やっぱりセガが好き第33回「アレックスキッドのミラクルワールド」

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アレックスキッドのミラクルワールド
(セガ・エンタープライゼス)
セガ・マークIII/1986年11月1日/アクション/5500円

 

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セガの家庭用ゲーム機「マークIII」。
当時、ライバル機だったファミリーコンピューターは、
スーパーマリオブラザーズ」の大ヒットで快進撃。
他社のゲーム機から抜きん出て覇権を握ろうとしていた。
セガマークIIIにもマリオのような代表的なキャラクターが必要と感じていた。
そんな中で生まれたのがアレックスキッドであった。
そのため、ユーザーからも何かと
スーパーマリオブラザーズと比較される存在であった。
だが、本作は最初からそんな命題を達成すべく企画されたものではない。
当初はドラゴンボール」のゲーム化として開発されていた。
ところが開発途中でドラゴンボールの権利が取れない事が判明し、
オリジナルの世界観に載せ替えたものである。
そのあたりの行き当たりばったりな展開も実にセガセガしくて良いねw

今回のレビューでは「SEGA AGES」シリーズとしてSwitchに復刻された本作を使い、
「AGESモード」でプレイした。
AGESモードはFM音源版BGMに切り替えられるようになっていたり、
特定ステージの冒頭に静止画が表示されたりするいわば完全版だ。

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主人公のアレックスキッドを操作し進める。
ジャンプボタンとパンチボタンという構成。
移動距離によって慣性がつく挙動で、ジャンプに失敗してミスする事が多い。
大雑把に言えば、本作はこのジャンプと移動のクセを制御するゲーム
と言っていいだろう。

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ゲームがスタートすると、
ステージはアレックスの移動によって縦や横にスクロールする。
ステージの最終地点にあるオニギリを取るとクリアだ。
(海外版ではおにぎりがハンバーガーに描き変えられている)
ブロックはパンチで壊す事ができ、星マークがついたブロックからはお金が出てくる。
このお金を集めると、ときおり登場するショップで使える。

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ショップにはアレックスをパワーアップする様々なものが売っている。

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ちゃんとお金を集めて進めて行けば、商品全てを買って進める事もできるだろう。
時間制限も無いゲームなので、じっくりと落ち着いて進めていけば
有利なアイテムも集まるという弱者救済要素にもなっている。
(こういう要素はスーパーマリオには無い点である)

ここで強化アイテムについて触れよう。

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まずこちらはパワーブレスレッド
アレックスのパンチは射程が短いので、タイミングを間違えてミスになる事が多いが、
これを使うとミスするまでパンチから衝撃波が出るようになる。
おそらくこれは孫悟空の「かめはめ波」の名残りだろう。

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乗り物に乗って進む事が出来るのも本作の魅力の一つ。
バイクは敵やブロックを破壊して進む事ができる。
プチコプターは空を自由に飛んで進める。
とても気持ち良いシーンだ。
(いずれも赤いボールやダメージゾーンに触れるまで乗ってられる)
これもドラゴンボールで初期に悟空とブルマの冒険で登場した
乗り物の数々が原型なのだろうね。
プチコプターは動力が足漕ぎペダルなのがカワイイ♪

その他にも一定時間敵をすり抜ける、一定時間飛べる、アレックスの分身を放つ、
バリアーを張る、残機を増やす・・といったアイテムが存在する。
これらを使う事で通常アクションでは難解過ぎるポイントも切り抜けやすくなる。

 

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このゲームのボスはジャンケン大王と3人の子分。
名前の通りジャンケンで対決する。
ドラゴンボールで初期に「ジャン拳」という技を悟空が使っており、
これもドラゴンボールの名残りである。
本作はよく出来たゲームなのだが、
ボス戦がジャンケンなのだけは当時から納得いかなかった。
ジャンケンは運の要素でしかない。
どんなに上手く進めても、
運が悪いだけでゲームオーバーになるのはダメな設計だろう。
最初はそう思っていたのだが、何度かプレイしているうちに、
相手が同じパターンでしか手を出さない事に気づく。
つまり覚えゲーだったのだ。
(とはいえ何のテクニックも懐柔しないので良い設計で無い事には変わらない)

 

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道中、水の中を泳ぐシーンが挿入されているのはスーパーマリオの影響が色濃い。

 

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3人の子分をジャンケンで倒していよいよ故郷であるラクダシャンの城へ。

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中はこれまでの道中と違って、あからさまにトラップが仕掛けられている上に
部屋が迷路のように繋がっていて迷う。

