今回は博多ふ頭からフェリーに乗り、玄海島というところにやってきた。
玄界島は人口353人の小さな島。
小さな島なので1時間ぐらいで島の周囲を一周できる。
途中に使われていない監視小屋みたいなの発見。
中を覗いてみると・・
バイオハザードの舞台くらい荒らされている(^_^;
そこからさらに島の周囲をまわっていく。
それにしても、岩場にはたくさんのペットボトルが放置されている。
この島は観光地では無いが、こういう現実を見ると悲しくなってくるな。
直接ここに捨てたのではなく、
海に捨てられたものが流れついたものが多いんだろうが・・。
この島には2つの神社がある。
そのうちの一つが「小鷹神社」だ。
ちょうど島を一周するぐらいの場所にある。
めっちゃ急な階段を登る。
ここが小鷹神社。
この玄界島には「百合若伝説」という言い伝えがある。
時は平安時代。
蒙古襲来の討伐軍の大将に任命された百合若。
戦いに勝利した百合若の軍は、玄界島で休息。
百合若の地位を狙っていた部下の別府兄弟。
眠りについた百合若を島に置き去りにし、百合若は戦死した事にした。
百合若の妻は心を痛めて、百合若の飼っていた犬、馬、鷹などを野に放った。
鷹の緑丸は博多から飛び立ち、百合若のいる玄界島に降り立つ。
百合若は緑丸を通じて妻と連絡を取り合うようになる。
そして最後には島を脱出し、裏切者を制裁する事に成功するのだった。
そんな緑丸が祀られているのがこの「小鷹神社」なのである。
ちょっとまって。
そう言えば福岡を本拠地とする福岡ダイエーホークスのマスコットって・・。
そういう事か!
福岡の英雄って事か!
(・・調べたら全然関係ありませんでしたw)
ちなみにこちらはもう一方の「若宮神社」にも行ってみた。
木々に囲まれた山の中にひっそりとあって神秘的である。
さて時間はお昼に近づいてきた。
予め予約していた「福玄丸」にやってきた。
この島で食事が出来る店はここしかないらしい。
しかも事前予約しないと利用できない。
ちなみにこの島には宿泊施設もない。
つまり無計画に島へ上陸してしまった人は、
食事も出来ずに野宿する事になるのだ!
そうだ。この島は玄海集落なのだ!(それ言いたかっただけ)
まずは先付けをアテにビールを飲みながら島一周の疲れを癒やす。
先付けは「タコとキュウリの胡麻和え」と「鯛の茶碗蒸し」。
最初からめっちゃ美味い・・。
これは早めに日本酒に切り替えるべき。
この店はコースのみなので、決まった料理が順次提供されてくる。
なんじゃこりゃーーーーーーっ!!!!
凄い刺し盛りがやってきた。
これランチだぜ?
この店は店主が漁師。
自ら獲ってきたものを調理する店である。
1時間前に穫れたというイサキ、タイ、カワハギ、イカといったものが並ぶ。
どの刺し身も鮮度の化け物!
プリップリの舌触りに噛むほどに溢れる旨味!
正直、俺様が今まで食べた刺し身の中でトップの鮮度。
ここまでの刺し身を食べた事が無い。
美味過ぎ!やばばば。
日本酒は福岡県八女市の「喜多屋」。
鮮度に合うキリッとした辛口。
次は「アジの塩焼き」。
アジなのにアユみたいに繊細!
酒を忘れてパクついてしまったぜ・・。
次は「タイの煮付け」とゴハン!
一口食べるたびにゴハンを掻っ込まずにいられない!
最後は「タイのだし汁」。
締め括りに相応しい深い出汁。
いや、素晴らしいランチだった。
もしかしたら人生最高のランチだったかも知れない。
わざわざこれを食べに島に渡った甲斐ありまくり!!
これ、別の季節に来たら提供される鮮魚も変わってくるんだろうね。
また来たくなったなぁ・・。
食後、博多へ戻るために波止場へ戻る。
そこにはプレハブで運営されているカフェがオープンしていた。
そこでアイスコーヒーを飲みながら帰りの便を待つ事に。
なんだかここは島で暮らす猫達が集まるカフェらしい。
そうか、ここは天然の猫カフェってわけかw
癒やされたぁ~♪