デンジャラスシード
(ナムコ)
1990年12月18日/シューティング/5800円
ナムコのメガドライブ参入5作目。
1989年にアーケードでリリースされた縦スクロールシューティングの移植。
移植と言っても、もともと縦画面のゲームだし、
難易度が高すぎて不評だったオリジナルを大幅に改良しての本作であり、
プレイ感は別物と言っても良いだろう。
開発は日本最大の下請けゲーム会社と言われているトーセ。
アーケード版の特徴は「メカ昆虫と戦う世界観」と「合体」であった。
自機ムーンダイバーにはα号、β号、γ号がある。
アーケード版は最初からこの3機が揃っており、
最初にα号で出撃。破壊されるとβ号、次に破壊されるとγ号と入れ替わる。
そしてステージ5に到達したとき、3機とも残っていると3機合体、
2機残っていると2機合体するという仕様であった。
激ムズゲームなのにステージ5まで売りである合体が見れないというスパルタ設計。
本作ではそこにメスを入れている。
メガドライブ版では残機とは切り離して考えられており、
ステージ2でβ号が合流し2機合体、
ステージ3でγ号が合流して3機合体の姿になる。
ただこの仕様も合体の醍醐味を味わえるかというと疑問だ。
ステージを進めば自動的に合体し、見た目も攻撃方法もそんなに変わらない。
あまり合体して強くなったという感覚にはならなかった。
ボタン設計はショットとボム。
そしてメガドライブに追加されたフォーメーションというボタンがある。
3機合体のときにはこのボタンで前方攻撃、サイド攻撃、後方攻撃を切り替えられる。
攻撃の切り替え、スピードアップ、バリアー装備などはアイテム取得で行う。
オリジナル版を最後にプレイしたのはかなり昔なので比較は難しいが、
メガドライブ版の方が画面が広いし難易度は抑えられていると思う。
ただし・・
GAME DESIGNER
CHITOSE
RED BUNNY
CHARACTER DESIGNER
RED BUNNY
LITTLE DRAGON
YODOMO-CHAN
NORI-NORI
P-BUG
SHIN-CHAN
PROGRAMMER
M.Y.HUMMER
COMEYA
YANAGIYA
MUSIC COMPOSER
YOSIQUIN
NEUMANN A.H
SHIMOKYARA
TOTSUKURZWELL
ORIGINAL GAME
S.SHINO
Y.SHIMZ
SAW
NAUN
DIRECTOR
CHITOSE
CRAZY HORSE
ステージ8のボスを倒したらエンディングだったのだが、
どうやら俺様のプレイしていた難易度「EASY」だと
真のエンディングは見れないらしい。
それだけならまだ良いのだが、調べたところ、
このゲームは全12ステージあり、
難易度「EASY」だと全てのステージを体験できない設計。
こういうタイプのゲームたまにあるが、
俺様はこの設計が大キライ。
難易度を落としたら全てのゲーム体験ができないタイプ。
例えばだ。
激辛カレー店で
「辛いのが苦手な人向けに甘口も用意しています。
ただし甘口は具の種類が半分になります。」
って言われてるのと一緒。
そこで頭に浮かぶ言葉はただ一つ。
「なんそれ」
百歩譲って、こういう難易度の差をつけたいならば、
選ぶときに画面にこの難易度だとプレイ体験がどうなるのか
ちゃんと明示すべき。(マニュアルに書いてあるは×)
余談であるが、アーケード版はボスも合体するのも特徴だ。
ボスを取り逃がすと次のステージのボスと合体して襲ってくる。
このメガドライブ版でもボス合体はあったのかな?
検証のためにもう一度プレイする気にはなれん。