ「お前さん、それは“イース”の本だね。
それを読むのはあんたには無理じゃ。どれ、読んであげよう。」
>読んでもらう
>ハダルの章
イースはクレリアという金属を生み出した事により栄えた。
山にそそり立つサルモンの神殿はイースの繁栄ぶりを示していた。
そんなとき突然あのような災いが訪れたのだ。』

>フィーナと話す
フィーナ「無事だったのね。良かった。
私、この家にしばらくおいてもらえる事になったんです。」
フィーナ「なぜ神殿に閉じ込められていたのかって?
それを思い出そうとすると頭が痛くて…」

ここで最初の町へと戻る。


占いの店“サラ”
「あなたはアドルさんですね。
悲しい知らせがあります。
サラが何者かによって殺されてしまったのです。
かわいそうに…
この本を貰っていって下さい。
サラが自分にもしもの事があったときの為にと私に預けたものです。
サラは“廃坑へ”という言葉を残して息を引き取ったそうです。」


「サラがいなくなっては店も続けられません。
あなたももうここに用は無いでしょう。」

このあとはサラの遺言の通り、廃坑へ。


廃坑はアドルの周囲が円形に照らされたような状態になり、
この範囲でしか地形が見えないので迷いやすい。

 


「HEAL-POTION」を入手。

 


途中、竪穴に抜けると視界が開ける。

 


「銀のハーモニカ」を入手。

 


「SILVER-ARMOR」を入手。

 


「TIMER-RING」を入手。

 


「HEAL-RING」を入手。
廃坑の中では体力の自然治癒が出来ないが、
このリングをはめている間は体力が時間で回復する。
探索中、定期的にリングを使って回復するのが良いだろう。

 


「ロダの種」を入手。

 


「ダームのカギ」を入手。
探索しているうちにレベルがMAXに。
もう経験値稼ぎする必要は無し。

 


「HEAL-POTION」を入手。
ちなみにすでに同じアイテムを持っている場合は、
取った瞬間に自動的に使用する。

 


ボス部屋の扉を発見。


複数のコウモリになったり、合体したりするやつ。
合体したときにしかダメージを与えられないが、
そもそも装備が弱くて勝てそうにない。
いったん廃坑から出よう。

 

ロダの種を持っているとロダの木と会話ができる。


ロダ「お前は植物の言葉がわかるんだね。
私の名前は“ロダ”。
弟の足元には、銀色に輝く剣が眠っている。
あれはずっと昔、イースの時代に埋められたものなんだ。」

 


「ああ!世界に災いが蘇る。イースの時代が蘇る。
勇者よ!今が旅立ちのときだ。」
木の根元から銀色の光が溢れ出す。


「SILVER-SWORD」を入手。

銀の装備が全て揃ったので、再び廃坑のボス部屋へ。


ところでこのボス。
続編の「イースII」を含め、全てのボスの中で一番強いと思う。
合体前は一方的にダメージを受けるので、逃げ回る必要がある。
合体しそうになったら近づく必要があるが、
こちらが動いていると合体をやめてまた群れでまとわりついてくる。
必然的にシーソーゲームになるが、
タイミングを間違えると一気にダメージを食らう。
もうレベルもMAXだし、装備も最強なので
アクションゲームとして頑張らなければ勝てないわけだ。

何度も攻略に失敗しつつ、やっと勝利。

ボス部屋の奥には意味ありげな台座が2つ。

 

廃坑を出たら、レアにハーモニカを返してあげよう。


レア「ハーモニカを取り返してくれたんですね。
ありがとうございます。
えっ?廃坑にあったんですか?
なんでそんなところに…
とにかくあなたには感謝します。
お礼に1曲吹かせて下さい。」

レア「さっきはありがとうございました。
私に出来る事だったら、なんでもお礼をしますよ。」

 

続いて「盗賊のアジト」や「ゼピック村」をまわる。


ゴーバン「お前、面白いものを持ってるじゃないか。
そのマスクは神殿で見つけたな?
それをつけていると“見えない扉”を見つけられるんだ。」

 


