やっぱりセガが好き第79回「アイラブミッキー&ドナルド ふしぎなマジックボックス」


アイラブミッキー&ドナルド ふしぎなマジックボックス
セガ
1992年12月18日/アクション/6800円

 


1作目「アイラブミッキーマウス ふしぎのお城大冒険」、
2作目「アイラブドナルドダック グルジア王の秘宝」に続く
アイラブディズニーシリーズ第3弾にして最終作。
メガドライブにはディズニーを原作とするゲームがたくさん出ているが、
アイラブディズニーシリーズはセガ第7AM研究開発部の(ほぼ)同じメンバーが開発した
セガ内作のアクションゲームシリーズだと思って頂ければ良いと思う。

1作目でミッキーマウス、2作目でドナルドダッグを主人公とし、
今作ではその二人をW主人公とし、
二人同時プレイを実現させる形の構成になっている。

 


ある日、ミッキーとドナルドは、次のマジックショーのために練習をしていました。


ミッキーがマジックでシルクハットから煙を出して見せると
ドナルドはビックリしてひっくり返ってしまい、
その拍子に舞台の道具立てを倒してしまいました。


すると、その奥にはカーテンのついた不思議なマジックボックスがありました。


「ミッキー、これ見てくれよ!
これがちゃんと使えれば、僕達のマジックショーに使えるぞ!」
とドナルドは喜んで叫びました。
「ウーン・・・あんまりいい考えとは思えないなぁ。」
とミッキーはカーテンの奥で光る不気味な赤い光を見つめながら答えました。


しかし、もうそのときにはドナルドはマジックボックスの中に入っていました。


すると突然「パッ!」という音がしてカーテンが揺れると、
ドナルドは消えてしまいました。


ミッキーがおそるおそるマジックボックスの中に入って様子を調べようとすると、
再び「パッ!」という音がしてミッキーも消えてしまいました。


不気味な笑い声が響く中、ミッキーとドナルドは真っ逆さまに落ちて行きました。
そして恐ろしい声が聞こえてきました。


「お前達は確かに腕のいいマジシャンかも知れない。
しかし、わしの支配するこの魔法の世界ではどうかな?
もし、わしに勝つ事ができたら、このマジックボックスから出してやろう。
お前達ごときではこれからたくさんのマジックを身に着けても
わしのところに辿り着く事もできんじゃろう。ハハハ・・・」

 


最初にミッキーとドナルドどちらでプレイするか選択する。
ミッキーとドナルドではステージのルートが少しずつ異なる。
また、このゲームは2人協力プレイが出来るのだが、
2人で遊んだときにしか入れないルートも存在する。
今回はドナルドを操作して進めていこう。

 


これまでのシリーズ2作同様に、
やはり背景は描き込まれていて美しい。
プレイヤーの移動する面だけでなく、
カメラのすぐ手前にあるであろう遮蔽物なども気を使われている。
前2作に比べてキャラクターが一回り小さいように感じるが、
これは2人協力プレイを実装した事による弊害だろう。


アクション設計は前作「アイラブドナルドダック グルジア王の秘宝」を踏襲。
ダッシュ、攻撃、ジャンプの3ボタン構成。
今回の攻撃はマジック。
布をひらりと振ると、それに触れた相手が花になる。

 




蜘蛛が尻から吐き出す糸に乗って移動するギミックが面白い。

 


ステージ1のボスは大蜘蛛。
巣の裏側へも移動したりする。

 


ボスを倒すと宝箱を落としていく。

 


宝箱の中には今まで見た事も無いような
素晴らしいマジックが書かれた古い本が入っていました。
その本には
「・・・『アラカザム!』と呪文を唱え
A、B、Cボタンのどれかを押すと空飛ぶ絨毯が現れる。
JUMPボタンを押すと空飛ぶ絨毯は上にあがり、
方向ボタンを押すと好きな方向に絨毯を動かす事ができる。」
と書かれていました。

 


「いまこそ、さっき覚えたマジックを試してみるいい機会だ。」

 


鳥を避けながら雲海の中を進む。

 


続いて葉っぱに乗って濁流を進む。葉っぱから落ちたらミス。
けっこう難しい。

 


次は雲から雲へ。

 


ステージ2のボスは壁画から次々と登場する。
パターンを読めば簡単。

 


宝箱の中には今まで見た事も無いような
素晴らしいマジックが書かれた古い本が入っていました。
その本には
「・・・『アラカザム!』と呪文を唱え
A、B、Cボタンのどれかを押すと魔法の泡が現れる。
JUMPボタンを押すと泡は上にあがり、
方向ボタンを押すと好きな方向に泡を動かす事ができる。」
と書かれていました。

 


「いまこそ、さっき覚えたマジックを試してみるいい機会だ。」

 


泡を制御しながら海中を進む。

 


海の中の沈没船へ。

 


ステージ3のボスはサメ。

 


宝箱の中には今まで見た事も無いような
素晴らしいマジックが書かれた古い本が入っていました。
その本には
「・・・『アラカザム!』と呪文を唱えA、B、Cボタンのどれかを押すと
一瞬のうちに箱から箱へ移る事ができる。」
と書かれていました。

 


ステージ4はドナルドが小さくなってしまった世界。
背景を見ているだけで楽しい。

 


こんどのマジックはこの形の扉に入れるようになるだけ(^^;
もうちょっと何か無かったの?w

 


飛び出す絵本のようなステージ。
この表現力凄い!

 


デコレーションケーキの世界。
このステージの描き込みも美しい。

 


ここのボスはほうきに乗った魔女。
それにしてもこのゲームのボスは小ぢんまりとしている。

 


箱の中には今まで見た事も無いような
素晴らしいマジックが書かれた古い本が入っていました。
その本には
「・・・『アラカザム!』と呪文を唱えA、B、Cボタンのどれかを押すと
自分の思う通りにトランプのかーどを動かせる。」
と書かれていました。

 


続いてはトランプ兵の世界。

 


特定の場所でマジックが発動してトランプ兵が土台になる。

 


とある順番でサイコロを踏むと出口が開く。
間違えると少し前からやり直し。

 


ちょっとした迷路になっているステージ。

 




「たしかに今までお前はよくやってきた。
しかし、それもここまでだ。
お前は絶対俺様に勝つ事はできない。ハハハハ・・・」

いよいよ最終ボス戦。
上下する足場で幽霊みたいなのを避けつつ、
本体の顔に向かって布を振る。
そんなに強くない。


「今まで誰も勝つ事が出来なかった俺様に勝つとは!!
お前は素晴らしいマジシャンだ。
約束通りわしの一番凄いマジック、
この魔法の世界から抜け出すマジックを教えてやろう!」

この世界から出れるだけのが一番凄い魔法・・。

 

GAME DESIGNER AND DIRECTOR
EMIRIN

GAME DESIGNER
YAGAMI

ART DIRECTOR
THOMAS YUUDA

ARTIST
7LY.BIG.KING
TAMUN
MANABU
MIKARIN
NOBURIN
RICE
THOMAS YUUDA

PROGRAMMER
MANUU
MUI
RYUU
KENKEN
FU

SOUND COMPOSER
LOTTY
MAGURO

SPECIAL THANKS TO
BERT
REI
JACKSON YU

WALT DISNEY'S PRODUCER
PATRICK GILMORE

MAIN PROGRAMMER AND PRODUCER
SATMAN

 

 

前述したように2人協力プレイを目指した事で、
キャラが小さく、ステージの仕掛けも制限が多かったであろう事は明白で、
ボス戦などはどれもアイデア不足でインパクトが弱かったり、
全体的にチマチマした印象で、ボリュームも少ない。
2人プレイをメインにして遊んだら印象が変わったのだろうが、
俺様のように1人でしかプレイしない人にとっては
前作よりスケールダウンした感じを受けてしまう。

とはいえ、ビジュアルクオリティの高さは健在で、
この三部作がベンチマークとなり、
その後のディズニーゲームのビジュアルが
高品質なものに引き上げられていった事は明白である。

今日のチョイ呑み(163)「えぼし」

9月になると海水浴場はシーズンを終えてしまう。
今年はまだ一度も海水浴をしていない。
海に入らない夏は寂しい。
この日、雨も降らず、夏らしい暑さだったので、
滑り込みセーフで湘南のサザンビーチにやってきた!


