わが青春のPCエンジン(7)「暗黒伝説」


暗黒伝説
(ビクター音楽産業)
1990年9月7日/横アクション/6200円

「魔境伝説」の続編。
とある国の二人の王子。魔王の力に魅入られた兄王子を倒すため、弟王子が兄のいる塔の頂上を目指すお話。

ダークな雰囲気はそのままだが、ビジュアルは前作と比べて質が落ちる。
全体的にダサい(^^;
後半に行くほどダサさが増す。ガラクタみたいなロボットとか(^^;
このあたりはハード性能とは別のデザインセンスだと思われる。
 
主人公は最初は両手持ち剣で戦うが、途中で敵を倒した時に拾うアイテムでチェーンや斧に持ち替えられる。
(前作以上に『ラスタンサーガ』っぽくなった)
マリオみたいに踏んでも倒せる。
ジャンプにクセがあり、途中でグイーっと伸びる。
このジャンプがなかなかのクセモノ。
攻撃ボタンと同時押しでは反応しないし。
敵の攻撃を避けたり、落ちやすいマップデザインを攻略するのに苦労する。
特に縦方向に進むステージでは崩れる床なども含めてけっこう陰険。
ステージ6などは敵に当って弾かれて、序盤のルートまで落下したりする。
夢幻戦士ヴァリス』かと思った。
 
壁から足や手だけ飛び出して攻撃してきたり、スライムを踏むと足に絡みついてなかなか離れなかったり、細かいアイデアが面白い。
 
ボスは変なのが多い。
鉄球を振り回す小人とか、フランス人形みたいなのが宙に舞ってたりとか。
 
最終面(ステージ7)はまたしても迷路になっている。
前作には無かったタイム制限があるから余計にヒドイ。
 
このゲームの結末は割と衝撃的。
魔王の力に魅入られた兄が待つ最終地点へ到達。
そして兄を討つと、かわりに玉座に腰を下ろす主人公。
すると悪魔崇拝者らしき人がまわりを囲み、突然飛び出してくる女性に刃を振り下ろされ・・

といったところで終わる。
主人公も魔王に魅入られて、狩られる立場になってしまったって事か?
一見するとバッドエンディング。
だが、実はこのエンディングにはもうひとつの意味がある。

覚えているだろうか?
前作『魔境伝説』でのエンディング。
パッケージではトップレスだったヒロイン。
その姿を拝むためだけに救出を果たしたのに、ゲーム内の『魔境伝説』は胸まで服を着ているというガッカリオチだった。
ところが『暗黒伝説』はどうだろう。

オッパイ全開!!
『魔境伝説』の無念を晴らすポロリ!!

これこそ2作続けてクリアした者が報われる瞬間。ハッピーエンドなのであった!(バカ)


GAME DESIGN

KYON KYON

PROGRAM

TSURUMOKU

DOT TRANSLATION

JYUROH TSUJI

MUSIC COMPOSE

HORO.T.SUZUKI

MONSTER DESIGN

RAOH OHASHI
MIKA AKITAKA

TITLE DESIGN

KINTAROH CHOGOH
YAN SAKOGUCHI
BOKU KUBO
YOSHIFUMI IKEDA

ITEM DESIGN

KOBUTA AOKI
HIKARI MITOMI

MANUAL DESIGN

PAGE 1

ILLUSTRATION

M.IWASAKI

TEST PLAYER

ANNEN NAUTO
HIDEMITSU FUJITA
CHAMP KATO
KOUTEI ARAI
TOM YUKAWA
TORA.MIYAZAKI

SPECIAL THANKS

HIDEYUKI YOKOYAMA
MACCO
HAJIME KUSANO
TAKESHI JESUS MORIGUCHI
KAPPA YUZAWA
AKEMI KOBAYASHI

EXECUTIVE PRODUCER

SATOSHI HONDA

PRODUCERBR

HARUNOBU KOMORI

CONTROLLED BY

MASARU YOSHIOKA