ジェバの家
ジェバイースは二人の“女神”と6人の“神官”によって治められている。
“女神”は我々の生き甲斐であり、このイースの象徴でもあった。
イースを襲った災いについて話そう。
あいつは突然現れ町を襲った。
地下より吹き出した溶岩は野原を焼き尽くし、我々はその中を逃げ惑った。
どうやらクレリアが全ての災いの元となっているらしいのだ。
我々はクレリアを地下深く封じる。
あれに手を出したとき、この世に災いが舞い戻るだろう。
残りの本はおそらく“ダームの塔”にあるはず。
なにしろあそこは化け物の巣だからね。
わしの息子のゴーバンに言って、入り口を開けてもらうといい。
お前は一人前の剣士。
あそこに入っても大丈夫じゃろう。」

 


ゴーバン「おふくろのジェバから聞いたぜ。
“ダームの塔”へ本を探しに行くんだってな。
あそこは“悪魔の塔”と呼ばれていて、中はとてつもなく恐ろしいところなんだ。
怪物が出てこられないように扉は一方通行になっている。
中へ入ったら最後、こっちへは戻れないぜ。
入り口はこの家の裏にある。さあ!いけよ。」

ゴーバン「ちょっと待て!そのWINGを塔の中で使うと大変な事になるぜ。
外まで飛べずに石の中に埋まってしまうんだ。
それは俺が預かっておいてやるよ。」

 


ここから塔の中が舞台となる。
戻る事は出来ない。

 


「HEAL-POTION」を入手。

 


「MIRROR」を入手。

 


「EVIL-RING」を入手。

 


この通路で「MASK OF EYES」を装備すると通路が出現する。


「見たことない顔だな。悪いがお前に構っている暇は無いんだ。
大事な偶像を失くしちまって大変なんだ。」

 


3つの像に囲まれた場所を通過しようとすると・・


気が付くとそこは牢屋の中だった。
アドルは自分の荷物を確認した途端、驚きの声を上げた。
持ち物がいくつか失くなっているのだ。

ルタ=ジェンマ「私はルタ=ジェンマというものです。
気が付くと倒れていたんです。
石像の並ぶ廊下で老人を見かけたのですが、
その人は私の目の前で壁の中に消えてしまったのです。
そのすぐ後でした。私が捕まったのは。」


牢屋の壁が破壊されて男が飛び出してくる。
ドギ「若いの。助けに来てやったぜ。俺はドギって言うんだ。
ここは何が起こるか解らないところだ。
常に警戒してなくちゃいけない。
この塔にはラーバという老人がいる。
まずはあいつに会って塔について聞くといい。
ついでに悪いんだが、この偶像をラーバに届けて欲しいんだ。
あいつはこれを失くして困っていたからな。
奥に座っている人も早く逃げろよ。」


「偶像」を入手。

 


ルタ=ジェンマ「あなたは先に逃げて下さい。
私はあなたと違って剣士ではありません。」

 


ラーバ「その偶像はわしのじゃないか。ありがとう。
塔の中をうろつくのなら、このネックレスを持ってなくちゃいけない。
これは邪悪な力からお前を守ってくれるだろう。
わしの名前はラーバ。覚えておいてくれ。」


「BLUE-KNECKLESS」を入手。

 


ドギ「よお、また会ったな。俺だよドギだ。
お前の持っているクリスタルにそっくりのロッドがこの塔のどこかにあって、
それがないと塔の奥へは入れないんだそうだ。
これは昔ジュバ=トバという婆さんから聞いた話なんだ。」

 


「HAMMER」を入手。

 


イースの本」を入手。

 


ルタ=ジェンマ「アドルさん!わたしですよ。ルタ=ジェンマです。
さっきラーバという老人からこんな話を聞きました。
このダームの塔へ女の子が一人連れてこられたというのです。
放っておけばきっと殺されてしまいます。
彼女を助けてやって下さい。」

 


途中、カマキリの怪物「ピクティモス」との戦い。

 


ラーバ「さっきはありがとう。おかげで自由になれたよ。
ここより3階上にある渡り廊下の先にはラドの塔が続いている。
さっきそこには女の子が一人連れてこられたのだ。
ラドの塔には強力な呪いがかけられていて、中には邪悪な者しか入れないという。
私の力ではどうにもできない。
剣士どの。彼女を助けてやって欲しい。
・・・・・。
ちょっと長くしゃべったら、魔物にやられた傷が傷んできた・・・。
さあ、魔物が来ないうちに早く行った方がいい。
ぐずぐずしていると女の子が殺されてしまうぞ。」