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城の中ではアレックスの双子の兄であるイグルが囚われていた。

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このイグルとは前年にマークIIIで発売された
「不思議のお城ピットポット」というゲームの主人公。
「え!?という事は本作以前にアレックスキッドのデザインは存在していたの!?」
と思われるかも知れないが、安心してくれ。

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「不思議のお城ピットポット」の主人公は、
アレックスとは似ても似つかない姿をしている。
おそらく本作での登場もこじつけかと思われる。(^^;

 

このあと、蘇った3人の子分とそれぞれ戦い、
ジャンケン大王の城へ突入。

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いよいよジャンケン大王との対戦。
ジャンケンに勝つと襲ってくるのだが、

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この位置が安全地帯なので、ここでボコ殴りにすると勝てるw

 

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ルーニー姫を救出。
兄の婚約者である。

 

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最後は特定の順番でタイルを踏むと王冠が手に入る。
ヒントは今まで手に入れたアイテムの中に隠されている。

 

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ゲームの結末はメッセージのみ。
スタッフロールも無し。

開発にはオサール・コウタさんを始め、
のちにソニック・ザ・ヘッジホッグを生み出す中裕司さん
ファンタシースターシリーズなどのデザイナーとなる
小玉理恵子さんが参加していた事が知られている。


冒頭でも書いたように本作は
スーパーマリオブラザーズ」と比較される運命を持ったゲームである。
大味な点はあるものの、
本作はスーパーマリオに無い魅力を多く持っている良作であった。
にもかかわらず、世間的認知はついに得られなかった。
それはまずセガマークIIIの“負けハード”のイメージが一つの要因。
そしてもう一つはセガが本気でアレックスキッド
スターキャラクターに育てようとしなかった事が要因と言える。
セガの本流はアーケードゲーム開発だと思っていた上層部は、
コンシューマソフト開発を軽視。
「落ちこぼれ集団がろくでもないソフトをまた作った」
ぐらいしか考えていなかった事は、
『元社長が語る!セガ家庭用ゲーム機開発秘史』という本を読むと
詳しく書かれている。
こういった要因の薄い海外の方が熱心なファンが多いのは皮肉なものである。
(メガドライブまでのセガゲーム機は、海外では“勝ちハード”なのだ)

ネオジオは100メガショックの夢を見るか?(100)「ファイトフィーバー」

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ファイトフィーバー
(ビッコム)
1994.6.28発売/58000円/格闘

 

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当時、SNKはネオジオをアジア市場にも広めたいと画策していた。
そんな戦略の一つが韓国のゲーム開発会社との業務提携で、
その相手がビッコム社であった。
そしてビッコム社が開発した最初のゲームが
格闘ゲーム「ファイトフィーバー」だった。

 

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登場人物全員がテコンドー使いであり、
テコンドー世界一を目指す事が目的である。
選択キャラクターは8人だが、主人公のハン・ベーダル以外は
ほとんどテコンドー使いとは思えないコスチュームとファイトスタイルである。
テコンドーと言えば華麗で独特な足技が中心の格闘技であるが、
ハン・ベーダルを含み、
誰もテコンドーらしい技を使うキャラはいない(^^;;
COM専用キャラクターは中ボスのマスター・タエクックと、
最終ボスの空手健児。袴を履き、上半身は裸に裃という変態っぽい容姿
プレイヤーがマスター・タエクックを倒すと、
「KARATEというFIGHTERが君の前に立ちはだかっているぞ!」
という自作自演の手紙を送ってくるw

 

本作開発前にSNKの開発にビッコムのスタッフが研修に来ていたらしく、
なんとか格闘ゲームを模倣しようとはしているものの、
格闘ゲームの構造はシンブルではないため、模倣し切れず、
結果とても遊びづらい格闘ゲームになってしまっている。
例えば対戦で相手と同じタイミングで必殺技を出そうとすると、
先にコマンドを入れた側が技を出すまでコマンド入力を受け付けかったりする。
また、ガード中に上段と下段を切り替える事が出来ず、
上段ガード中に下段に切り替えられると確実に食らってしまう。
・・などと、色々とおかしい。

SNKと業務提携していたため、
餓狼伝説」や「龍虎の拳」の効果音やフォントなどが積極的に使用されている。
業務提携ってそういう事じゃないから!(^^;;

