『ウイングマンSpecial さらば夢戦士』シナリオログ


ウイングマンSpecial さらば夢戦士
発売元:エニックス
発売時期:1987年12月
定価:7800円
対応機種::PC-8801mkIISR以降
ディスク3枚組

 


[ナース]:ライエル様、攻撃隊長ナースただいま参りました
[ライエル]:よく来たナース、この度のお前の働きは見事だった
[ナース]:ははっ、しかしあの程度の事はたやすい事です。
[ライエル]:それでは今度の地球攻撃をお前に任せる。
[ナース]:ライエル様、必ずや成功させてみせます。
[ライエル]:ではナースよ、地球へ行くのだ!!
[ナース]:ははっ。
・・・
[???]:ライエル様、地球にはウイングマンというものがいるそうです。
[ライエル]:そのものの力を調べるのにナースは最適ではないか
[???]:なるほど、もしナースが勝てば儲けもの、もし負ければ…
[ライエル]:そのときはお前の出番だヴィ‥‥‥

1984年11月に発売された1作目、
1986年4月に発売された2作目に続いて、
3作目であり最終作となっている。
前2作同様にコマンド入力式のアドベンチャーゲームだ。
なおこの作品を最後に制作チームTAMTAMは解散している。
ちなみに俺様はこのゲーム以降に発売された
コマンド入力式ADVの市販ソフトを知らない。
もしかしたら本作が最後に出たコマンド入力式ADVの可能性もある。
(もし1987年12月以降に発売されたコマンド入力式ADVを知っていたら教えて欲しい)

本作がリリースされたのは88版の他には98版とMSX2版。
前作まであったX1版とFM-7版は発売されなかった。
(PC-6001版は1作目のみ)

ちなみにこのゲーム発売の2年前に「ウイングマン」の連載も、
アニメ放送も終了している。

 


[ふざわ]:広野くん、こんにちわ、フロントに何か用でもあるの?

ゲームを開始するといきなりヒーローアクション部の合宿先から始まるので、
マニュアルを読まずに始めると面食らう。

 


システムは前作同様に「動詞」を入力したあとに「名詞」を入力するスタイルだが、
何も入力しないでリターンキーを押すと、
使用する「動詞」一覧が表示されファンクションキーで一発入力が出来る。
また、一度入力した「名詞」は一覧に登録されるので、こちらも一発入力可能となる。
「名詞」は入力しないでリターンキーを押すと、
画面にあおいさんのカーソルが現れ画面上から指定できる。

 

>はなす すき
[ふざわ]:ちょっと待ってよ!そんなこといきなり言われたって…嬉しいけど
>はなす かわいい
[ふざわ]:もう、広野くんったら、いっくら褒めたって何にもあげないからね
>とる めがね
[ふざわ]:広野くん、わたし眼鏡を取ったら何にも見えないんだから返してよー
>とる ふく
[ふざわ]:これはウイングマン2じゃあ無いのよ
[あおい]:ケン坊もワンパターンね
>たたく はんばいき
[あおい]:あー、ケン坊、100円が出てきたわよ
[みく]:でも100円じゃジュースは買えないわね
(100円玉入手)
>たたく はんばいき
[あおい]:ケン坊、もうお金は出てこないわよ
>たたく はんばいき
[あおい]:あー、ケン坊、50円が出てきたわよ
[みく]:これでジュースが買えるわね
(50円玉入手)
>かう ジュース
[あおい]:はい、買ったわよ
[みく]:わたし何だかノドが乾いたなー
(ジュース入手)

 


「いどう」すると移動先のサムネイル画像を左右で選択する。

 


[ヴィム]:キャー、エッチ!!
>はなす かわいい
[ヴィム]:どうでもいいから早く出てってよ
>のぞく かべあな
[あおい]:ケン坊、ケン坊、向こうは女風呂よ
[みく]:やっぱり覗き見するのって良くないと思うの


[ヴィム]:きゃっ!

このシーンはツッコミどころ満載。
隣が女風呂って事はヴィムは男風呂の側にいるのだろうか?
だったら出てってと言われる筋合いは無い。
また「覗きは良くない」と言いつつ、裸のヴィムに無関心のあおいやミクも変だ。


[まつおか]:広野くん達、こんにちは。
>はなす すき
[まつおか]:まったくもう、君達はバカな事を言ってないで早くホテルに帰りなさい
>はなす かわいい
[まつおか]:どうもありがとう、でも宿題は減らしてあげないわよ
>わたす ジュース
[まつおか]:あら広野くん、どうもありがとう、こんど何かお礼をするわね
[みく]:広野くん、楽しみね

 


