秋田でタンメンを食べた日の夜。
チョイ呑みをする事にした。だがまだ日は高い。
秋田駅周辺のスポットを巡ってみる。
巨大な提灯を頭で支える曲芸とか。
萌え萌えフィギュアの展示とか。
秋田犬の菊門などを楽しんだ。
秋田土産の自販機w
なんか渡す相手に申し訳ないw
秋田ではサンタさんがまだ活躍中w
秋田と言えば佐竹家だよな。
佐竹家の久保田城跡にも行ってみた。
久保田城表門。
久保田城御隅櫓。
佐竹ーーーっ!
さ、さ、佐竹ーーーっ!
佐竹ーーーーーっ!!
そうこうしているうちに夜も更けてきた。
今日のチョイ呑みのテーマは決めていた。
それは秋田の誇るブランド鶏「比内地鶏」だ。
そこで俺様は比内地鶏専門店「本家あべや 秋田店」にやってきた。
ここは“秋田比内地鶏生産責任者の店”という触れ込みだ。
まずはビールを飲みながら作戦を練る。
ビールは田沢湖ビール「ブナの森」。
これは日本で唯一、ぶなの天然酵母を使用した地ビール。
凄い繊細な味。思わずグビグビいっちゃう。
お通しは「キンカン醤油漬け」と「長芋たまり漬け」。
キンカンは卵になる前の卵巣の中の黄身。
口の中にそっと入れてプチッと潰すと、
濃厚な卵黄がブワーッと広がる。
これがお通しって凄いなぁ。
さて、これから比内地鶏を串で食べ進めるのだが、
アクセントとして「バリバリキャベツ」を頼んでみた。
これナメてたけど、手前についてる
マヨネーズと鶏味噌が激烈美味い!
どちらももちろん比内地鶏から作った自家製。
特に鶏味噌はこれだけ食べても立派なアテになる。
これは残したらもったいない。
まずは「あか」。
「あか」は内ももで最も柔らかい部位。
実際食べてみると弾力があって、噛めば噛むほど旨味が溢れ出す部位だった。
いや~、やっぱり比内地鶏はランク高いわ。
続いての串は右から「ふりそで」「ソリレス」「ボンベタ」。
ついでに日本酒利き酒セットも頼んだぜ。
日本酒は「ゆきの美人」「太平山」「一白水成」。
いずれも秋田の地酒。
「ふりそで」は肩の部位。
これは「あか」よりさらに噛みごたえがあって、ジュワジュワ。
「ソリレス」は腿の付け根。
肉についた皮うっめーーっ!
皮と肉の完璧コラボ。
「ボンベタ」は尻尾の部位のぼんじりと腰の部位のペタを合わせた串。
さらに皮が本領を発揮。脂の甘味と皮の香ばしさが至高!
やばい。どの串も極上。比内地鶏恐るべし。
あまりに皮が美味いので「鶏皮ポン酢」も頼んでみた。
こちらも串とは違う方向性でウマすぎ案件。
口の中に入れると舌が脂で喜んじゃう。
これは日本酒追加しないとバチ当たる。
秋田の名ブランド新政がある!
俺様は新政のヴィリジアンを注文。
なんの雑味も無い。透明感。佐々木希かよ!
「手羽先」。もう何語る事のない信頼感。
うまうま。
「つくね」。あー、そうか。
比内地鶏の魅力は脂だと思った。
つくねにしちゃうと脂が落ちちゃってパサつきが目立つものになる。
最後の一杯は「ゆきの美人純米大吟醸」。
淡麗系のお酒だ。
シメは「究極の親子丼」と「水炊出汁(鶏スープ)」。
親子丼は見ただけで美味いのがわかるビジュアル。
肉、卵、出汁、全て比内地鶏で作られている。
そして口に入れると、出汁が濃厚で涙出る美味さ!
そして肉を噛むとあとから鶏の旨味がやってくる。絶品!
鶏スープも見た目通りの美味さ。
美味い白湯ラーメン店のスープみたい。
いや~。
比内地鶏。想定を超えたポテンシャルだった。
あまりに気分が高揚していたので、
ホテルで追いカップ酒じゃ。