カレー番長への道 ~望郷編~ 第327回「キーマモンスター」

目をつけていたスパイスカレー店を目指して新宿にやってきたが、
店の前で臨時休業を知る。
だがタダでは転ばないのがカレー番長。
帰り道で新たなカレー店を発見。
それが今回の「キーマモンスター」だ。

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雑居ビルの3階に昼のみオープンするこの店は、
「肉汁水餃子餃包」という飲み屋の間借り店舗である。
2021年10月にオープンしたばかりらしい。
間借り文化が普及した事によって、
名作カレー店の多くがデビューのチャンスを得ているように思う。
間借りとカレーは相性が良い。

 

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看板には“生ドライカレー専門店”と書かれている。
一体、生ドライカレーとはどんなものなのか?

 

店内に入りメニューを見ると、
カレーは看板商品の「生ドライキーマカレー」と、
「MILKカレー」なるものが2種類あり、
それらが両方食べられる「あいがけカレー」もあった。
トッピングは生卵、温泉卵、ホイップ、追加アチャール、チーズ・・とある。
俺様は「あいがけカレー」生卵を追加し、
サラダ&ドリンクセットを注文。ドリンクはラッシーにした。

先にサラダとラッシーが到着。

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サラダは普通だね。
ラッシーは自家製で甘さ控えめ。
「甘さが足りない場合はガムシロップをお使い下さい」との事だった。
そしてカレーがやってくる。

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海になっているのが「MILKカレー」
雑穀米の上に乗っているのが噂の「生キーマドライカレー」だ。
副菜として3種のアチャールがついている。

まずは「MILKカレー」を実食。
口の中にクリィーミーな旨味がブワーーーッと広がる。
うんまぁーーい!
このクリィーミーさはクリームシチューにも似ているけど、
カレーにミルクをブレンドしただけの単純な味じゃないぞ。
クリィーミーさの向こうに感じるコクみたいなものは牛肉によるものかな?

そして「生キーマドライカレー」いってみよう。
店の説明によると、ドライカレー(汁なしカレー)とキーマカレー(ひき肉のカレー)の
両方の性質を併せ持つドライマーキカレーで、
仕上げに生クリームを入れてコクをアップした・・とある。
じっさい食べてみるとビックリ。
うまうまうまうまーーーい!!
まず粗挽き気味に残った鶏肉の食感が面白い。
キーマで感じられる肉とは異質。
今まで色々なキーマを食べてきたけど、
これはまったく違うキーマ。
あっさりとしているのに旨味が凝縮されていて口の中に広がる。
いかんせん。
もっと食べたいのにあいがけだとキーマの量が少ない・・。
もっと食べた~い!
そして食後に気になる事を聞いてしまった。
「ポイップをトッピングすると今まで食べた事のないカレーになります」
先に言ってよぉ~。
近いうちにキーマを大盛りにしてホイップをトッピングしたものを食べるぜ!
(でもMILKカレーも食べたい・・)