[くるみ]:あら広野くん、こんにちよ、海でも見ていってね
>はなす すき
[くるみ]:ちょっと待ってよ!そんなこといきなり言わないで
>はなす かわいい
[くるみ]:もう、広野くんたら、おじょうずね。
でもそういう正直な子にはガムをあげちゃうわ

(ガム入手)
>とる ふく
[くるみ]:きゃっ
[あおい]:ちょっと、ケン坊ったら、くるみちゃんに何するのよー
[みく]:わたし、そういうことするのって良くないと思うの
>みる ぼうえんきょう
[あおい]:ねえケン坊、真っ暗で何も見えないわよ
[みく]:ねえ、あおいさん、それはお金を入れないと見れないのよ
>みる じめん
[あおい]:別に変わったところは無いわよ
[みく]:あっ、10円玉が落ちてるわ
[みく]:拾っておくわね
(10円玉入手)
>いれる おかね
[あおい]:はい、入れたわよ
[みく]:これで望遠鏡が見れるわよ
>みる ぼうえんきょう
[あおい]:わー、ケン坊、むこうにヨットが見えるわよ
[みく]:うぁー、ほんとね、とってもきれいね

 


ゲームを進めていると、定期的に敵が襲撃してくる。
このゲームは基本無音だが、敵が出現すると緊迫感のあるBGMが急に鳴り出す。
メイン画面が逆さまになり時間が止まったような表現になる。
戦闘アクションは1作目のように画面下で行う。
テンキーで移動やジャンプを行い、
ファンクションキーに登録されている技で相手にダメージを与える。
前作は全画面でのアクションだったし、
敵を弱らせて「デルタエンド」でフィニッシュというゲームっぽい要素があったのに、
3作目は退化しているように感じる。
また、この戦闘は勝っても負けてもゲーム進行に影響しない。
けっこう頻繁に発生して面倒臭いのだから、
せめて決着後のあおいさんのセリフぐらいは変えて欲しかった(^^;


[みく]:ここには川が流れているのね
>はなす こんにちは
[みく]:広野くんったら何を言ってるの、私達さっきから一緒にいるのよ!
>はなす すき
[みく]:えっ、恥ずかしい
>はなす かわいい
[みく]:でも、そう言ってくれるととってもう・れ・し・い
>とる ふく
[みく]:キャー広野くんのエッチ
[あおい]:もー、ケン坊ったら、みくちゃんに何するのよー

 


[リロ]:ウイングマンさん、こんにちは、
わたしあそこに見える洞窟を探検したいのだけど、

入れないで困っているんです
>はなす こんにちは
[リロ]:こんにちは、あおいお姉さま。何をしているんですか?
>はなす すき
[リロ]:私はキライですわ!き・ら・い!
>はなす かわいい
[リロ]:わあー 嬉しいですわ!
>とる ふく
[リロ]:ウイングマンさん、やめて下さい!
[みく]:広野くん、そういう事するの、良くないと思う
>たたく いた
[あおい]:やったー、ケン坊、板が取れたわ
[みく]:広野くん、やっぱりハンマーって凄いわね
[あおい]:ケン坊、この板けっこう長いわね
[みく]:広野くん、何かに使えそうね
(板入手)
>はいる どうくつ
[あおい]:よーし、ケン坊、この中を探検してみましょう


[あおい]:ケン坊、何だか薄気味悪いわね
[みく]:広野くん、早く出ましょう

 


[あおい]:とっても静かなところね
>はなす こんにちは
[あおい]:パータレ、さっきから一緒にいるでしょ!
>はなす かわいい
[あおい]:パータレ、お世辞なんか言ってもだめよ!
[みく]:広野くん、あおいさんはキレイに決まっているでしょ
>とる ふく
[あおい]:もー、ケン坊のスカポンタンのアホポンタン!何するのよ!
>みる とりのす
[あおい]:ケン坊、ただの鳥の巣よ
[みく]:あっ、あおいさん中に卵があるわよ
>とる たまご
[あおい]:ケン坊、取ったわよ
[みく]:はやく鳥の巣に返してあげた方が良いと思うの
(たまご入手)
>おく たまご
[あおい]:はい、ケン坊、ちゃんと鳥の巣に返したわよ
[みく]:あら、この鳥の巣の中にキーホルダーがあるわよ
>とる キーホルダー
[あおい]:はい、取ったわよ
[みく]:あら、このキーホルダー、何かのキーがついてるわ
(キーホルダー入手)

 


[ひろき]:やぁ、何しに来たんだい、わたしはね・む・い
>はなす こんにちは
[ひろき]:これはこれは、あおいさんにみくちゃん、
あっリーダーまで、みんな揃ってどうしたんですか
>はなす かっこいい
[ひろき]:やっと君達も私のカッコよさに気がついたか、ちょっと遅いねぇー
[あおい]:パータレ、ただおだててみただけよ

 


