バカ映画大研究(60)「ミル・マスカラスのゴング1」


ミル・マスカラスのゴング1
ジャンル:アクション
上映時間:80分
1983年メキシコ
監督:フェデリーコ・クリエル
出演:ミル・マスカラス
日本劇場未公開

日本のプロレスとメキシコのルチャリブレとは似ているようで違う。
ルチャリブレの選手はファイターであると同時に
ヒーローであり、スーパースターであり、尊敬の対象である。
その中でもトップに君臨する英雄がエル・サントであり、ミル・マスカラスだった。
その活躍の場はリングの上のみならず、銀幕でも数多くの作品が作られた。
彼らは彼ら本人役として映画に登場する。
英雄達が活躍する映画なのだから、
どんな内容だってメキシコじゃ許されるはずだw

 

場所はメキシコの郷土資料館みたいなところ。
そこには、今にも動き出しそうなミイラが安置されていた。
しかもなぜかレスリングタイツを履いている。
案内役のミゼット(小人)のおっちゃんが、解説する。
「これは、英雄エル・サントの祖先が倒した悪魔崇拝レスラーなのさ。
伝説では100年後に復活すると言われているのさ。」
すると観光客が質問する。
「それはいつなんだい。」
おっちゃんは気づいた。
「あっ!今日じゃん!」
うわぁ~い、こういう偶然てあるんだね!

場所は変わって、プロレス会場。
ミル・マスカラスとブルー・デモンがタッグを組んで試合を行っている。
それにしても、試合をノーカットで長さなくてもいいじゃないか…。
3本勝負だし。(時間にして約10分)
長ぁ~い、映画の場面とは思えない試合が終了し、恋人と帰宅するレスラー達。
英雄達は普段もマスクを被って生活する。


恋人とキスをするときも、車に乗るときも、ホテルに帰っても、つねにマスクだ。
そこに生き帰ったゾンビレスラー達が襲いかかる!
危うし!ボクらの英雄!プロレス技が効かないぞ!ゾンビだから。
街を徘徊して誰もいないプロレス会場に辿り着いたゾンビの親玉。
リングを見つめてエル・サント(祖先)に負けた試合をしみじみ思い出してます。
その背中に哀愁を見た!
こうしてゾンビレスラーの復讐心はメラメラと燃え上がるのだった。

…話は飛んで最後の決闘。
墓場で戦うミル・マスカラス&ブルー・デモンとゾンビ軍団。
だが、やはりゾンビにプロレス技は効かない!
ゾンビもプロレス技しか仕掛けて来ないから負けないけど。
そこに愛車で偶然通りかかった英雄エル・サント
「俺にまかせとけ!」
偶然持ち合わせていた火炎銃で
ゾンビは一掃される
のだった。


100年もリベンジ戦を夢見ていたのにあんまりだぁ~!
(↑ゾンビの心情を代弁)

 

 

警戒レベル:

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