今日のチョイ呑み(163)「えぼし」

9月になると海水浴場はシーズンを終えてしまう。
今年はまだ一度も海水浴をしていない。
海に入らない夏は寂しい。
この日、雨も降らず、夏らしい暑さだったので、
滑り込みセーフで湘南のサザンビーチにやってきた!


人は多くもなく少なくもなく。
みなさん最後の夏を楽しんでいる様子だ。
俺様は水着に着替えてさっそく海へと身を委ねていく。
サザンビーチの砂は良質で素足で歩いても痛くない。
俺様の海水浴法はこうだ。
沖に向かって歩いていく。
足がつくかつかないぐらいの場所が定位置。
そこで波がくるたびにジャンプし、顔が濡れないようにする。
これをずっと続けるw
何かクラゲのように母なる海と一体になった感じで癒される。
ちなみに本物のクラゲには数回刺された(爆)

そんなわけで夏の心残りを一つ解消できた。
俺様にはもう一つ解消すべき心残りがあった。
5月の生しらす漁解禁とともに訪れた江ノ島
そのとき不漁で生しらすを食べる事が出来なかったことだ。

俺様はサザンビーチから歩いて20分のところにある「えぼし」に到着。


ここはオープン時間から席が埋まる人気店。
ここまで歩いてきて入れないのはツライので
きっちり前日予約は済ませてきたぜ。エライ!


席に案内され、さっそくビールを流し込む。
写真ではよくわからないけど、特大ジョッキで注文。
ゴクゴクゴクゴクゴクゴク!!!
うまーーーーい!!!!
何度も海水の波で洗われた喉は塩でカラカラヒリヒリ。
この瞬間のために海の家でビールを飲むのをガマンしてきたのだ!
お通しは自家製豆腐。

 


この店はもの凄くメニューの点数が多い。
このようにメニューの書かれた紙がバサーーッと。
全貌を理解するだけでも大変。
事前に食べたいものを調べてから来店すると良いだろう。

 


最初のツマミはやはり生しらす
この店はポン酢で食べるのかー。
近頃、生しらすは都内のスーパーでも売っている事が多いのだが、
生しらすは足が早い食べ物。
採れたてじゃないと苦くなっておいしくなくなる。
そしてここの生しらすはやはり鮮度が良い。
鮮度の良い生しらすは甘いのだ。

 


続いては大アサリの醤油焼き」
口の中に入れた瞬間でジューシーな旨味が広がる。
一個一口で終わってしまう贅沢なツマミ。
これは日本酒が無いと勿体無いので
神奈川県の地酒、川西屋酒造の丹沢山 魚々っと」に切り替え。
実はこの店、神奈川の地酒はこれしか無い。(^^;
(新潟の日本酒が多い)

 


続いては「白子の天ぷら」
これがハチャメチャに美味い!
香ばしい衣の中から旨味満載のトローッとした白子が溢れる。
これはまさに“海のクリームコロッケ”だぜぇ!

 


次は「コチの薄造り
コチは海底で生活する平べったい魚。
さっぱりした繊細な味で、これは辛口の酒が合いそう。
これも鮮度がいいから美味いんだろうな。

 


お次は「新子のままかり
新子とは小肌の稚魚。それを酢漬けしたもの。
これまた日本酒に合いまくりの優秀なツマミ。
酢の具合も完璧だなぁ。

 


こちらは「玉ねぎのさつま揚げ」
ん?ここにきて玉ねぎ?と思われるかも知れないが、
これ美味いよ!
さつま揚げの中にギッシリ詰まった玉ねぎの甘味が口の中に広がる~!

 


そして「大エビフライ」
海の土地に来たらこういうの食べたくなるよね~w。

 


最後は「のどぐろの塩焼き」でフィニッシュ。
俺様はのどぐろ大好きだ。
のどぐろは日本海側の魚だと思ってたけど、
湘南でも食べられるとは思ってなかったなぁ。
鮮度も良い。新潟で食べるのと変わらずめっちゃ美味いぜぇ・・。

 

全てが日本酒との相性バツグンなツマミ。
いや~、完璧な海のチョイ呑みだった。
単価の高い店だけど、この満足度なら納得だぜ。
日帰りでこういう土地へ行けるのは最高だな。