[ふくもと]:ちぇすとぉー、きぇーきぇー、広野も一緒に柔道しようぜ
>はなす こんにちは
[ふくもと]:よう広野じゃないか、ピチピチギャルを連れて何してるんだい?
>はなす かっこいい
[ふくもと]:おっ、さすが広野、嬉しい事を言ってくれるねー、
ねぇ、あおいさんもそう思うだろ
[あおい]:まっまあねっ…もうこんな大口メガネかっこいいわけないじゃない
私はねー、めんくいなのよ
>とる ふく
[ふくもと]:おいおい広野やめてくれ、
俺はその服が無くなったら他に着るものが無いんだ

 


[モモコ]:リーダー、こんにちは、いい天気ですね
>はなす こんにちは
[モモコ]:あっ、リーダーにあおいさんにみくちゃん!3人はいつも一緒にいるんですね
>はなす すき
[モモコ]:そんなー、嬉しいけどリーダーにはみくちゃんがいるじゃないですか!
>はなす かわいい
[モモコ]:キャッ!リーダーにそんなこと言われると照れちゃう
>とる ふく
[モモコ]:リーダー、こんなところでやめてください
[あおい]:ケン坊、みくちゃんの前で何てことするの!
[みく]:わたし、わたし‥‥‥
>はなす なにしてた
[モモコ]:リーダーが来るのを待っていたんです。
私、さっき部屋からテレビのリモコンを持って来ちゃったんですけど、
あとでこのリモコンを部屋に返しておいてくれませんか
(リモコン入手)
>とる したぎ
[あおい]:ケン坊、そんなもの取って穿くつもりなの?
[モモコ]:リーダーってそういう趣味があったんですか?
[みく]:広野くんってヘンタイだったのね
>みる てすり
[あおい]:あれっ、こんなところにライターが置いてあるわ、きっと誰かが忘れたんだわ
[みく]:広野くん、取っておくわね
(ライター入手)

 


[ひろき]:君達こんなところに何しに来たんだい?
>つける てれび
[あおい]:はい、つけるわよ


>おく りもこん
[あおい]:はい、ケン坊、置いたわよ

 


[ふくもと]:おい広野、何か食いもんくれよ!!
>わたす きーほるだー
[ふくもと]:おー、それだよ、俺がさっきから探してたのは、広野、助かったよ

 


[きたくら]:やあ、君達、みんな揃って何をしているんだい?
>はなす こんにちは
[きたくら]:おっ、君は確か広野くんだったな、何か僕に用かい?
>はなす かっこいい
[きたくら]:うーん、君達からそう言われると照れるなぁ、ははは…
[あおい]:あー、きたくら先生ったら、赤くなってるのー、かわいいとこあるのね
>けす たばこ
[あおい]:ケン坊、そんなことしたら火傷しちゃうよ
>わたす ライター
[きたくら]:どうもありがとう、お礼にこの指輪をあげよう。
と思ったけど、やっぱりこれは松岡先生にあげよう。
[みく]:きたくら先生って変なの?
>おす ぼたん
[あおい]:エレベーターのドアが開いたわよ
>のる えれべーたー
[あおい]:はい、乗りましょ

エレベーターで新しい場所に行けるのかと思いきや、モモコのいる屋上に出る。
特に展開は無いので他の場所を探索。

 


[みく]:広野くん、この辺でちょっと一休みしましょう
>おく いた


[あおい]:これで向こう岸に渡れるのね
[みく]:広野くん、向こう岸に渡りましょ

 


向こう岸に渡ると森に出る。
どうなってんだこのゲーム。
[あおい]:ケン坊、疲れちゃったよー、この辺で一休みしようよ
>みる あな
[あおい]:ケン坊、節穴のなかに大きなクワガタがいるわよ
[みく]:あおいさん、クワガタに挟まれるととっても痛いわよ
>とる くわがた
[みく]:ほんとに大きなクワガタね、でもこのクワガタよく見ると何だか変ね…
[あおい]:キャー!ケン坊、クワガタが…
[あおい]:ケン坊、drive2のdiskをNo.3diskに入れ替えてリターンキーを押してね。

 


[ナース]:はっはっはっ!ウイングマン
よくぞここまで私の部下の攻撃を跳ね除けてきたな!

