秋葉原はレトロパソコンゲームの聖地「BEEP」。
ここはレトロパソコンゲームを中心とした中古販売店であるが、
コットンのリブート版を開発したり、
中古販売以外のレトロゲームを盛り上げる活動にも意欲的である。
そんなBEEPがX68000向けにイース&イースIIを移植して販売するとのこと。
内容は88版をベースにスムーズスクロールを実現させているものだという。
発売日は2021年3月9日を予定。
X68000と言えば勝手移植が盛んに行われていたパソコンで、
パソコン通信によって全国にそれらが流通されていた。
「イース」及び「イースII」も実は当時、
すでに勝手移植版があった。
▲勝手移植版イースforX68000
▲勝手移植版イースIIforX68000
この勝手移植版を作成したのは
「MILK」というサークルさん(または個人のプログラマー)。
もしかしたらこの「勝手移植版」を調整して売り出すのが今回の商品なのだろうか?
MILKさんの所在を見つけ出し、商品化の交渉をしたのか?
凄い執念を感じるが、メガドライブミニの「ダライアス」も似たような経緯なので、
あながち無い話とも言えないかもね。
X68000でのイースと言えば電波新聞社の劇画調「イース」が衝撃的だった。
登場人物の濃過ぎるイラストが話題になる事が多いが、
ゲーム内容もアドルの頭身が高い等、
オリジナル版のプレイ感覚と違っていて面白かったんだよね。
ところがこの電波版イースはIIが存在しておらず、未完のまま終わっている。
68ユーザーとしては、
電波版イースIの復刻と電波版の流れを引き継いだイースIIの新規開発が実現すると
積年の思いが晴れる心地なのだが、この68イース復活プロジェクトが、
MILKさんのプログラムありきで進んでいるものだとするならば、
後者は予算がかかり過ぎて無理だろうなぁ。
さて、そんな68イース移植決定を祝う形で
今回はイースのTシャツを作成した。
以前にもアドルのドット絵をあしらったTシャツを作ったわけだが、
今回のデザインはコチラ。
イースおなじみの女神ロゴの横に、
地上から上空に浮かぶイースのサルモン神殿までの全貌を収めた。
これを着ているとイースI&IIの冒険が走馬灯のように頭を過ぎるというものだ。