ボーナスステージで瓦割りや板割りなどを行うのだが、
なにかの事情なのか、瓦を割るのはハン・ベーダル固定であるww

そしてエンディングでは、
スタッフロール全てがハングル語という珍しい光景も見られる。

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のちのちネタゲーとして一部で盛り上がりはしたが、
グラフィックのショボさも相まってリリース当時はまったくインカムが伸びず、
家庭用ネオジオへの移植もされずにMVS専用タイトルとして終わった。
また、その後に開発された続編も発売中止。
韓国では3DO向けゲームとして
「The Eye of Typhoon 極超豪拳」の名前でリリースした。
(よりによって3DO・・)

 

SNKが画策したアジア市場開拓。
その目論見は見事に成功し、ネオジオタイトルはアジアで絶大な人気を獲得。
今でもアジア圏には根強いファンが多い。
 

余談であるが、ビッコム社の社長の名前はキム・カッファン
餓狼伝説に登場するキム・カッファンのネタ元である。

 

さらにもう一つ余談。
本作を起動すると“100メガショック”のロゴが表示されるが、
本作の容量は98メガである(^^;
連載100回目にして
最も100メガショックの夢を見たゲーム
が紹介できた事は幸いであるw

 

 

【選択キャラクター一覧】

f:id:g16:20210720071256p:plainハン・ベーダル
韓国出身のテコンドー使い。主人公。

f:id:g16:20210720071306p:plainミユキ
日本出身のテコンドー使い。
ブラのズレが気になるらしく、試合中何度もレオタードの胸元をずり上げるw

f:id:g16:20210720071318p:plainロッペン・ハイマー
ドイツ出身のテコンドー使い。

f:id:g16:20210720071330p:plainマジックダンカー
アメリカ出身のテコンドー使い。バスケ選手の格好をした黒人。

f:id:g16:20210720071341p:plainゴルリオ
ブラジル出身のテコンドー使い。ブランカ枠?

f:id:g16:20210720071350p:plainキム・フーン
メキシコ出身のテコンドー使い。

f:id:g16:20210720071400p:plainチンタオ
中国出身のテコンドー使い。少林寺の僧侶のようなコスチューム。

f:id:g16:20210720071411p:plainニック・コマンドー
アメリカ出身のテコンドー使い。ホッケーマスクに軍服という出で立ち。
必殺技では手榴弾を投げてくる。もはやテコンドー世界一とか関係無い(^^;;

今週はもう東京オリンピック開幕

今週の金曜日。2021年7月23日。
コロナウィルス蔓延によって1年間の延期となっていた
東京オリンピックが開幕するらしい。
そんな中で東京ではコロナの新規感染者が1000人を越えたり
東京近郊の会場での試合は無観客に決定したり、
中止を訴える声が高まったり、
緊急事態宣言でまた飲食店が酒提供禁止になったり、
開催直前なのにネガティブな話題ばかりで、
本当に開催する雰囲気にならない不思議なオリンピックになっている。
そもそもテレビでもオリンピック直前の競技情報とか全然流してなくない?
このままだと
“史上最も盛り上がらなかったオリンピック”
として歴史に刻まれるのでは無いだろうか?

世論的には「オリンピック開催反対派」と
「オリンピック開催賛成派」に分かれているようだが、
俺様はそのどちらかの意見を言う口を持たない。
オリンピックだろうが、世界大会だろうが、
それに意見していいのはその競技に参加する人と、
その競技を応援している人だけだと思う。
興味の無い人にとっては「開催に賛成する意味」は何も無いし、
それにより感染拡大などのリスクが発生するのであれば
「関係無いイベントのために被害受けてたまるか」にしかならない。

 

俺様の人生の中でオリンピックを視聴する機会は何度もあったが、
これまでオリンピックをまともに見た事は一度も無い。
普段、まったくチャンネルを合わせない競技なのに、
オリンピックだからといって急に熱狂する意味がわからないからだ。

俺様の中でオリンピックとは、
ロス五輪のときに集めたイーグルサムのヨーヨーと、
そのロス五輪の開会式で空飛んでたロケットマンすげぇ~ぐらいだ。
そうか、俺様にとってオリンピックとはロス五輪の事なんだ(^^;
ジョン・ウィリアムズが作曲したロス五輪テーマ曲も良かったな~。
(ただしロス五輪の本編は見ていないw)

 

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カレー番長への道 ~望郷編~ 第302回「MOKUBAZA」

今回は北参道にある「MOKUBAZA」でカレー修行だ。

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開店15分前に着いたが、すでに2組並んでた。
1巡目に入れたものの、着席からカレー到着まで16分かかった。
着席してから作ってるのかな~?
俺様の選択した「アボガドチーズキーマカレーがコチラ。

