遠征してでも食べたいプレミアランチ(78)「金谷食堂」

早朝に神奈川県京急久里浜にやってきた。
なぜここに来たのかと言うと、フェリーに乗るためだ。


ここからフェリーで千葉金谷漁港へ向かう。
東京から直接千葉へ行けばいいんじゃ無いの?と思われるかも知れないが、
千葉も海沿いとなると辺境の地であり、
陸の道を使うよりも、神奈川県を経由して船で行った方が早いのである。


そうして金谷漁港に到着。
もちろん、漁港メシを食べる目的である!
漁港近くには鮮魚が食べられる店が何軒かある。
このあたりではアジフライが特に有名だ。
俺様はフェリー乗り場からすぐ降りたところにある「金谷食堂」へ。


まだ開店前だったので3組目に並べたぜ。
15分ほどで店はオープン。
俺様の食べるものは決まっていた。
メインのおかずに刺し身がついてくる「金谷定食」(税込2618円)だ。
メインはフライ、煮魚、焼魚から選べる。
フライは夜呑みで食べる事にして、焼魚を選択。
この店はボードにこの日仕入れのあった魚が書かれており、その中から焼魚を選べる。


この日はサバ、カスゴ、コチ、ヒゲソリドイ、ワラサカブト、クロダイ(売り切れ)。
出来るだけ現地でしか食べられない魚を選びたかったのでカスゴを選択した。
焼くのに20分ぐらいかかるとの事なので、生ビールを飲みながらゆっくり待つぜ。


やがて定食がやってくる。


凄い・・。
何かのお祝いみたいな料理だw
焼魚、刺身、味噌汁、キュウリの漬物、冷奴という組み合わせ。

 

カスゴは鯛の稚魚のことである。
稚魚といっても見ての通り大きい。
塩焼きになっているので何もつけずに箸を進める。
うおおっ!
鯛の白身が繊細で塩味が香ばしい!
これはゴハンが進む!
鯛を一口食べるたびに大量に米を掻っ込みたくなる!
これは贅沢なオカズだ。

 


そして刺身も凄かった。
「漁港直送朝獲れ地魚」をうたっているだけあって鮮度が凄い。
この日の刺身はブリ、マダイ、カンパチ、サワラ。
どれも甘味があって舌にねっとりとこびりつく。
この刺身でもライスが進む!
米足りないw
最近は鮮度保存技術と輸送ラインの発展によって、
都内や内陸部でも新鮮な魚介が食べられるようになったが、
それでも原地での獲れたては違うんだという事を思い知ったぜ。
そしてそれが北海道や東北にいかずとも
千葉で味わえる事に認識を改めてざる得なかったぜ。