今度は私自らお前を倒してやる!!いくぞウイングマン


ここでナースとバトルになる。
それにしてもこのナース。
広野たちが来るまで森でクワガタに化けて待ってたのかよ。(^^;

このバトルは負けると・・
[みく]:広野くん、こんな奴に負けちゃだめ!!広野くんならきっと勝てるはずだから!
もう一度がんばって。
と言われて勝つまで戦う事になる。


[ナース]:くっ、貴様ごときに倒されるとは一生の不覚!!
[みく]:やったわ広野くん、ナースをやっつけたのね。
[あおい]:ケン坊、これでしばらくは安心できるわね。

 


楽しかったヒーローアクション部の合宿も終わってしまいました。
広野くんは海で遊び過ぎて真っ黒になってしまいました。
もちろん、あおいさんや私も真っ黒です。
ときどき松岡先生に怒られちゃったけれども、とっても楽しい合宿でした。


合宿の最後の日に広野くんと二人で見た夕陽はとってもきれいでした。
あおいさんにはちょっぴり悪いけど、この合宿で
またほんの少し広野くんに近づけた気がします。

 


[リロ]:あら、広野さん、散歩してるんですか?
>とる ふく
[リロ]:ウイングマンさん、何をするのですか
[あおい]:やーい、ケン坊、怒られてるのー

 


[きたくら]:やぁ君達、人の家まで何しに来たのだね?
>とる かっぷ
[あおい]:ねぇケン坊、このカップを1つ持っていかない?
[みく]:ねぇ、あおいさん、それはきっと松岡先生のだから、
持っていかない方がいいと思うの

あれ?きたくらと松岡先生って同棲してるんだっけ?
>とる はいざら
[きたくら]:そうか君達、そんなに灰皿が欲しいなら持っていっていいぞ。
でもこれはいま使っているから他のをあげよう。
[みく]:広野くん、良かったわね
(灰皿入手)


[ふくもと]:おーっす、ここは眺めがいいぞー
>はなす なにしてる
[ふくもと]:見ての通り眺めがいいから木に登ってるんだ
>みる き
[あおい]:ねぇケン坊、大きな木ね
[みく]:ねぇあおいさん、この木は町で一番大きな木なのよ
>みる くさ
[あおい]:あーケン坊、こんなところにカガミがおっこっているわよ
[みく]:ねえ広野くん、このカガミ拾っておくわよ
(鏡入手)


[モモコ]:あっリーダー、いらっしゃいませ。何をお召し上がりになりますか?
>みる めにゅー
[あおい]:ハンバーガーとドリンクとポテトと‥‥‥
[みく]:あら広野くん、スマイルは0円よ

 


[ふざわ]:広野くん、ようこそ私のお部屋へ
[あおい]:ケン坊、ふざわさんの部屋の壁にはいっぱいポスターが貼ってあるわよ
>みる ぽすたー
[あおい]:ねぇケン坊、これは何のポスターかしら?
[みく]:女の人が映っているけど、映画か何かのポスターじゃないかしら
>みる つくえ
[あおい]:わぁーふざわさんの机って本がいっぱいあるのね
[みく]:ふざわさんの机の上はきれいに片付いてるわね
>みる しゃしん
[ふざわ]:あっ、この写真はこの前の合宿のときの写真よ
[あおい]:んっ!?ちょっとその写真よく見せて


[あおい]:ケン坊、林の中に何かいるみたいね。なにかしらね…
[みく]:この写真を撮ったときはナースを倒していたはずなのにね。
ふざわさんがなぜこの写真を持ってて、自宅に飾っているのかは謎であるw

 


[くるみ]:広野くん、ここは警察の前よ、こんなところへ何しに来たの?
>のる ぱとかー
[あおい]:ケン坊、勝手に乗ったら怒られるわよ
[みく]:広野くん、やめておいた方がいいとおもう

 


[まつおか]:あら、広野くん達も買い物に来たの?
>みる たな
[あおい]:ねぇケン坊、商品棚には色んなものが置いてあるわよ
[みく]:ねぇ広野くん、私達も何か買っていきましょうよ
>とる かご
[まつおか]:あら広野くん、私のカゴを持ってくれるの?
>みる ぎゅうにゅう
[あおい]:ねぇケン坊、牛乳はとっても体にいいんだって
[みく]:ふーん、それじゃあ広野くんはいっぱい飲んだ方がいいわね
>とる よーぐると
[あおい]:ケン坊ったら売り物を取ったら松岡先生に怒られるわよー
[まつおか]:広野くん、今日は私を怒らせないでね
>とる ばたー
[まつおか]:ひーろーのーくーん、あんたって子はお金も払わずに何てことするの!!
[あおい]:やーいケン坊、怒られてるぅー
>とる ぷりん
[まつおか]:広野くん、そんなに欲しいなら私がお金を払ってあげるから食べていいわよ
[あおい]:ケン坊良かったわね、さっそく食べましょ
[みく]:広野くん、おいしかったわね

 


[リロ]:広野さん、今日、松岡先生がごちそうしてくれるって言ってましたわよ
>みる いぬ
[みく]:ねえ広野くん、なんだかこの犬怒っているみたいよ
[あおい]:まったくケン坊ったら、またこの犬に何かイタズラをしたんでしょう
>みる おしっこ
[あおい]:