 


ボス「コンスクラード」戦。

 


「ROD」を入手。

 


イースの本」を入手。

 


「SILVER-ARMOR」を入手。

 


「BATTLE-SHIELD」を入手。

 


ダームの塔の横にくっついている離れみたいなラドの塔。
そこに渡る橋で外が見れる。

 


レア「あなたはアドルさんですよね。私です。詩人のレアです。
きっとあなたが助けに来てくれると思っていました。
実はあなたに伝えたい事があって、私は魔物にわざと捕まったのです。
私をここに閉じ込めたのはダルク=ファクトという黒いマントを羽織った男です。
あいつは魔物の力を利用してこの国を自分のものにするつもりです。
あなたにはそのダルク=ファクトを倒して欲しい。
あいつのマントは不思議な皮で出来ていて、
クレリアという金属で出来た剣しか効きません。
私の手元に眼鏡が一つあります。
これはイースの本を読むために作られたもの。
イースの本は限られたものにしか読むことが出来ないようになっているのです。
あなたは本を読む権利があります。
どうぞ眼鏡を持って行って下さい。


「眼鏡」を入手。

レア「ダームの塔はこんなに恐ろしいところなのに、
なんだかとっても懐かしいような気がします。

私にはこのあとやらねばならない事があるのです。
心配しないで先に行って下さい。」

 


扉に触れると体中に激痛が走る。
何か強い力で封じられているようだ。

 


「BATTLE-ARMOR」を入手。

 


ルタ=ジェンマ「失われたはずの“ジェンマの章”をなぜあなたが?
それは私の先祖が記したものなんです。
以前、私は父親からこんな話を聞きました。
イースの本には魔物の謎を解く鍵が記されているというのです。
それがわかればこの国も平和になるかも知れません。
これは私の家に古くから伝わるお守りです。持って行って下さい。
あなたを守ってくれるはずです。
あれから魔物に足をやられました。
私はもはや歩けそうにありません。
かまわず先に行って下さい。」

 


「BLUE-AMULET」を入手。

ルタ=ジェンマ「さあ、魔物が来ないうちに行って下さい。」

 


「FLAME-SWORD」を入手。

 


ボス「ヨグレス&オムルガン」戦。
左右に入れ替わる移動をし、どちらかにしかダメージが与えられず、
ダメージを受け付けるたびに交互に無敵になる。
当時は俗称「ヨーグルト&オムレツ」と呼ばていたw

 


ダルク=ファクト「よくも本をそこまで集めたものだ。褒めてやろう。
だが“イースの本”に隠れた謎を全て知られてしまっては、
私の計画がふりだしに戻ってしまうのだ。
この世に“ダルク=ファクト”の名を残すためにもお前には死んでもらう。」


最終ボス「ダルク=ファクト」戦。
ダメージを与えるたびに床に穴が空くので、
計画的に攻撃する場所を決めよう。

 


男のマントから本の最終章が見つかった。


イースの本を手に入れた。

全て集まったイースの本をここで読まないと進まないのだが、
読む操作は「R」キーで、ここでしか使わない(^^;

 

【ハダルの章】
イースはクレリアという金属を生み出した事により栄えた。
山にそそり立つサルモンの神殿はイースの繁栄ぶりを示していた。
そんなとき突然あのような災いが訪れたのだ。

【トバの章】
イースは二人の“女神”と6人の“神官”によって治められている。
“女神”は我々の生き甲斐であり、このイースの象徴でもあった。

【ダビーの章】
イースを襲った災いについて話そう。
あいつは突然現れ街を襲った。
地下より吹き出した溶岩は野原を焼き尽くし、我々はその中を逃げ惑った。
どうやらクレリアが全ての災いのもととなっているらしいのだ。
我々はクレリアを地下深く封じる。
あれに手を出したとき、この世に災いが舞い戻るだろう。

【メサの章】
我々はついにサルモンの神殿に追い詰められた。
6体の巨大な魔物が手下を従えて段々と迫ってくる。
我々は一旦この地を離れることにした。
再びここへ戻ってこられる事を信じて。