人は多くもなく少なくもなく。
みなさん最後の夏を楽しんでいる様子だ。
俺様は水着に着替えてさっそく海へと身を委ねていく。
サザンビーチの砂は良質で素足で歩いても痛くない。
俺様の海水浴法はこうだ。
沖に向かって歩いていく。
足がつくかつかないぐらいの場所が定位置。
そこで波がくるたびにジャンプし、顔が濡れないようにする。
これをずっと続けるw
何かクラゲのように母なる海と一体になった感じで癒される。
ちなみに本物のクラゲには数回刺された(爆)

そんなわけで夏の心残りを一つ解消できた。
俺様にはもう一つ解消すべき心残りがあった。
5月の生しらす漁解禁とともに訪れた江ノ島
そのとき不漁で生しらすを食べる事が出来なかったことだ。

俺様はサザンビーチから歩いて20分のところにある「えぼし」に到着。


ここはオープン時間から席が埋まる人気店。
ここまで歩いてきて入れないのはツライので
きっちり前日予約は済ませてきたぜ。エライ!


席に案内され、さっそくビールを流し込む。
写真ではよくわからないけど、特大ジョッキで注文。
ゴクゴクゴクゴクゴクゴク!!!
うまーーーーい!!!!
何度も海水の波で洗われた喉は塩でカラカラヒリヒリ。
この瞬間のために海の家でビールを飲むのをガマンしてきたのだ!
お通しは自家製豆腐。

 


この店はもの凄くメニューの点数が多い。
このようにメニューの書かれた紙がバサーーッと。
全貌を理解するだけでも大変。
事前に食べたいものを調べてから来店すると良いだろう。

 


最初のツマミはやはり生しらす
この店はポン酢で食べるのかー。
近頃、生しらすは都内のスーパーでも売っている事が多いのだが、
生しらすは足が早い食べ物。
採れたてじゃないと苦くなっておいしくなくなる。
そしてここの生しらすはやはり鮮度が良い。
鮮度の良い生しらすは甘いのだ。

 


続いては大アサリの醤油焼き」
口の中に入れた瞬間でジューシーな旨味が広がる。
一個一口で終わってしまう贅沢なツマミ。
これは日本酒が無いと勿体無いので
神奈川県の地酒、川西屋酒造の丹沢山 魚々っと」に切り替え。
実はこの店、神奈川の地酒はこれしか無い。(^^;
(新潟の日本酒が多い)

 


続いては「白子の天ぷら」
これがハチャメチャに美味い!
香ばしい衣の中から旨味満載のトローッとした白子が溢れる。
これはまさに“海のクリームコロッケ”だぜぇ!

 


次は「コチの薄造り
コチは海底で生活する平べったい魚。
さっぱりした繊細な味で、これは辛口の酒が合いそう。
これも鮮度がいいから美味いんだろうな。

 


お次は「新子のままかり
新子とは小肌の稚魚。それを酢漬けしたもの。
これまた日本酒に合いまくりの優秀なツマミ。
酢の具合も完璧だなぁ。

 


こちらは「玉ねぎのさつま揚げ」
ん?ここにきて玉ねぎ?と思われるかも知れないが、
これ美味いよ!
さつま揚げの中にギッシリ詰まった玉ねぎの甘味が口の中に広がる~!

 


そして「大エビフライ」
海の土地に来たらこういうの食べたくなるよね~w。

 


最後は「のどぐろの塩焼き」でフィニッシュ。
俺様はのどぐろ大好きだ。
のどぐろは日本海側の魚だと思ってたけど、
湘南でも食べられるとは思ってなかったなぁ。
鮮度も良い。新潟で食べるのと変わらずめっちゃ美味いぜぇ・・。

 

全てが日本酒との相性バツグンなツマミ。
いや~、完璧な海のチョイ呑みだった。
単価の高い店だけど、この満足度なら納得だぜ。
日帰りでこういう土地へ行けるのは最高だな。

集中攻略『スペースハリアー』


発売元:電波新聞社
発売時期:1988年7月
定価:7800円
対応機種:PC-8801mkIISR以降

 


1985年に登場し、
そのセンセーショナルな商品構成によって
多くのゲーマーを魅了したスペースハリアー
巨大なキャラクターがハイスピードで画面に迫るその内容は、
家庭で楽しむにはとてもスペックが足りないように思えた。

