わが青春のPCエンジン(108)「大旋風」

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大旋風
(NECアベニュー)
1990年12月14日/縦シューティング/7200円

 

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1989年に東亜プランがアーケードでリリースした
縦スクロールシューティングの移植。
移植を担当したのは、「センターテック」
大旋風は半年前にメガドライブにも移植されていて、
そちらの開発は東亜プランが行っている。
「センターテック」がどんな会社だったのか残念ながら情報無し。
(知っている方がいたらコメント欄によろしく)

 

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多くの縦シュー同様に本作もオリジナルの縦長画面から、
6:4の横画面で再構成されている。
ちなみにIボタンを押しながらソフトを立ち上げると、
縦画面モードで遊ぶ事もできる。

 

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自機は旧日本軍の「鍾馗」がモデルだが、ストーリー的には架空の戦争を描いている。
敵は全て地上の戦車。
攻撃は正面へのショットのみで、パワーアップアイテムを取ると、
ショットの横幅が広がる。
最大までパワーアップするとかなりの横幅になって、ちょっと気持ちいい。

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このゲームにはショットボタンの他にヘルパーボタンというものがある。
これを押すと6機の支援機が飛んできて自機のまわりでフォーメーションを組む。

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支援機に敵の弾が当たるとその機体は特攻する。
さらにフォーメーションを組んだ状態でもう一度ヘルパーボタンを押すと
全ての支援機が特攻していく。
なんという哀しきシステム!!
フォーメーションを組んだ状態で弾を避け続けるのは不可能なので、
特攻するために出動したのも同じという支援機。
支援機を呼べるのは初回では2回のみ。
このカウントはなかなか増えないので、ゲーム中に使う機会はほとんど無い。

 

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本作にはステージの概念がなく、ときおり登場するボス級の敵が区切りとなっている。
だが、このボスを倒さないと先へ進めないわけではなく、
しばらく攻撃に耐えているとスクロールが進んでやり過ごす事が可能。

 

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このように超がつくほどシンプルなゲームで、
そんな一切の無駄の無い淡麗系のプレイが魅力のタイトルになっている。
あまりにシンプルなので「タイガーヘリ」などと同様に
東亜プランの初期作だと思われがちだが、
本作は究極タイガー」や「TATSUJIN」よりも後の作品だ。

 

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最後の巨大戦車との戦い後にエンド画面がメッセージのみで表示。

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直後に2周目が始まる。
エンドロールは無し。

 

本作から約8ヶ月後。
「大旋風カスタム」というタイトルでロムロム向けに再びPCエンジンで登場。
「大旋風カスタム」はBGMがCD音源版になった以外に、
ステージクリア形式の全7ステージ構成となり、新しいボスも追加されている。
(定価はこちらの方が400円安い)