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なんとも面妖なビジュアルよ。
チーズの強い香りが鼻をくすぐる。
これが本当にカレーなのか?
そこにスプーンを入れてみた。

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おおっ!盛られたライスの上にキーマカレーが乗り、
その上にアボカド、そして全体に溶かしたチーズがかけられている。
中央の卵黄も崩して混ざり合わせると、なんとも美味そうなビジュアルが顔を出した。
最初の一口はキーマに届かず、チーズの味わいに支配される。
チーズ抜きで食べるべきだったかな?と思ったが、
食べ進めるうちにスパイシーなキーマが顔を出してくる。
なるほどこれはなかなか本格的な美味キーマだ。
スプーンが止まらなくなるやつ!
アボカドも良いアクセントだけど、次回はいらないかな。
食後はパイナップルジュースで口の中をリセット。
素敵な時間が過ごせたぜ。

わが青春のPCエンジン(109)「ヴォルフィード」

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ヴォルフィード
(タイトー)
1989年12月27日/アクション/6600円

 

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1981年にタイトーアメリカが開発した「QIX(クイックス)」。
1987年には続編の「スーパークイックス」が開発され、
ヴォルフィード」は1989年にリリースされたシリーズ3作目である。
アーケード版登場後、わずか3ヶ月で移植されたのが、
本作PCエンジン版「ヴォルフィード」であった。
(のちにメガドライブ版が登場するのは13ヶ月後だ)

 

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ゲームがスタートすると、
母艦から飛び立つ戦闘機が惑星に向かう簡単なオープニングが表示される。

 

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四角で構成されたフィールドのアウトラインを自機が移動。
通常、このラインの上にいる間は無敵。
IIボタンを押しながら領域内に侵入し、アウトラインに戻ると、
そこで囲まれたラインがアウトラインに変化する。
侵入している間に敵の攻撃を受けるとミスになるので、
なんとか敵のすきを突いてラインを囲む事になる。

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ステージには巨大なボス敵が一体おり、
囲んだラインの外側にボスがいる場合は内側が、
内側にボスがいる場合は外側が自機の領域に塗り変わる。
このようにして70%以上を自機の領域にするとステージクリア。

 

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セオリーとしては、中央に縦長の壁を構築し、
ボスが左右どちらかの奥に入り込んだとき、壁の中央あたりから横に壁を作り、
ボスの行動範囲を狭めていく。
そして十分にボスを狭い場所に追い込んだら、最後にラインを繋げてクリア。
この瞬間が気持ちイイ。

 

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フィールドにアイテムカプセルが設置されているステージも登場する。
これはラインで囲むと消え、アイテムが出現したら自機が強化される。

L・・ザコが倒せるレーザーをIボタンで発射できる
S・・スピードアップする
C・・全てのザコを消去する
T・・時間が少しの間止まる
☆・・ボスを倒せるショットがIボタンで発射できる

この強化アイテムは、次のステージではリセットされるので、
危険を冒してまで取る必要は無い。
また、このアイテムカプセルは障害物としての側面があり、
カプセルは壁扱いなため、ラインを引くのに邪魔である。

 

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全40ステージでクリア。
アーケード版は全16ステージなので、大幅に増加している事になるが、
アーケード版はステージごとに異なるボスキャラを用意した事で、
攻略に変化を出していたが、PCエンジン版は同じボスが何度も登場するので、
ステージを水増ししただけに思えるだけでなく、
ステージ攻略も単調に感じてダレる。

 

ステージ途中で何回か思い出したように自機の発進デモが挿入されている。

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だが、色がちょっと違うだけで同じものが流れる。(^^;

 

なお、このゲームにコンティニューは無く
残機が無くなるとゲームオーバーとなって最初からやり直しなので、
40ステージというのは地獄感がある(^^;

 

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全40ステージをクリアするとエンディングへ。

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画面にコックピットのパイロットが映し出され・・

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実はパイロットは美少女でした・・という定番のオチ。
このゲームはステージも敵キャラクターもデザインが無機質で淡白。
最後ぐらいは華やかな絵をご褒美に見せてやろうという仏心だろうか?(^^;

 


STAFF

K.HIZA
M.FUKAZAWA
H.ICHISUMI
K.DEKUNE
Y.TAKASU
K.SASAKI
S.TAJIMA
T.KASUYA
H.KATO
M.MIZUNO
T.NARITA
H.TAKAHASHI
M.YAMADA
K.KUSATU

