今日のチョイ呑み(160)「大阪一 とり平」

大阪駅前に新梅田食道街という場所がある。
梅田駅から大阪駅に続く導線に地続きで存在している洞窟のような場所。
いわゆるガード下呑み屋街であり、
低い天井と狭い通路が独特の雰囲気を醸し出している。
そこにある店舗の中で「大阪一 とり平」を選択して昼から呑む事にした。


L字のカウンターのみの店舗で、
おそらくタイミングが悪いと席が空いてない事が多いように思う。
俺様は14時過ぎに到着したのだが、3席だけ空いていた。
この店には生ビールは無いので、まずは瓶ビールでスタート。
突き出しで串が4本焼かれて出される。


大根おろしとカラシも一緒に出される。
どうせ串は食べるから、突き出しが串というのは合理的だw
あ、ちなみに「突き出し」とは「お通し」の事ね。
関西方面では「お通し」を「突き出し」と呼ぶ事が多いらしい。
「先付け」などと呼ぶ店もある。

さて、注文だ。
メニューは壁に貼ってあるのだが、席によっては見づらい。
その名前では一体何の串なのかわからないものが並ぶ。
ネオドンドン?
ネオピンピン?
ネオポンポン?
ようわからんけど、それらを頼んでみた。
1串では頼めず、2串かららしい。


まずは「ネオドンドン」「ネオピンピン」
ネオドンドンは心臓、ネオピンピンは背肝の事らしい。

 


こちらは「ネオポンポン」
たぶん、ぼんじり。

それにしてもこの店、串の焼き方上手いなぁ。
身が小ぶりだからか、焼き過ぎずジューシーで弾力のある状態で出される。
よ~し、ノッてきちゃったぞ。
2杯目からはチューハイレモンに切り替え。
サイフ気にせず、どんどん行っちゃいましょう。

 


こちらは珍しい「合鴨ロース」
この店は合鴨の串も出している。
口に頬張ると焼き鳥とは明らかに違う合鴨のジューシーな脂がジュワワワーッ。
うめぇ~。
合鴨って串で焼くとこんなに美味いんだね。
もっと普通に焼き鳥屋にあればいいのに。
合鴨の相場はよくわからないけど、この2本1皿で660円。
結構な高級串だ。

 


続いては「ミンチ三色」
ミンチってのは“つくね”の事みたいだね。
ピーマンで巻かれたやつ、そのまま串のやつ、蓮根に詰められたやつの3本。
それぞれ食感も違うし美味いわ~。

 


次は「ネオゴールドダイヤ」
うずらの卵ときんかん(卵巣)の串。
きんかんの方は半熟状態。


手が込んでるね~。
こんなの美味いに決まってる。

 


お次は「椎茸鴨巻き」「若鳥首皮」
合鴨と椎茸ってこんなに合うのかーっ!
今日一番に美味い。
この店来たらこれは食べるべき。

 


そろそろ腹も限界に近づいたので最後の串。
こちらは「焼き鳥」という名前の串。
どの串も美味かったけど、変化球しか食べてないので、
オーソドックスも食べたくなったわけ。
この串だとネギじゃなくてピーマンが挟まってるんだね。

 

お会計は8000円コースだったけど、
相応の満足度だったので悔いなし。
難点は両隣の席が近いのだが、タバコ吸いながら呑んでいる人が多く、
タバコの煙と臭いに巻き込まれがちな事。
タバコ無理な人はツライ店かも知れない。