ゾンビキング
カナダ
ジャンル:ホラー
上映時間:77分
オリジナルビデオ(劇場未公開)
監督:ステイシー・ケイス
脚本:ビル・マークス、ショーン・K・ロブ
出演:ジュールス・デローム
国民的英雄の覆面レスラー“ユリシーズ”。
彼が恋人とその弟(両方とも覆面レスラー)のいるビーチへと帰郷したときのこと。
彼と旧知のレスラー・ティキはゾンビと戦う事を売り物にして各地を転戦していた。
そんな試合会場でゾンビにギャルが殺される事件が起きる。
ティキに容疑がかかるが、ユリシーズは「彼はそんな事はしない」と擁護する。
そう、事件の黒幕は悪の覆面レスラー・ゾンビキングの仕業だったのだ!
主要人物のほとんどが覆面を最初から最後まで被り、
トホホなゾンビ達とプロレス技で戦う…。
▲女子もすぐ脱げそうなマスクを被っているw
おや?これってメキシコでよくあるルチャリブレ映画じゃないか~。
そう、おそらくこの映画は
“ルチャ映画のオマージュ”としてわざとチープに作られたマニア映画。
そうじゃないとこの映画のヘボさは説明できない。(^^;
かっこわるい覆面。
ダラダラしたプロレスムーブ。
やばすぎるくらい滑稽なストーリーライン。
これらからは製作者の無能ぶりではなく、
ルチャ映画への愛が感じられる。
その証拠に後半になって慣れてくると、
だんだん主人公達がカッコよく思えてくる(爆)
それにしても、ゾンビの首って
ちょっと手でひっぱるだけで簡単に千切れるんだねぇ~w
そしてゾンビキングとの最終決戦。
ゾンビキングにトドメをさしたのはなんと恋人のメルセデス。
いくら相手が悪いからといって
人間の首を引き千切るのはやり過ぎだろ!(^^;
「たまらないね」じゃないっつーの!w
ユリシーズの正義はどっちだ・・・
最後はゾンビを簡単に洗脳するコツを掴んだティキによって、
ゾンビと一緒にパーティだぁ~。
ヒャッホー!
ちなみにパッケージではゾンビと思われる人がマスクを被っているが、
本編ではゾンビがマスクを被るシチュエーションは無い。
また、映画の冒頭に『ジョージ・A・ロメロ プレゼンツ』と出るが
ウソ臭い。
この映画にロメロは全く関わっていない気がする。(-_-;
警戒レベル: