山形県の酒田へやってきた。

はじまりから困難にぶち当たった。
朝5時に起き、新幹線で新潟駅へ。
そこから「いなほ1号」という特急で酒田駅へと向かうはずだった。
ところが東北に襲来した線状降水帯。
大雨の影響で「いなほ1号」が運休になっていた・・。
それ以降の特急も雨の状況により再開未定。他にルート無し。
俺様、新潟で顔面蒼白。
そんな時に地獄に仏、蜘蛛の糸。
酒田までの代替バスが出ていた!
予定よりどれほどズレ込むかわからないが、ともかく酒田へ行きたい!
バスに乗り込む事に成功!
到着したのが11時40分。
予定より1時間20分ずれ込んだが、まだスケジュールはこなせる範囲内!
まずは酒田ラーメンで一番有名な「ケンちゃんラーメン」へ。

これじゃないぞ。
山形を中心に店舗を広げている人気店だ。
酒田市内はだだっ広く、徒歩で色々と巡るのは無理がある。
それは酒田市側も重々承知している。
酒田市には無料のレンタル自転車があり、
いつくかの拠点で返却可能なのである!
(借りたところに戻さなくていいのは超便利)
さっそくマシンを借りる。

スピードの出ないママチャリ仕様で、
すぐ尻が痛くなるタイプの自転車だが、
無料の足だから贅沢言ってられない。
駅から出発し、1.3kmほどの場所にある「ケンちゃんラーメン」へ。
ほどよく尻が痛くなってきた頃に到着。

おや?
人気店のはずなのに行列が出来ていないぞ。
ひょっとして、ラッキーな時間に来れたのか!?
ここで画像を拡大してみよう。

なんでやーーっ!
この日は金曜日。
定休日は月曜だったはずだけど・・。
そのあと、そこから3km離れた別のラーメン屋へ方向転換。
なんとか酒田ラーメンを腹に入れる事が出来た俺様。
(その模様は次回レポート予定)
そこから初孫酒造にある「蔵探訪館」に向かう事にした。
そこへはさらに3kmほど走る必要がある。
途中、最上川がある。

ここは日本で最も白鳥が飛来する地らしい。

だが俺様が見る限り、白鳥はおろか、鴨の一匹もみあたらなかった・・。

それにしても最上川って広いなあ。
水はアマゾン川のように濁っている。

川沿いを走る。
ずっと真っ直ぐの何も無い道。
尻痛くなってきた。
そして途中で急に土砂降り(^◇^;)
びしょ濡れになりながら何とか「蔵探訪館」に到着。

俺様はてっきり酒蔵の中を見学できたりする施設かと思っていたら、
狭いスペースでの資料展示と試飲と販売が出来るスペースがあるのみ。


しかも自転車で来たので試飲は出来ないという盲点(ノ_<)
俺様はワンカップだけ買ってトボトボと初孫酒造を後にした。
ちなみにそのとき買ったワンカップがコレ。

しぼりたて発泡性うすにごり酒。
シュワシュワとして爽やかな酸味のある美味いお酒だった。
東京で見かけたら買っちゃう。
さて、そこから痛い尻を時折休ませながら最上川方面へ戻る。
喉が渇き過ぎて口から泡吹いてきた。
長距離を自転車で漕ぎ続ける間、道中にコンビニはおろか自販機一つ無いのだ!
尻の痛みと喉の渇きで意識朦朧としてきた。

まさにケンシロウのこの状態。
最上川の川沿いをフラフラ走っていると、酒田製菓という工場が見えてきた。
そこの駐車場に自販機発見!
やったーーっ!!
九死に一生スペシャル。
購入したマンゴー水を一気に飲み干す。
こんなに染み渡る飲み物があっただろうか!?

酒田製菓には「オランダせんべいFACTORY」という工場見学の施設があるらしい。
命を救ってくれたこの会社を知っておくのも一興だ。
入ってみた。
もの凄い長い廊下のサイドに実際に作業している工場内が見れるわけだが、
それらは撮影禁止。
おまけに「できたて食べ放題!」と書かれた試食コーナーには
いつまでもオランダせんべいが補充されず・・。
長過ぎる廊下を持て余しているのか、
途中からトリックアートが描かれたりしていた(^_^;

2階は販売と飲食のスペースになっている。
ここでは「オランダせんべい焼き体験」が出来るのでやってみた。
焼く前のオランダせんべい3枚が渡される。

せんべいを網の上に置き、3秒ごとに引っくり返す。






だんだん膨らんでキツネ色になっていく。
焼き過ぎてもいけない。
この頃合いを見切るのが面白い。

こんなもんかな?

そして最後に醤油をサッと塗って、冷めないうちにパクリ。

うん、美味い。
やはりせんべいは焼きたてが最強だ。
しかし、この純和風なせんべいがなんで「オランダせんべい」なのだろう?
解説を改めて見てみると、ヨーロッパのオランダの事ではなく、
山形県庄内地方の方言の「おらだ(私達)」から来ていて、
「私達が作ったせんべい」という意味だったらしい。

その割にはイメージキャラクターをオランダ娘に寄せている気も・・。
ちなみに北海道根室市にも「オランダせんべい」という粉菓子があり、
そちらの由来はオランダ人の靴跡である。
せんべいを堪能したあと、泊まるホテルで自転車を返却したのだが、
そのホテルの周囲もだだっ広く、夕食を食べる場所まで1kmほど歩く事になったぜ。
酒田で行動するときはホテル選びも行く場所を考慮して決めるべきだと学んだよ。
酒田の旅は続く・・。