カレー番長への道 ~望郷編~ 第415回「すこやか亭」

2018年に「今日のチョイ呑み」で訪れた新富町「すこやか亭」


ここは海鮮系に強い居酒屋さんなんだけど、
ランチメニューで海鮮丼などが並ぶ中、
なぜかプーパッポンカリーがあったので
カレー番長を目指す使命のもとに昼時間に訪れたのである。
店内は小上がりテーブル席1卓以外はL字カウンター。
行ったこと無いけど2階席もあるらしい。
俺様は迷う事無くプーパッポンカリーを注文。
大盛りも出来るらしいので大盛りを所望。
ちなみにプーパッポンカリーとは、
タイのカレーで、カニ身やソフトシェルクラブを炒め、
牛乳や卵と合わせて熱した料理である。

やがてカレーがやってくる。


白米のサイドに粘度の強いカレールー。
そして身のついたカニ爪、パクチー、レモンがのっている。
副菜はゴボウサラダ、揚げた小海老、大根と豆腐の煮物、カニの入った味噌汁。
それにしても何より驚いたのは・・


カレーの中にカニが殻のまま入っている!(^_^;
もちろんソフトシェルクラブではないので殻ごとは食べられないぞ。
そしてカレーを実食してみる。
うむ、美味い。カニの風味がちゃんとカレーに染みている。
だけど卵は使っていないみたい。
俺様がタイ料理屋でよく食べるプーパッポンカリーとは別物。
オリジナル蟹カレーだ。
そして笑っちゃうほど食べにくいw
カレールーに浸った蟹の殻から身をほぐし出すのも一苦労。
まるでケジャンを食べてるみたいだ(^^;
ただ食べ進めていくうちに楽しくなってきた。
食べにくい事がエンターテイメントに感じてきたw
揚げ小エビと一緒にカレーを食べるとまた違った味わいに。
甲殻類祭りの終焉とともに不思議な満足感が得られたぜ。
ここまで蟹を堪能して1000円は破格だ。

 

ところでこの店はカレー以外のランチメニューも全て1000円なのだが、
どれも魅力的なので通ってみた。

 


こちらは「甘えびユッケ丼」
丼に甘エビとイクラ、卵黄がのって特製ダレがかけられている。
副菜はごぼうサラダ、切り干し大根、鯖味噌煮、カニの味噌汁。


甘エビめちゃめちゃ美味い!!イクラが脇役にまわるほどだ。
甘エビを一番美味しく食べる食べ方かもしれん。
これたぶんあと3杯は食べられるぜ。
鯖味噌も味変に最適。また食べたい。絶対食べたい。

 


こちらは宇和島 鯛めし風」
期間限定メニューらしいので次回来たら無いかも。
卵の入ったダシ汁を溶いて、その中に鯛の身や薬味(万能ねぎや海藻)をドボン。
よく絡めたものをゴハンの上にのせて白ゴマや刻み海苔をふりかけて完成。
これを口の中に放り込むと・・
うまーーーーーっっっ!!!!!
タンパクな鯛の身がジューシーな衣をまとって生まれ変わっている。
宇和島の人達はなんて凄いものを考えだしたんだ・・。

 

この店は1000円で様々な海鮮マジックを見せてくれる名店だぜ。