今日のチョイ呑み(193)「青葉横丁『どみんご』」

静岡駅周辺には静岡おでんが食べられる場所がたくさんあるが、
やはり食べるならその中心部と言える場所で食べたい。
そこがコチラ、青葉横丁だ。

この細い路地にズラリと赤ちょうちんが灯る。

うわー最高の雰囲気。
戦後に賑わっていたおでん屋台。
昭和32年の再開発で撤去され、
行き場を失った屋台店が集まって出来た場所らしい。


どの店も一間ぐらいのカウンターのみの狭い店。
満席になるとお客さん同士が肩を寄せ合って小さく呑むスタイル。
新宿の思い出横丁を思わせる。

 


青葉横丁には19軒のおでん店がある。
俺様はその中から「どみんご」という店を選択。
1人である事を告げると端の席に案内された。

それにしてもこの店、どこにもメニューが無い。
「飲み物のメニューありますか?」
「メニュー無いよ、何でもあるよ」
何でもはウソですやん(^^;
とりあえず生ビールをお願いした。


お通しはバイ貝かな?いきなり美味い。

うん、まずは静岡おでん食べたい。
お姉さんに「おでんは何がありますか?」と聞いたら、
「適当に選んであげる」と3つばかり見繕ってくれた。
それもまた良しかw


奥から牛すじ、黒はんぺん、白焼き
特製の粉を振りかけて食べるのが静岡流。
たぶん魚粉と青のりを配合してるんだと思うけど、
そこまで魚粉が強くない。
以前食べた静岡おでんだと魚粉の味しかしなかった。
ちょっとこの店で静岡おでんの評価が激変したぞ。
牛すじ美味ッ!!
黒はんぺんは何度も食べてるけど上質。
黒はんぺん同様に白焼きも静岡おでんの名物らしい。
白焼きとはタラのすり身を練ったものみたい。
これも美味いなぁ~。

 


ビールで続けるのは厳しいので静岡呑みの友「お茶割り」に切り替え。
以後、最後までお茶割りをおかわりし続ける。

 


おでんをおかわり。
「さっきと違うの3つぐらいね~」
あ、やっぱり自分で選べないのか~w
今度は大根、チクワ、厚揚げ
これらは静岡おでんじゃなくても食べられるけど、
どれも本当に美味い。出汁スープが美味いんだろうか?
ちなみに静岡おでんでは汁と一緒には提供しないのが特徴らしい。

 


牛すじの美味さが忘れられずにおかわり。
あと他の客が玉子を頼んでいたのを聞いて俺様も。
経験で注文できるメニューを覚えていくスタイルw

 


この店はおでんだけじゃなく、焼き物や揚げ物も出来る。
まずはうずらのベーコン巻き串」
他の店で食べたときにうずらの質が残念なときがあるけど、
この店のは完璧でした。ウマッ。

 


「ハムカツ」分厚くでゴキケン!!
香ばしくてジューシー。凄いなぁ。

 


続いて「エビ豚しそ巻き」
エビを肉で巻くって珍しい。
でもこれが不思議とマッチ。新たな境地。

 

次の注文が焼かれていくのを見ながら酒を進めるのも楽しい。

 

「葉しょうが豚巻き焼き」だって奥さん!
串に刺さずに葉しょうがに直接豚を巻いて焼いたもの!
さっぱりした味わいに豚の脂がのってツマミ威力強い。
持つところも残さず食べれますw

 


ネギマを注文したら「今日無いよ、豚串ならあるよ」と言われたので従った。
ちょっと終盤には重かったかも。

最後に「おでん茶漬け」でゴールしようと思ったけど、
「もうすぐ予約のお客さんくるからお茶漬け作ってる時間無いよ」とのこと。


残念だがおでんの「ガツ串」でこの店に別れを告げた。
やはり狭い店舗だから、回転よく多くのお客さんに楽しんでもらいたいもんな。

それにしてもお客さんと店員さんの距離が近く、
美味いおでんに舌鼓を打ちながら会話を楽しむ雰囲気は和むなぁ。
イチゲンさんでもすぐ輪の中に入れてくれる敷居の低さも魅力的だ。

もう一軒ぐらい別の店をハシゴしてもいいかな?と思ったけど、
人気店はどこもギッシリと席が埋まっていて俺様の入る余地は無さそうだった。

 


仕方ないので部屋呑みで余韻を楽しむ事にする。
まずは「静岡麦酒」。アテは静岡県産レッドオーレと生ハムのスパゲティサラダ
トマトうまっw

 


静岡の地酒純米吟醸 花の舞」。アテは浜名湖のりののり佃煮おにぎり」
のり佃煮っておにぎりに合うんだなぁ。美味い佃煮だからかなァ?
花の舞もすっきりと呑み口良し。
フィニッシュ。

※気づいたら飲み干して寝ていたw


静岡には「青葉横丁」の他に「青葉おでん街」という場所も
静岡おでんが集まる有名なところらしい。
次回、静岡に来たらそっちにも行ってみようかな。