1986年12月。
セガマークIIIに家庭用に移植された「スペースハリアー」が登場。


セガマークIII版の画面

ビジュアルは頑張っていたものの、動きがカクカクでタイニー感が強かった。
予想できていたものの、やはり
「アーケード版スペースハリアーを家でも遊べる」
というのは無茶な願いであった。

そんな中で電波新聞社は1987年から1988年にかけて
パソコン向けに次々とスペースハリアーの移植ソフトをリリースした。
その第一弾は1987年3月。
既に過去のハードとなっていたPC-6001mkII版
俺様はこのソフトをプレイしてビックリした。
冷蔵庫の塊が画面の奥から飛んでくる・・。


▲PC-6001mkII版の画面

これを「スペースハリアー」と言って良いのか?
同人ソフトならまだしも、市販ソフトで移植としてリリースしたんだぜ?
だがプレイしているうちに「おや?」と思った。
このPC-6001mkII版のスペースハリアー
マークIII版より敵の動きが滑らかで気持ちいい。
見た目に反してゲームとしてのプレイ感が良かった。
「完全移植を目指さない移植は悪」という固定概念を覆す強烈なアンチテーゼ。
はたまたスペースハリアー実験というパフォーマンスなのか!?

1987年9月にはX68000版、1987年12月にPC-6601版が登場。
この3作は「タイニーゼビウス」の作者であった松島徹さん
1987年12月にはFM-77AV版も登場している。
こちらの作者は松島さんではなく、
FM-7で「マッピー」や「ドルアーガの塔」を移植した林俊彦さん

そして1988年7月25日に88版とX1版がリリースされた。
88版の作者は石田和久さん。X1版はコミヤマケンジさん
どちらも呉ソフトウェア社長の呉英二さんの紹介みたいだ。
石田さんは呉さんが中学教師だった頃の教え子とのこと。

 


さて88版をプレイしてみよう。


PC-6001mkII版ほどでは無いが、
かなり割り切ったビジュアルになっている。
が、そのかわりスピード感がもの凄い。キビキビと動く。
ジョイスティックにも対応している。

 


こちらはTESTモードの画面。
ディスプレイのアナログとデジタル切り替え、
ミュージックモードのほか、
ゲームのスピードが変えられるのが凄い。(1から99まで!)
最大速度でやると物凄い速さで物体が通過していく。
ゲームにはなっていないが笑ってしまう。
ソフトというより公開実験。もしくは芸術。

電波新聞社スペースハリアー実験はこれで完結したが、
1988年10月にMZ-700版というのも存在する。
それは雑誌「Oh!X」の掲載プログラムという形の公開だった。

カレー番長への道 ~望郷編~ 第363回「ブラン亭」

今日は新橋駅と有楽町駅の中間地点にある「ブラン亭」でカレー修行だ。
店のあるビルには立て看板は出ているものの、
外からでは営業しているのかどうかはよくわからない。


「ブラン亭」はこのビルの4階にある。

エレベーターで4階に上がる。
細い通路の一番奥に「ブラン亭」の看板が火を灯している。


扉が閉まっていて中の様子はわからないが、
「営業中」の立て札がかかっている。
扉をあけると確かに営業していた。
ちなみにこの日訪れたのは平日の18時頃だ。
ネットで営業時間は調べてから行っているが、
個人経営の店だと、その通りの時間に営業していない事も多い。
実際、この日は別のカレー店を訪れて臨時休業を食らっている。

 


中に入ると店主のおばさんが出迎えてくれた。
店内は6畳ぐらいの狭いスナック物件。
テーブルは3卓。
先客は誰もいなかったので好きなところに着席。

メニューを見るとカレーは5種類。
チキン、ポーク、キーマ、豆、しらす
(なお、この日はしらす」が無くてビーフに変わっていた)
このうち2種を選択すると900円。3種だと1200円。
その他、「日替わりカレー」が1000円。
今日の日替わりカレーは何か聞くと、
「5種類のカレーが全て入ってます」とのことw
何そのお得過ぎる日替わりw
俺様は「日替わりカレー」目玉焼きのトッピングをお願いした。
やがてカレーがやってくる。


デラックスなカレーだなぁ~。
中央に白米。そして周囲に5種のカレー。
そして副菜として野菜の炒めもの、そしてパパドもついてるのが嬉しい。
まずはカレーを順番に試していく。

