遠征してでも食べたいプレミアランチ(31)「白龍トマト館」

20年ぐらい前。
俺様は西新宿で働いており、
そのとき週二回ぐらいのペースで通っていた中華料理店が「白龍館」であった。
何食べても美味かったけど、定番だったのはトマトタンメン、玉子餃子、
角煮炒飯・・だったかな?
アルコールはセルフサービスで、
冷蔵庫から勝手に取ってきて会計時に何を飲んだか申告する。
激ウマ中華を掻っ込みながらワインを呑みまくるの最高だったぜ。
あの油でよく滑る床も懐かしいぜ・・。
そんな「白龍館」だが、新宿の再開発で一時閉店。
同じ西新宿の別のビルに入ったものの、そこも閉店してしまう。
それ以来、俺様の中で「絶滅飯」となっていた。

そして20年。
白龍を名乗る中華料理店が江古田にある事を知る。
それが「白龍トマト館」だ。
俺様は思い出の味がまだ生きているのか確かめるために江古田へ向かった。

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ガラス張りの中華っぽくない店舗。
1階はカウンターオンリーでオープンキッチンだ。
メニューを開くと、かつて西新宿で食べたメニューが散見される。
昼だから点数は少ないけど、夜に来たら単品で当時のメニューが色々あるのかな?
俺様は「トマト角煮タンメン」「玉子餃子」を注文。
炒飯も行きたかったけど、そんなに胃袋に入りそうも無かった。(^^;
そしてランチビールも注文。

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ビールで喉を潤していると「トマト角煮タンメン」が到着。

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ビジュアルは当時のままな気がする。
そしてスープを一口。
おや?こんなにアッサリだったっけ?
凄く優しい野菜スープの味。
角煮は当時のままの気がする。めっちゃトロトロ。
この角煮と合わせてタンメンの薄味が完成する感じがする。
このあたり「ソーキそば」にイメージが似てるかも。

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でもこれ、食べ続けるとクセになってくる。
脂っこく無いからスープ感覚で胃にもたれない。
あー、呑みのシメとして合ってるタンメンだったかも。

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試しに卓上にあった「こーれぐーすー」を混ぜてみた。
うーん、これじゃなかったな(^^;
あとで調べたら卓上の「にんにく醤油」を使うのが良かったみたい。
失敗失敗。

 

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こちらは「玉子餃子」
何の事はない餃子を卵でとじたものだ。
でもこれ当時、毎回頼んでたんだよ~。
餃子に玉子を巻きつけて食べるの最高。
家でも冷凍餃子作るときに真似してやってるんだ、俺様。

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当時の味と明確に比較できるほど記憶は確かじゃないけど、
思い出の扉は半分ぐらい開いた気がする味だった。
調べたら、創業者のお孫さん夫婦が始めた店らしい。
トマト角煮タンメンが1480円、玉子餃子が1040円と、
わりと良いお値段だけど、この味を継承するのはそれだけ価値があると思う。
今度は夜に来てみたいし、炒飯とかも味を確認したいね。