わが青春のPCエンジン(6)「おぼっちゃまくん」


おぼっちゃまくん
(ナムコ)
1991年3月15日/横アクション/6800円

全17ステージ(5エリア)構成の横スクロールアクション。
アニメ「おぼっちゃまくん」のゲーム化である。
販売はナムコが行ったが、パック・イン・ビデオがパブリッシングしたタイトルを何らかの理由でナムコとの共同販売にした形。
制作会社はアークシステムワークス
 
最初のステージ。同じ背景が繰り返されるので「同じ場所をループしている?」と不安になるが、単に背景が手抜きなだけであった。(^_^;
ステージ上のイモ(?)を一定数集めると残機が増える。
画面外から突然出現して体当たりしてくる敵が多く、覚えゲーの要素が強い。
主人公にはパワーアップの要素は無く、ミスするとステージの最初からやり直しになる。
そしてコンティニューは無限に出来る。
つまりこのゲームはアイテムを集める必要はなく、最短距離もしくは安全ルートを進めばいいゲームになっている。
(ハイスコアを狙うなら別だが)
 
コントローラ操作によって茶魔のポーズ絵がクルクルと変化したり、茶魔ボイスが豊富に用意されている。
(例えばしゃがむと茶魔が犬に変身したり、上ボタンを押すと眉毛をヒクヒクさせてポーズを取ったり。
 
エリアクリアごとに友達を一人ずつ救出するのだが、その際に救出した友達と「ともだちんこポーズ」をするのが本ゲーム最大の目玉である。

下半身を露出し、相手にむりやりチンコを触らせるという今なら倫理問題になりそうな一幕をボイス付きで演出しているのは爽快だw
これを女の子の沙麻代ちゃんにもするのだろうか?とワクワクしていたら、沙麻代ちゃんのときだけ別のポーズだった(ボイスは「ともだちんこ」なのに)

だが最終的にはエスカレートしてチンコ同士を合わせる行き過ぎたトモダチンコに発展するw

 
本作のエネミー設計は特殊で、ステージごとに2種類ずつ出てくるのだが、それらが使いまわされる事無くステージ専用キャラとして用意されている。
どうやらこれらの敵は一般公募によって集められたものらしく、ファン参加型の企画として成立したタイトルっぽい。
「ファンの考えたキャラを出す」というのが足枷となってステージの変化が乏しくなっているように思える。
 
全体的にアクションゲームとしては安易な作りで、企画先行型のイベント用タイトルと言えるだろう。
エンドロールに「爆笑敵キャライラストコンテスト」の入賞者がクレジットされている。


プログラマー

いわなが けんいち(ARC)

デザイナー

グラフィティー ラボ
おはら こん(ARC)

サウンド

こざかい しゃこいれ じゅんや(ARC)
まつだいら あこ(ARC)

スクリプター

オギー オガタ(ARC)

チェッカー

こおめい タバ(ARC)

セカンドユニット

ウッチー うちむら(P.I.V.)
やまちゃん(P.I.V.)
いしかわさん(P.I.V.)

敵キャラ選考委員会委員長

やたがい きよ(ARC)

敵キャラ選考委員会副委員長

HANGOVER なんぶ(P.I.V.)

アドバイザー

こばやしさん
チャッピー

声の出演(茶魔)

こうじろ ちえ

協力

くろださん
おぼう ちゃま
おぼう かめみつ
かきの しゅうへい
おじょう さまよ
ふくろこうじ かねみつ
びんぼ たいぞう
ちゃまと たける
フンフン
おたすけぐんだん

企画演出

ひらく きんご(ARC)