今日のチョイ呑みに川崎にやってきた。
今回の趣向は「究極の肉呑み」。
最高級の肉をガッツリ食べながらアルコールを流し込む。
この「最高級の肉」というのがポイント。
例えば銀座で肉質だけで求めて店に入ったら、
肉だけでウン万円。
ガッツリと食べたらウン十万円。
とてもじゃないが我々庶民が達成できる価格帯ではない。
そこで俺様はある程度安価で最高級の肉を食べれる店を探した。
そうして辿り着いたのが川崎というわけ。
そしてその店がコチラ「石焼ステーキきよすみ」だ。
店内に入ると一人で仕切るオバちゃんが出迎えてくれた。
カウンターに案内される。
店内の席数は少ない。カウンター８席ぐらい。
テーブルは３卓。
オバちゃんのワンオペだとこれぐらいが限界だろう。
(当然、事前予約してやって来ている)
席に座り、まず生ビールを所望。
お通しと一緒に生ビールがやってきた。
お通しはブロッコリーと煮イカ。
このイカうまっ！
頭部の中にゲソがギッシリ詰め込まれていて、
噛むとイカの旨味がジュワワワーッ！
お通しからクオリティ高し。
期待の高まるスタートだ。
オバちゃんがおもむろに肉を出す。
「何食べたい？」
目の前にドカンと置かれたはらみ(奥)とヒレ(手前)。
「ヒレ肉は最高に美味いけど高いよ。
うちのハラミは普通じゃないからハラミで十分だよ。」
たぶんオバちゃんの言う通りだろう。
だが今回のコンセプトは「最高級の肉をガッツリ食べながら呑む」である。
「ヒレ肉が食べたいです！」
キラキラした瞳でオバちゃんにそれを伝える。
「よしわかったーっ！」とオバちゃん。
「そしたらオマケしてあげるよ。」
と、オバちゃんはヒレ肉にシャトーブリアンを追加。
オバちゃん最高。
ここの肉は前沢牛の一頭買い。
最上級の部位を惜しみなく提供してくれる。
丸い石板にニンニク、シイタケ、タマネギ、エリンギが投入される。
そしてヒレ肉とシャトーブリアンがドスン！
見てくれーーっ！この肉の厚さ！！
ヤバイ。テンション上がりまくり。
仕上げはオバちゃんが一口サイズに切ってくれる。
「これ焼き過ぎたら勿体ないよ！早く食べな！」
と肉を野菜の上に退避させてくれるオバちゃん。
大きく切られたヒレ肉を口に放り込むと、
口の中に究極の旨味がジュワワワワワワーーーッ！！！
美味すぎる！！溶ける！！
脂が旨味の塊！！！
脂が美味いから野菜もその脂に包まれてメチャ美味い！！！
これハンパ無い。
これだけの肉がものの５分で胃の中に吸い込まれていった。
箸止まんない。
ちなみにここまでで生ビール３杯飲んだｗ
肉とビールの相性も改めて気づくぜ。
ヒレ肉とシャトーブリアンの幸せに浸っていると、
「おやおや、まだまだ肉が食べれそうだねぇ。ハラミ食べるかい？」とオバちゃん。
ここでハラミを食べない選択肢は無いだろう。
ハラミを食べてビックリ。
ヒレは脂を美味く食べる最上級とするならば、
ハラミは肉そのものの味の最上級。
噛めば噛むほど肉々しい旨味が口の中に広がる。
これはヒレとは別物のベスト・オブ・ベスト。
ウマ過ぎる。
あまりに美味い肉に胃が仕上がってしまった。
あとはゆっくりとエピローグを楽しみながら飲む。
ここで頼んだのは「テールスープ」。
ここのテールスープはよく焼肉屋で食べるテールスープとは別物。
具がガッツリ入っている。
グツグツしてきたら刻みネギと粗挽きコショウをふりかけて完成。
肉の旨味がよく出たウマウマのスープ。
ハチノスとテール肉がよいアテになる。
あまりにご機嫌なので日本酒をボトルで頂いてしまった。
「浦霞禅 純米吟醸」。
店で日本酒のボトルを一本空けたのは人生初だｗ
最後はキムチで余韻を楽しむ。
「これ漬けたばっかりだから辛いよ」とオバちゃん。
この店は最高級の肉をガッツリと食べれるだけじゃなく、
オバちゃんのキャラクターが最高。
オバちゃんがナビゲーターとなって最高の肉ワールドに誘ってくれる。
食べている間もオバちゃんのトークで何度も爆笑した。
途中何度もオバちゃんは「忙しすぎてもうすぐ死にそうだよ！」と吐露していたｗ
このオバちゃんには末永く楽しい人生を送って欲しいぜ。