豆カレーは優しい味。豆カレーはいつも優しい。
キーマカレーは唐辛子の食感がポイントだね。味は甘め。
チキンカレーは思いのほかクリィーミーだ。これはバターチキンなのかも知れん。
ビーフカレーは肉がとろっとろ!トマトの酸味が感じられる。
ポークカレーは旨味が溢れる!
驚いたなぁ、どれもちゃんと店舗を構えているカレー専門店のクオリティだよ。


それぞれ半分ぐらい味わってから、味変の作業に入る。
レモン、ライムペースト、フライドガーリックを全体にまぶす。
パパドを粉々にし、目玉焼きも細かく刻む。
そして全体をシャッフルシャッフルシャッフル~♪


見た目は汚いけど、これが天国かってくらい美味い!
スプーンが止まらない!幸せ過ぎる!!

 


食後は黒豆茶を出された。
完璧なカレー天国。
雑居ビルのスナック居抜きでやるようなクオリティじゃありませんぜ・・。
まあ、でも逆にこういうシチュエーションで食べる絶品カレーというのもオツなもの。
混まない時間帯でまたこのあたりに寄ったら思い出したいお店だ。
(昼時などはすぐ満席になりそう)

バカ映画大研究(38)「ザ・ダーク」


ザ・ダーク
ジャンル:SFホラー
上映時間:90分
1979年アメリカ映画
監督:ジョン・“バッド”・カードス
出演:ウィリアム・ディヴェイン
1979年12月1日日本公開

この映画は途中で監督交替劇があったらしい。
『ロサンゼルスを血に染める猟奇殺人の恐怖!』
とパッケージに書かれているキャッチコピーの通り、
全編90分中前半75分は、
いわゆる猟奇サスペンス物といった展開で、地味な捜査活動を追う形で進む。
といってもその猟奇殺人犯人は、
目から出す怪光線で人を殺めるというデタラメなモンスターなので
推理一切意味無し!
さて、ここからは俺様の想像も交えて話す。
この映画のプロデューサーは、8割方出来上がった本作を観て、
「こんな地味な映画、ヒットしそうもないな」と思ったのかも知れない。
突然に「犯人を宇宙人にしろ」と言い出した。
怒り狂ったかズッコケたか、当時の監督は、その場で監督を降りたとか。
そして代打監督は、ほとんど仕上がっているこのサスペンス映画を
SFホラーにするべく立ち上がった。
それが最後の15分。
廃工場のようなところで怪光線を乱射して警察と大乱闘する宇宙人。
しかし所詮付け足しの15分。
宇宙人は自分で出した火が引火して焼死。
これまで地道に積み上げた推理や伏線は関係なしに映画は終焉を迎えるのだった。
ズコーーーー!!

 

余談だが降板した監督というのは悪魔のいけにえ」のトビー・フーバー
途中でSFホラーに改変するというのは愚行だったが、
サスペンスの75分は画面が暗くて何をやってるのかさっぱりわからず、
元のまま完成させたとしても全然面白くならなかった気もする(爆)

 

 

警戒レベル:

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俺様は隠れ焼きそばファン(03)「お気軽お酒食堂あんと」

あまり広言していないが、俺様は焼きそばが好きだ。
もしかしたら「隠れ焼きそばファン」と言っても良いかも知れない。
それはもはや「焼きそばファン」で良いのではないか?と思われるかも知れない。
だがカレーやうどんほど積極的に専門店を探しているわけではない。
なので「隠れ焼きそばファン」で良いかと思う。

今回は赤羽にある「お気軽お酒食堂あんと」さんにやってきた。

ここは今年の7月22日にオープンしたばかりのお店。
実はここにはカレーを食べにきていた。
だが、ローメン」という料理が爆推しされていた。
しかも、この日食べようとしていたカレーもミニサイズでついてくる
ローメンのセットメニューがあるようだ。
方針変更。
今日はローメンを食べてみる。
なぜなら、俺様は「隠れ焼きそばファン」だから!

