発売元:エニックス
発売時期:１９８３年１０月
定価:３６００円
機種:ＰＣ８８０１
メディア：テープ
～紹介～
このゲームは第2回ゲーム・ホビープログラムコンテストの
入選プログラム賞を獲得したタイトルである。
このときの最優秀プログラム賞は「FANFUN」。
優柔プログラム賞は「ドクロンの館」と「芸夢狂人の宇宙旅行」。
そして10本選出された入選プログラム賞の一つが本作だ。
入選プログラム賞には本作の他に
「ロリータ・シンドローム」や「不思議な旅」などのタイトルも選ばれている。
本作のオリジナルプログラムはPC-8001版。
作者は当時高校生の中沢毅さん。
～解体～
真横から見た画面。
４キーと６キーで左右移動。
スペースキーでジャンプ。
ジャンプは向いている方向に弧を描いて跳ぶ。
(真上に跳ぶ事は出来ない)
マップ内のフルーツに触れると持ち上げて移動できる。
このときに８キーを押すとフルーツを投げる。
フルーツは放物線を描いて向いている方向に飛んでいく。
このようにして画面内にあるカゴへ全てのフルーツを入れるとステージクリアだ。
敵キャラに触れるとミスとなってしまうので、
上手くマップ内を逃げ回りながらフルーツを集めなければならない。
(ミスすると全てのフルーツが元の位置に戻ってしまう)
特定の敵はフルーツをぶつけて倒す事が出来るけど、
すぐ復活するし、投げたフルーツは自分に当たってもミスになる(^^;
マップ内は４階層に分かれているのだが、
上の階層に上がるにはトランポリンを利用しなければ上がれない。
トランポリンをジャンプで踏むと上の階層まで飛び上がるわけだが、
敵から逃げながらこれを利用するのが難しい。
ジャンプでちょうどトランポリンの上に着地しないといけないので、
距離を間違えてしまう事が多発する。
ステージ１はシンプルだが、やはりトランポリンの利用で苦戦する。
上の階層のバナナを取りに行っても足を踏み外すと
またトランポリンを使って上がらないといけないので、
クリアは容易ではない。
ステージ２は２階層を一気に飛び上がる“Ｓトランポリン"が登場。
またカゴが上下に移動している。
ステージ３はカゴが２階層目を左右に移動しているので、
フルーツを入れるのに応用テクニックが必要となる。
(３階層目から落とすなど)
全９ステージあるらしいが、結果的にここまでしか進めなかった。
やはり、敵の追跡が激しい中で、
トランポリンの利用を難しくし過ぎだと思う。
マッピーのようにただ乗るだけで跳べていいし、
どうしてもジャンプでトランポリンに乗せたければ、
ジャンプ中に左右調整が出来るべきだったと思う。
どーでもいいけど、主人公のシンボルである赤いヘルメット。
なぜかパッケージ絵では敵のヒヨコが被っている。
どういう行き違いだろう？
