EGRETⅡ mini収録タイトルレビュー(14)「エレベーターアクションリターンズ」

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エレベーターアクションリターンズ
1994年リリース

 

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1983年に登場した「エレベーターアクション」。
幼年期にそれを目撃した俺様は、
ゲーム性を容易に想像させるそのビジュアルインパクトに心が震えた。
それから11年の時を経て、
なんと続編がアーケードタイトルとして登場した。
1994年のアーケードゲームと言えば、
「ヴァンパイア」「バーチャファイター2」といった、
より進化した格闘ゲームがブームを支えていた頃で、
ジャンプ&アタックの純粋なアクションゲームは、
アーケードでは壊滅状態にあった。
そんな中で登場した「エレベーターアクションリターンズ」は、
逆にゲーセンで目立つ存在だったように思う。

 

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特殊部隊の3人を操作してテロリストの野望を阻止する。

 

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まずは3人のメンバーから1人を選択する。
基本能力の他、使用する武器も変わる。
コンティニュー時に選び直す事も可能。
また、本作は2人同時プレイでも遊べる。

 

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急進的テログループが数ヶ所に爆弾を設置。
アジトに侵入し、情報を入手せよ。

 

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ステージはオリジナルの「エレベーターアクション」同様に
建物などを輪切りにしたサイドビューで構成されている。
攻撃ボタンで銃撃。しゃがみながらも撃てる。
また敵と近距離で攻撃ボタンを押すと格闘攻撃に切り替わる。
銃には弾薬制限やリロードなどの要素は無い。
武器は「L」というアイテムを拾うとランチャー、
「M」をというアイテムを拾うとマシンガンに切り替わる。
それらは弾数が尽きると元の武器に戻る。
サブウエポンは所持している弾数だけ使用可能。
ジャンプもボタンで行う。
エレベーターに乗ったら上下でエレベーターごと操作可能。
方向を二回入れるとダッシュも可能。

 

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攻略の主な目的はステージ中の全ての赤い扉に入ること。
赤い扉に入ると先へ進めるようになる。
(青い扉はライフ回復などの恩恵を受ける)
ライフ制でライフが0になると残機か減り、
残機が無くなるとゲームオーバーとなる。
コンティニューはその場で再開する。

 

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ステージ1は1階まで降りるとミッションクリア。
このステージは前作をオマージュしているように思える。

 

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エアターミナルが狙われている。仕掛けられた爆弾を全て処理せよ。

 

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建設中の高層ビルに仕掛けられた爆弾を処理せよ。

 

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ダウンタウンの地下に仕掛けられた爆弾を処理せよ。

 

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海底油田のプラットホームに仕掛けられた爆弾を処理せよ。
設置場所は5ヶ所だ。

 

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奴等が核ミサイルの発射を宣言した。
基地内に侵入し、発射を阻止せよ。

 

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最終ステージはとあるところを通過するとカウントダウンが始まる。

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時間内に最終ポイントにいる敵ボスを倒して、
発射装置を破壊すれば良いのだけど、
体力が無くなると、エレベーターを待たないといけないポイントから再スタート。
その間もカウントダウンは進み・・。

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世界は核の炎に包まれた・・。(T_T)/

 

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もう一度やり直し。
まずはボスを倒す。落下していくボス。

 

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残り37秒で装置の破壊に成功!
あれ?・・でも・・核ミサイル動いてるけど・・。


GAME DESIGN
Y.TSUDA
K.TERADA

PROGRAMMING
TKHC.03
IROMUST
NOB
Y.MORI

PROGRAMMING SUPPORT
KOMOCHI YAGI
A.KURABAYASHI

CHARACTER DESIGN
M.KIKUCHI
M.FUJITA
T.YOSHIBA
T.KAWAISHI
BAW BAW
Y.KAJIHARA
M.KAMIYA
TRD
TSD
Y.ISHIKAWA
V.A.P

BGM COMPOSE
YACK. -ZUNTATA-

SOUND EFFECT
BABI
NAKANISHI
KAMATY

BY -ZUNTATA-

DESIGN
T.TAKENAMI

HARDWARE
K.KANEOKA

LOCATION TEST
M.FUKUMOTO
N.OMURA
R.MATSUSE
PIRATSUKA
T.KOIKE
PASONA
ALPHA STAR

SPECIAL THANKS
H.SHIMIZU
I.FUJISUE
H.FUJIWARA
H.KATO
N.ABE
M.TSUNEOKA
T.USHIRODA
T.TOYODA
Y.NAGAYAMA
EICHAN
Q.C.SECTION
OSAKA LAB.

AND
MANY OTHER PEOPLE...

EXECTIVE PRODUCER
KOICHI NAKAMURA

 


なんだかミッションに成功してもよくわからない結末で終わる。
もしかしてトゥルーエンド完成させ忘れた?


もやっとするエンディングはともかく、
チマチマしたグラフィック構成はとても魅力的で、
まるでジオラマの世界で遊んでいるような感覚は唯一無二だった。
現在ではメトロイドヴァニア系ゲームでよく使われる手法だが、
本作はそれらの始祖と言って良いだろう。

AKIRA」や「攻殻機動隊」などのパロディネタも散りばめられているので、
それらを探すのも趣深い。


余談ではあるが、2011年にPS3の配信専売タイトルとして
エレベーターアクション デラックス」がリリースされた。
こちらもオリジナルの「エレベーターアクション」を的確にアレンジしており、
最新ゲーム機にリメイクして欲しい優秀ゲームである。