 


まずは副菜。

 


続いてミニカレーが来た。
カレーは凄くオーソドックス。
でもセットメニューでカレーがちょっとだけ食べれるって何かお得な感じ。

 


ローメンとは、長野県の郷土料理で、
羊肉を使った汁焼きそばの事らしいが、
この店では羊のかわりにアグー豚を使っているらしい。
「汁焼きそば」という割には汁は少なめ。
青森の「つゆ焼きそば」は
かけそばのように普通にスープの中に焼きそばが沈んでいたから、
同じ「汁焼きそば」でも随分違うんだな~。


抵抗なくするすると食べれる。
ちょっとパンチが足りないかな~。
アグー豚じゃなくて羊肉を使ったバージョンを食べてみたいなと思った。

やっぱりセガが好き第78回「アイラブドナルドダック グルジア王の秘宝」


アイラブドナルドダック グルジア王の秘宝
セガ
1991年12月20日/アクション/4800円

 


ディズニーキャラクターのミッキーマウスを主人公にし、
傑作サイドビューアクションゲームとなって完成した
「アイラブミッキーマウス ふしぎのお城大冒険」から13ヶ月後。
同じくディズニーキャラクターであるドナルドダックを主人公にした本作が
セガからリリースされた。
タイトルが「アイラブ~」と共通したものになっており、
シリーズ作品という認識で間違いないと思う。
開発スタッフも「アイラブミッキーマウス ふしぎのお城大冒険」とほぼ同じで、
セガAM第7研究開発部が担当している。

ちなみにメガドライブには「ミッキーマニア」というタイトルもセガから出ているが、
こちらは海外のトラベラーズテイルズという会社が作ったゲームで、
メガドライブ版の日本販売をセガが請け負っただけであり、
関連作品ではない。

なお、海外でのタイトルは『Quackshot starring Donald Duck』で、
日本版でも「アイラブドナルドダック」という名称は
パッケージとマニュアルでしか使われていない。

 




ある日、ドナルドはスクルージおじさんの書斎の片隅で1冊の本を見つけました。
その本の表紙には「グルジア王と隠されたダックの秘宝」と書かれていました。
それによれば、その昔グルジア王はダック王国という大きな国の王様でした。
彼は死ぬ前に一番大事にしていた宝
「聖なるダックの秘宝」をどこかに隠したというのです。

そして、その本にはダックの秘宝の手がかりの地図がはさまれていました。


「WOW!この宝が手に入れば、スクルージおじさんよりもお金持ちになれるぞ!」
しかし、その様子をピートギャング団という世界的なギャング団の一味が
窓から見ていたのでした。

そうとは知らず、その本を持って飛び出していくドナルド!


ピートギャング団の一味は宝の地図を奪おうとドナルドのあとをつけていきましたが、
ドナルドが飛び越えたマンホールの穴に落ちてしまいました。


ドナルドはさっそくヒューイ、デューイ、ルーイの3人の甥っ子を連れて
宝探しの旅に出ることにしました。
しかし、そこに怒ったデイジーがやってきたのです。
「ドナルド!いったいどこに行くの?
 つい1時間前には食事しようって言ってたじゃない!」
「ちょっと大事な用事が出来たんだよ。
 でも凄いプレゼントを持って帰るから楽しみに待っててよ!」
「ドナルド、待ってドナアアアアアアルド!」


怒ったデイジーをおいて、トナルドは飛び立っていきました。
しかし、凝りもせずそのあとをピートギャング団が追っていったのでした。

 


このゲームは、地図画面から各拠点へと移動する。
最初はアメリカ、メキシコ、トランシルバニアが選択できる。
まずはアメリカから行ってみよう。


甥っ子の操縦する飛行機で運ばれてくる。

 


ゲームはサイドビューのアクションゲーム。
ダッシュ、ショット、ジャンプの3ボタン構成。
ショットボタンを押すと正面にシュッポン(トイレ掃除のあれ)を投げる。
これを敵に当てると敵は数秒間気絶する。
その間にすり抜ける事が可能。
シュッポンは真上にも投げられる。

 


体力制。攻撃を受けると体力が減少し、
無くなると残機を消費して特定のポイントから再開。
ステージ中に出現する「アイスクリーム」で体力1回復。
「チキン」で全回復。
その他のアイテムは、スコアになる「ドル袋」、
残機が増える「1UP」、
5個取ると一定時間無敵になる「とうがらし」がある。

 


「ここから先は高い塀を登る道具が無ければ進めないよ。」

ステージ途中で先に進めなくなる。
先へ進む道具を入手するため、他のステージへ探索へ行くのが正解。
飛行機を呼んで地図画面から別の土地へ飛ぶ。
このようにこのゲームでは単純に順番にステージをクリアしていくのではなく、
各地を飛び回ってルートを開拓していくような構成になっている。
それにより冒険している感じがより出ているように思う。

