山形県酒田の旅(2)

前回の続き。
酒田市内に泊まった翌日。
酒田港から定期船に乗り込んだ。


定期船に揺られて1時間15分。
辿り着いたのは山形県唯一の有人離島“飛島”である。


ここはスーパーもコンビニも信号も無い島。
一周10.2km、人口146人。
ここには一箇所だけ海水浴場がある。


ここ「飛島海水浴場」である。


エメラルドグリーンの透明度の高い海。
そして海水浴客はほとんどおらず、プライベートビーチ状態。
最高だ。最高の夏だ。
海水浴場の中央にはトイレ、シャワー、更衣室が備わった建物があり、無料で使える。
俺様はそこで水着に着替え、荷物をまとめた。
いざ海水浴へ!


ウソだろ・・。
外に出ると急に土砂降り(^_^;
海水浴おあずけ・・。
俺様は雨が弱まるのを待って水着のまま波止場まで戻った。
そこには「マリンプラザ」という観光拠点がある。
そこの2階には「しまかへ」というカフェがあり、
この島で唯一の(旅館以外で)食事が出来るスポットである。
まずはここで昼食を食べる事にした。


生ビールのアテに頼んだのは「ワカメコロッケ」「あら汁」


こちらはワカメコロッケだが、名前の通り、餡にワカメが混入している。
それだけでコロッケとしては超異質な味わいに変化。新体験。


あら汁は具だくさんでウマウマ。


中にご当地食材のカメノテが入っていた!
カメノテは亀の手に似ている事からそう名付けられているが、
実際にはエビやカニの仲間である。
ツメに見える方じゃない側の皮をめくると中に食べれる身が入っているのだが、
その身がシジミの身くらい少ない。
皮剥く労力に見合わないのだ(^^;

 


そしてシメに「スパイスカレー」を頂く。
このライスの盛り方は島の形を現しているのだろうか?
人参、ナス、漬物という副菜3点、スパイス玉子。
ライスの上には青海苔かな?
カレーは挽き肉ぎっしりのキーマタイプ。
辛味オイルが別皿になっており、これをかけて辛さを調節するみたい。
食べてみると島のカフェとは思えない本格派カレーだった。
美味い!
海藻サラダがついてきたけど、カレーとの相性はイマイチ。

 

食事を終えると空はすっかり晴れていた。
島の天気は変わりやすいのか。
3時間ぐらい海と戯れた俺様。
海水があまりにもキレイなので水中メガネ持ってくれば良かったぜ。

 

その後は日が沈むまで島内を散策。
ちなみに島内散策には無料のレンタル自転車か、
有料のレンタル電動自転車が使えるのだが、
なんと全て貸し出し済。
島内そんなに人多く無かったけどな・・。
仕方なく徒歩で散策だ。

 


猫の集まる民宿。
この中にスリープウォーカーでもいるのだろうか?w

g16.hatenablog.com

 


「テキ穴洞窟」というスポット。
海岸の壁の弱い部分を波が削ってできた洞窟らしい。
かつては「入らずの洞窟」として人々から恐れられていたが、
1969年に女性や幼児を含む22体の人骨が見つかったというミステリー。

 


山の方へ登っていくと絶景ポイントに遭遇!
これが山形県の風景だと言って信じる人いるだろうか?
南国に来たかのようだ。

 


島の反対側は「賽の河原」と呼ばれる場所に続く、
ごつごつした岩場の中を進む面白い散歩道。

ここ惜しいのは漂着ゴミの多さ。
漁業網とかロープとか、岩場のいたるところに放り出されている。


特に発泡スチロールが分解して雪のように景観を汚しているのは酷かった。
漂着ゴミが絶えないのは離島あるあるだけど。
人間として寂しい気持ちになるよ。


足場の悪い道中にポツンと神社のお社。
ここ車では来れないし、管理大変だろうな。

 

夕方近くになったので旅館にチェックイン。
泊まったのは「沢口旅館」というところ。
(他にも民宿など島の規模に比べて宿泊施設は多かった)

 


旅館メシ。
当然、新鮮魚介中心のメニューだ。

 


お刺身はワラサ、平目、エビ。
どれもとても甘い!
離島の刺し身は鮮度良すぎて甘さ際立つ。

 


「サーモンのマリネ」がやたら美味かったなぁ。
この味付け盗みたいぐらい。

 


この「エビしんじょ」が美味すぎた。
おかわり2回しちゃったよ。

 


これは飛島で「ギバサ」と呼ばれている。
本州で言う「アカモク」だ。
ごはんに乗せて。
これだけだとちょっと味が足りないから卵黄と混ぜるともっと良いかもね。

 


お酒は瓶ビールと日本酒「上喜元 純米吟醸生」を頂いた。
旅館メシだとお酒はいちいち従業員さん呼び出して注文しないといけないから
あんまりガブガブ飲めないんだよな。
料金高くなってもいいからセルフサービスのアルコールがあると嬉しい。

 


部屋に戻って缶ビールで月見酒。
窓からこれ見ながら眠るまでの時間過ごせるなんて最高やね。

 

俺様は2階の部屋だったんだけど、男子トイレが1階にしかなくて、
夜中に何度もトイレに行く俺様には不便だった。
(缶ビール3本空けてるからw)

 


こちらは翌日の朝ごはん。
朝はこのぐらいが最高。
岩海苔の入った味噌汁が嬉しい。

この日もメインは海水浴。
この島は当然、釣りも楽しめる。(マリンプラザで一式レンタル可能)
釣った魚を調理してその場で食べれればいいけど、
きっと釣れても持て余すんだろうなと思い断念。

 


お昼はマリンプラザで「漬け丼」
よーく漬かっているマグロとサーモンに卵黄を混ぜて。
これも美味い。
昨日食べたあら汁がまたついてきた。

 


飛島で採れた“すだち”のサワーとともに。
ちゃんと酸っぱい。(当たり前)

 


デザートはこちら「あずきうどん」
うどんなのにデサート!?
これ飛島の郷土料理で、何か祝い事があったときに作られてきたものらしい。
赤飯みたいな感じかな?
アイスが溶けたら全体を混ぜて食べると違和感なくデザートとして成り立つ。

 


さて、そろそろ島を離れる時間だ。
定期船はだいたい1日に2便らしく、計画を立ててどちらかを予約する形になる。
コンパクトな島でそこまで不便でもなく、観光客もそれほどはいない。
夏に羽を伸ばすにはオススメの穴場だ。
夏のシーズン以外だとよっぽどの釣りキチでも無いと来る事なさそうだけど。
あと2日目にやたらとアブに襲われた。


やつら頻繁に人間の顔のまわりを飛んだり、服に止まろうとする。
海水浴中も水面に顔しか出てないのに何度も眼前に突進してきた。
アブは実際に刺すし、デカいから蚊よりも刺されたら痛い。
島をあげてアブ対策をしないとリピート客が減りそうだ。


あぶさん 球けがれなく道けわし (ビッグコミックス)