EGRETⅡ mini収録タイトルレビュー(32)「ザ・グレート・ラグタイムショー」


ザ・グレート・ラグタイムショー
データイースト/1992年リリース

 


本作は横スクロールシューティングなのであるが、
そのクラシックな世界観と何やらフックみたいなものがついている自機の存在感から、
“ただのシューティングじゃないオーラ”を出していたタイトルであった。
しかしながら、このゲームも格闘ゲームブームの波にのまれたタイトルであり、
家庭用ゲーム機にも移植されないまま幻のゲームとなっていた一本である。
(「エドワード・ランディ」同様にセガサターンへの移植が計画されていた)

 

 


パイロットが走って複葉機に飛び乗り、
破壊されていく格納庫から飛び立つ。

 


アニメ「名探偵ホームズ」のモリアーティ教授が乗る
プテラノドン号みたいなのに乗っている3人組がこのゲームのヴィラン

プレイヤーの操作する複葉機にはフックがついていて、
自機の動きに合わせて慣性の法則で動く。
スティックで移動、ショットボタン、フックボタンという構成。
ショットボタンは前方への攻撃を行う。
ショットボタンを連射し続けるとパワーゲージが上昇し、
電撃攻撃(範囲攻撃)を放つ事が出来る。
だが連射を続けているとオーバーヒートして一定時間電撃が使えなくなる。
フックを上手く敵機や構造物などに引っ掛けると、牽引して振り回す事ができる。
牽引した状態で振り回すとハンマー攻撃となる。
このときフックボタンを押すと引っ掛たものを投擲する。

 


最初のステージはこの空中鉄甲船みたいなのを撃墜するとクリア。




次のステージからは5つの中から選択できるようになる。

 

ステージ:KONYI ISLAND


このステージは遊園地が舞台となっている。

 


なんだかこの建物の柱はだまし絵みたいになっていて、
複葉機の手前になったり奥面になったりする。

 


このあたりの背景の描き込みが凄くて圧倒される。

 


転がっていく観覧車。

 


複葉機のダメージが限界を越えると破壊されてパイロットが放り出される。
パイロットになると空中を飛ぶ事が出来ず、地面を走る事になる。(ジャンプは可能)


パイロット状態だとステージに設置された乗り物に乗り込めるようになる。
このあたりの仕様は「ウルフファング」から継承されているものだね。

 




巨大なフランケンシュタインの怪物とボス戦。



ステージ:TRANS-PORTER


このステージは巨大な飛行船と戦う。

 


飛行船に乗り込むと輪切り状態になる。凄い!

 


飛行船の中に『天空の城ラピュタ』のロボット兵みたいなのいるw

 


飛行船の墜落が始まり、船体が傾くと同時に無重力状態になる凄い設計。




飛行船後部の複葉機に乗り込んで脱出してステージクリア。

 

ステージ:IMPERIAL SCIENCE MUSEUM


博物館の中に入っていく。

 


ブルース・ブラザーズがいるw

 




ここまでずっと屋内だったんだけど、奥側の壁が燃えて無くなるという強引な演出w

 


ボスはトロイの木馬


木馬を倒すとなぜか動物の群れが走り去っていく。
やりたい放題かw

 

ステージ:MERRY MERRY CHRISTMAS


クリスマスの夜。

 


楽しそうな街並みでドンパチやるという風景がイメージ深い。

 


銀行の金庫の奥にトンネルがあり、そこを抜けるとスタジアムw

 


ボスは巨大なサンタクロース。

 

ステージ:DETROIT ROCK CITY


このステージは工場地帯。


なんだかこれまでのステージと比べて演出が大人しい。

 


ボスは装甲車。
これもボスとしてのインパクトが薄い。

 

最終ステージ




よく来たな
まずは褒めてやろう
ここまで来るとは困ったやつだ
君は何か勘違いをしているようだね
私達は君に話をしようとしたが
君は攻撃をやめなかった
私の話を聞く気になったかね

「YES」と「NO」を選択

私は科学者だ
今は彼の方が少し有名だが
私は時間軸に対して加速減速できる装置の研究をし完成させた
まず私は過去へ行ってみた
最大の学者に会うために
彼は言ったよ
本当に大事なものはいつも自分の中にあり
いつのときも変わらないと
しかし私はその意味も考えずに未来へ行ってきた
40年ぐらいの移動を行ったところが未来は違っていたのだ
汚れた街と争いがいつまでも続いていた
未来の武器はたった一つで
何万人も住む街を破壊し自然の摂理をも壊す
私は愕然とし未来を変えねばならんと考えたのだ
このままではこの星は滅びてしまう
私は未来の力を借りて兵器を作り
軍隊を作り
未来のために立ち上がったのだ!
君とはもう争うまい
未来のために手を組もう

「YES」と「NO」を選択

そうしなさいよ

わかっているのか?
このままで素晴らしい未来が訪れると思っているのか?
人々は盲目的に静かに罪を重ねている
裁かれない罪が悪ではないとどうしていえるのだ
考え直してくれるか?

「YES」と「NO」を選択

いいやつだと思ったが
こんなに頭の悪いやつだとは
さすがの私も気が付かなかったよ

バカね ホントに

わたしの力を見せてやる
そのオンボロでついてこい


なんだかマイッタな

 


最終ボス戦。


自分の目でその未来をよく見るがいい。
そして自分の罪を。

やつはホントのことを言ったのかな。

team of RagtimeⅡ “BoogieWings”

Special Programmer
Cholesterol Haga
Power Baller Hirao
Ace Iida

Ultra Hardware
Kazuhiro Takayama
Talking Mitsui 900RR
Guts Tohya

Super Special Graphic designer
God Hand Kaihou
Magic Finger Koizumi
Beauty Arakawa
Dancing Inagaki
Hillkincho Minagawa
Monster Nozu
Spanish Onishi
Smoking Tada
Slow Hand Kurata
Uzzy
Shintoku

Dynamite Sound
MR*K
TOM
Seilah

Administrator
Naomi Susa

Special Thanks
Team of Dragon Gun
Steve Miller Band
Marriage Fujimoto
Project R-20

Strong Game Designer
Kazuyuki Kurata

Thank you for playing.

 


凄いパワーの詰まった快心のシューティングだった。
アーケードゲームなのに長い会話が始まったり、
テーマパークのアトラクションのような
破天荒極まりない(良い意味で)狂ったゲーム設計だ。

なお、最終面の会話での選択肢によってマルチエンディングになっている。
そして2人プレイで意見が分かれると
プレイヤーvsプレイヤーの対戦ゲームが始まるそうだw
(当方は一人でこの記事を書いているので確認できず!)