 


ひとまずメキシコへ行ってみる。

 




「この遺跡の入口は鍵がかかっていて中に入れないの。
 その鍵はヒーローの鍵というのよ。
 アメリカから来た探検隊が持っていってしまったわ。」

 


続いてトランシルバニアへ。

 


「わァ、ここは有名なドラキュラ城だ。」

 


「なにかブロックを壊す道具が無ければ先に進めないぞ・・・」

3箇所とも先へ進めなくなったのでアメリカに戻ってみる。

 


「メキシコのヒーローの鍵を知らない?」
「君はヒーローに相応しいかい?」
「ヒーローになろうとしているところさ。」
「じゃあ、これを持っていきな。がんばれよ!」
ドナルドはヒーローの鍵を手に入れた。

ヒーローの鍵はメキシコで使うんだったな。
メキシコへ移動して遺跡の入り口へ。


道具を使うときはポーズメニューから「つかう」を選択する。






方向下を入れながらジャンプボタンを押すとヘッドスライディングをする。
このアクションをしないと通過できない通路もあるぜ。

「やァ、ドナルド!しばらく見なかったなァ・・・」
グーフィー、こんなところで何をしてるんだい?」
「あー、ただ見物してるだけだよ。
 途中で変な紙切れを見つけたんだ。
 何かよくわからないけどいるかい?」
「もちろん!」
「あともうひとついいものがあるよ。
 たぶんこれを壁に撃ったら高いところに登れるんじゃないかなァ。
 でも、僕には関係無いからあげるよ。
 それからアメリカのジャイロが探してたよ。」
紙切れと赤色のシュッポンを手に入れた。

これまで敵を気絶させるだけだったシュッポンだが、
壁に貼り付けて、柄の部分を登れるようになる。




電線を滑車で進むの楽しい~♪

 


「ドナルド!君の事を探してたんだよ。
 僕の新しい発明品を試してくれないか?
 これなんだけど、バブルガム弾ていうんだ。
 これを何でも出る出るガンに入れて撃つと
 ものを壊す事が出来るんだ。」
「ありがとうジャイロ!!」
ドナルドはバブルガム弾を手に入れた。

このバブルガム弾を使うとドラキュラ城で道を塞いでいたブロックを破壊できる。
(ただしバブルガム弾は所持している弾数しか撃てないので注意)


「そのバブルガム弾でブロックを壊して進むのじゃ・・・
 でも、なんだってこんな恐ろしいところへ、それも一人でやってきたんじゃ?」
グルジア王の聖なるダックの秘宝を探してるんだ。」
「なんじゃと、せ、せ、聖なるダックの秘宝じゃと!
 じゃァ、あのドラキュラ様が持っている宝の地図が目当てなのじゃな?
 命知らずなやつめ、わしァ知らんぞ、ヒヒヒヒ・・・」

 




ドラキュラとの対決。
勝利するともう一枚の地図が手に入り、
行ける場所が7箇所に増える。




海賊船のステージへ。

 




「あー、困った困った。」
「どうしたんだい?」
「実はこの船は俺の船だったんだが、幽霊達に乗っ取られてしまったんだよ・・・
 もし、幽霊達からこの船を取り返してくれたら、
 聖なるダックの宝の在り処を伝えるバイキングの古文書をやろう。どうだい?」
「や、やらせてくれ。」
「申し訳ないんだが、船の中に入るには無くなったバイキングの鍵が必要なんだ。」

 


続いてはエジプト。
なのだが、ピラミッドには入れない。


「入り口が閉まっていて中に入る事ができない。」

なのでマラハジャへ向かう。




「わァ、大きなマハラジャのお城だなァ。」

 


「そち、わしと賭けをしてみんか?庭に放してあるトラと戦って、
 もしそちが勝ったら、このスフィンクスの涙をやろう。どうじゃ。」

城の中はちょっとした迷路のようになっていて、
迷うと面倒くさい。
トラのところに辿り着き対決。

 

「あのトラを倒すとはたいしたものじゃ。
 約束通りスフィンクスの涙をそちにやろう。」
ドナルドはスフィンクスの涙を手に入れた。

 