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前述したように、本作は面白いシステムなのだが、
華やかさに欠ける事でプレイ意欲があまり沸かないのが最大の欠点となっている。
そして決定的な存在として
カネコがアーケードでリリースしたギャルズパニックがある。
ギャルズパニック」は本作とほぼ同じシステムが採用されたゲームなのであるが、
画面には女の子が表示されており、ラインで自機の領域を増やすと、
その箇所の絵が服を脱いだ女の子に変わる・・という脱衣ゲームだった。
ヴォルフィード」で足りなかった“プレイ意欲”を、
“脱衣”という的確な要素で保管した
ギャルズパニック」こそ、このゲームの完成形に思えた。
なので「ギャルズパニック」を知ってしまった後だと、
ヴォルフィード」は余計に物足りないのだ。

ネオジオは100メガショックの夢を見るか?(99)「ぐるりん」

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ぐるりん
(フェイス)
1994.5.25発売/58000円/落ちモノパズル

 

フェイスはアーケードで「ジャンケンマン」などをリリースしていた
サンワイズの子会社。
「麻雀学園」はカプコンの精鋭部隊が開発した事で有名だが、
その「麻雀学園」の版権を引き継いだのがフェイスだった。
その後、PCエンジンにも参入し、
B級路線のゲームを作る会社としてちょっとだけ名が知れるようになる。
そんなフェイスがMVS向けにリリースしたパズルゲームが本作「ぐるりん」だった。

 

MVSとは「Multi Video System」の略。
ネオジオと互換性のあるアーケード筐体。
筐体の中にはカートリッジスロットが6つあり、
ここに6本のROMカセットを挿し込んでおけば、
プレイヤーは6種類のゲームをセレクトして遊ぶ事が出来る。
基本的にはプログラムが家庭用ネオジオへ流用できるので、
まずMVSでリリースされ、
少し遅れてネオジオソフトとして登場するというパターンだった。
(そのためネオジオソフト発売日がそのゲームの初リリース日にはならない)
そんな中で、MVSでしかリリースしない初のタイトルが本作という事になる。

 

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本作は「テトリス」に代表される「落ちモノパズル」に分類されるゲームだ。
画面上部から、RPGのモブみたいな二頭身のキャラが2人並んで落下してくる。
正方形の盤面に積んでいき、縦か横に同じキャラが揃うと消える。
また、盤面は全体を左右に90度ずつ回転させる事ができる。
回転させると中のキャラがその回転に合わせて落下するので、
これを利用してキャラを合わせる事も可能。
直感的に判断して消していくにはなかなか複雑で、
難しいパズルである。
二人対戦可能。

 

グラフィックは簡素でコンシューマっぽいクオリティ。
これを2~3万で売っても不良在庫になるのは明白なので、
MVS専用にしたのは正解だったと思う。

ゴーストバスターズ プラズマシリーズ シリーズ1 レイモンド・スタンツ #02 6インチ・アクションフィギュア

Amazon眺めてたらたまたま発見して衝動買いしたのがコチラ。

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ゴーストバスターズ6インチアクションフィギュアである。
メンバーは4人とも発売されているが、
俺様はレイモンド・スタンツを選択した。

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レイモンド・スタンツはダン・エクロイドが演じたメンバー。
ダン・エクロイドはブルースブラザーズの一人エルウッド役でも有名だね。
似てるっちゃ似てる。
でも日本製のフィギュアと比べると精巧さには欠けるかな。

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いちおうアクションフィギュアなのであるが、関節が固く、
可動域もそれなりなので、自由なポーズがとれるってほどじゃない。
WWEのプロレスフィギュアに似ている。

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ゴーストバスターズと言えば、
ランドセルのように背負うプロトンパックというレーザー装置。
背面から見るとやはりカッコイイ。
ただ両手で構えて前へ突き出すようなポーズは可動域の問題で難しい。

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レーザー発射部は背中にかけて収納する事も可能。
ところでこのフィギュア、スタンツ博士と一緒に
獣の腕が封入されていた。

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スタンツ博士の片腕が獣化する?そんなバカなw
パッケージの裏を見て判明した。

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このゴーストバスターズフィギュアのシリーズは全6種出ていて、
全てに封入されたパーツを合わせると、
劇場に登場したテラードッグが完成するってわけだ。
俺様が今回買ったスタンツ博士は4269円。
バスターズのメンバーはともかく、
破壊の神ゴーザシガニー・ウィーヴァーまで購入するのはキツイよ(^^;

 


~NGショット~

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最初、プロトンパックを上下逆につけてしまっていた・・。
何度も見てる映画なのに無念(^^;;