広島県をブラリ散歩してきたのでご報告だ。
今回は呉市をまわってきた。
呉市は広島県の南西部。瀬戸内海に面した港町である。
古くは村上水軍、明治時代は大日本帝国海軍、
そして戦後は海上自衛隊の拠点として
軍事的意味の強い土地となっている。
まず最初に訪れたのが「大和ミュージアム」だ。
呉は戦艦大和を建造した軍港だ。
そんな大和を中心として造船、製鉄を始めとした呉の歴史を紹介する施設である。
もし道に迷ったらネプチューン像を探すと良いぞw
施設の中央には10分の1サイズの戦艦大和が展示。
これが最大の見せ場である。
大和を囲むように2階や3階のバルコニーからも
その姿を見る事ができるようになっている。
その他は零戦やエンジンが飾られていたり、
子供向け科学体験コーナーなどもあった。
ぶっちゃけこの「大和ミュージアム」は“10分の1サイズ戦艦大和”見たら
あとは特にこれといった印象に残るものが無く、
もうちょっと頑張ってもいいんじゃないかと思った。
ミュージアムを出て海側に移動すると「しんかい」が見れるので忘れずに寄ろう。
「大和ミュージアム」の隣で存在感を示している潜水艦は、
「海上自衛隊呉資料館」、通称「てつのくじら館」のものだ。
機雷とか探査艇とか展示されてるんだけど、
なんといってもこの潜水艦「あきしお」の艦内へ入れること。
狭い艦内を進むのは男の子心をくすぐるぜ。
わかる?
こっちの施設は入館無料なんだけど、
「大和ミュージアム」より見応えあったぞ(^^;
最後は「呉ハイカラ食堂」というところに行って海軍カレーを食べる。
エスカレーターで2階へ上がるといきなり三連機関砲がお出迎えw
そしてこちらには30分の1の戦艦大和が展示。
なかなかテンション上がる施設じゃあないか。
さて、飲食スペースに案内された俺様は「テッパンカレー」なるものを注文した。
カレーが「そうりゅうカレー」と「せんすいかんカレー」から選べるそうなのだが、
俺様が到着した時点で「そうりゅうカレー」は品切れだった。
そしてカレーがやってきた。
テッパンとはこの鉄板容器のこと。
水上艦で実際に使用しているものとのこと。
白米の島に刺さった日章旗がイイネ。
そしてカレーの海にはヤングコーンとブロッコリーが2つずつ浮いている。
まずカレーを実食。
あー、これは昔ながらのカレーだ。
昭和の定食屋で食べる実着なジャパニーズカレー。
そしてヤングコーンがやたら甘くて美味いw
薬味としてラッキョウと福神漬も添えられている。
そしてこちらは「肉じゃが」。
実は肉じゃがは呉が発祥。
東郷平八郎元帥がイギリス留学中に食べたビーフシチューを部下に命じて
完成したのが肉じゃがだった。
今でも「呉の肉じゃが」として郷土料理になっている。
そして食べてみると東京で食べる肉じゃがとはやはり違う。
煮汁がとても美味い。
これをメインのおかずにゴハンを食べたいくらいだ。
そしてこちらは「戦艦霧島」で考案されたというクジラのカツレツ。
肉が結構な弾力で噛みごたえがある面白い味。
ポテトサラダ、ゆで卵、牛乳もついている。
いや~楽しいプレートだった。
カレー自体はそれほどのインパクトは無いけど、
こういう町でこういうスタイルで食べてこそ意義のあるイベントプレートであった。