スフィンクスの涙を使ってエジプトのピラミッドの中へ。

 




ドナルドは太陽の杖を手に入れた。

 


みんな大好きトロッコ

 


続いて南極へ。

 


「あっ、氷の中に鍵が埋まっているぞ!
 でも、どうやって取り出せばいいんだ・・・」

 


ドナルドはバイキングの鍵を手に入れた。

 


海賊船の内部へ。

 


「約束通り、幽霊を追っ払ったぞ!さァ、バイキングの古文書をくれよ。」
「すまん。実は持っとらんのじゃ。」
「な、なんだって!」
「じゃが、古い言い伝えによると、
 南極のどこかの氷の中に入れて隠されておるという事じゃ。

 あっ、待て待て、この古いバイキングの道具を持っていきな。
 飛んでいるものにこれをくっつければ、先に掴まって空を飛ぶ事が出来るのじゃ。」
ドナルドは緑色シュッポンを手に入れた。

 


鳥に下からシュッポンを当てると、それに掴まって移動できるようになる。

 


南極で「バイキングの古文書」を発見。

 


「ドナルド!3人の甥っ子の命が惜しければ、
宝の地図とバイキングの古文書をよこせ!」
「ドナルドおじさん、助けて、助けて・・」
「しょうがない。言う通りにしよう。子供達を返してくれ!」


「ごめんなさい。ドナルドおじさん・・」
「さあ、ヒコーキにもどってピートの後を追うぞ!」






「もし俺様を倒せたら、宝の地図とバイキングの古文書を返してやろう。
 倒せたらの話だがな。ワッハハハハ・・・」


ここではマシンに乗るピートを狙うわけだが、
今まで使ってこなかった3つ目の武器「ポップコーン」が有効だ。
ポップコーンは一度に5発の弾が扇状に飛ぶので、
ピートにラインを合わせなくても当てる事ができる。
ただし、ここまでに弾を99発集めていても、
19回しか撃てないわけなので、連打せずに慎重に狙おう。

 

ドナルドはバイキングの古文書を取り戻した。
バイキングの古文書には
「深い水の中に宝の在り処を秘めた神聖なる地図を沈めよ。
 さすれば勇者には聖なるダックの宝の在り処がわかるであろう。」
と書かれている。
「地図を水につけてみよう!」


「きっとこの島に聖なるダックの宝があるんだ。さァ、出発だ!」

 


「ついに、この宝に相応しい者が現れた・・・・」

 


「なんてこった!これはただのお姫様の石像じゃないか!」

 


「ドナルド、会いたかったわ!プレゼントはどこ?」
「これなんだけど・・・聖なるダックの宝さ・・・」
「これがプレゼント?これだけなの?!」


「まあ、素敵!きれいな宝石のネックレス!ありがとうドナルド!」

GAME DESIGNED & DIRECTED BY
EMIRIN

ART DIRECTOR
THOMAS YUUDA

ARTISTS
RICE
MIKARIN
THOMAS YUUDA

PROGRAMMERS
MUIMUI
YAMA1
MOMONGA MOMO
RYUU
M・OHMORI
TATSUYAN

MUSIC COMPOSED BY
KAMIYA STUDIO

SOUND PRODUCER
BO

SPECIAL THANKS TO
BERT
JACKSON YOU
HUGH
OHSAN

WALT DISNEY'S PRODUCER
JIM SIMMONS

MAIN PROGRAMMER & PROGRAM COORDINATOR
SATMAN

 

 

世界各地を飛び回って宝を探す構成は、
前作よりもスケールの大きさが感じられ、
冒険している雰囲気が楽しめる快作となっている。

グラフィックも前作同様にとてもクオリティが高い。


タイトルロゴからも分かるように、
本作は映画「インディ・ジョーンズ」シリーズのパロディである。

 

ドナルドの衣装もインディのコスチュームを模している事は明白だ。

 

最終ステージの見えない床を進むシーンなどは、
映画3作目インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」の終盤シーンをオマージュしている。

 

俺様は「インディ・ジョーンズ」が大好きだったので、
それをディズニーキャラの中でも好きなドナルドがオマージュし、
高品質のアクションゲームに仕立て上げた本作の存在は
数あるメガドライブタイトルの中でも特別なものであった。