【ジェンマの章】
あいつが魔物を引き連れて追ってくる。
人々がその恐怖に怯える中、女神が我々の前から姿を消した。
それ以来、女神の姿を見たものはいなかった。
ジェンマの家系に古くから伝わる物がある。
透きとおるように蒼い金属製のメダルだ。
これには魔物によってかけられた呪いを打ち破る力のある事が判明したのだ。
これでしばらくは時間が稼げる。

【ファクトの章】
鮮やかな朝焼けの映える朝。突然あいつの追撃が止まった。
なぜだかわからないが、これは喜ぶべき事だ。
イースから災いが消えたのだから。
再びあいつが現れたときのためにイースを結集した力をここに封じ込めておく。
6冊の本を手にしたものに力が与えられ、
そのものこそ平和を導く指導者となるのだ。

 


朝陽が昇ろうとしていた。
空は次第に明るみを増し、塔の輪郭が浮かび上がってくる。
解き放たれたように鳥が鳴き始め、魔物の姿は潮の引くが如く消えてゆく。
アドルの心は、旅を終えた充実感に満ちていた。
全てが安らぎに満ちていた。
その中で彼は、長きに続いたイースの歴史を眺めている。
本に書かれてあった事が次々と現れては、消えてゆき、
やがて女神の姿が浮かんできた。

その顔はおぼろげだったが、
アドルは、不思議とその二人をよく知っているような気がした。

アドルが静まりかえった地上を見下ろすと、
そこにはジェバの家がひっそりと建っていた。

フィーナの記憶は、もう戻ったろうか。
地上へ帰ったら、真っ先に彼女にこれまでの出来事を話してやろうと思った。
どこからともなく、眩い光が溢れ出し、アドルを包んでゆく。
まるでその光は、彼を祝福しているかのようであった。

そして、アドルの新しい旅が始まる…

THE END


STAFF

SCENARIO
TOMOYOSHI MIYAZAKI

PROGRAM
MASAYA HASHIMOTO

GRAPHICS
TOMOO YAMANE

MUSIC COMPOSE
YUZO KOSHIRO
MIEKO ISHIKAWA

MAP DESIGN
SEIGO OKETANI
YOSHIHIKO KURATA

CHARACTOR DESIGN
ATANO KOSHIRO

MANUAL INSTRUCTION
TSUNEYUKI MIYAMOTO
TETSUYA IGARASHI

MANUAL ILLUSTRATION
YOSHIMI SATOH

SPECIAL THANKS
TADANOBU INOUE
YOSHIO KIYA
TAKAHIRO OHURA
KAZUHIKO TSUZUKI
HIROSHI NAKAJIMA
KOICHI HATAKEYAMA
KATSUMI TOGASHI
TOSHIO TACHIKAWA
SHIZUO KANAI
NORIYOSHI AKIBA

DIRECTOR
MASAYA HASHIMOTO

PRODUCER
MASAYUKI KATOH

COPYRIGHT BY Falcom 1987

 


おそらく88ゲームで俺様が最も思い入れのあるタイトルである「イース」。
どのような形で記事に残すべきか悩んだ。
例えば完全攻略のような形で
イースの全てを余す事なくテキスト化することも考えたが、
イースほど有名なタイトルになると、すでにその手の試みはされているし、
時間をかけてそれをする意味が無いように思えた。

頭を悩ませながらネット検索。
どこかにあるのだろうけど、
88版イースのシナリオテキストをまとめたページが見つからない。
SNS時代になってから、ゲームの研究ページがめっきり検索しにくくなった。
ならば88版だけでも
シナリオログをいつでも読める場所に残しておきたいという事で、
今回はシナリオログという形でまとめる事にした。

いやー、それにしてもイース
今プレイしても古さを感じさせないスタイリッシュなゲームだわ。
ほとんどのゲームプレイはテンキーによる移動のみで、
複雑な仕組みを理解する必要の無い
ヒット&アウェイだけで構成された冒険はとても快適だった。

 

さて、この記事を書いている間、
2024年2月15日にNintendo Switch
「EGGコンソール イース PC-8801mkⅡSR」というタイトルがリリースされた。
これは88版イースをそのままSwitchでプレイできるという買い切りソフト。
88そのままの画面のイースが通勤電車の移動中などにも遊べるという環境は
素直に感動した。
またどこでもセーブ機能やどこでも倍速機能などが搭載され、
さらにプレイが最適化できるのが素晴らしい。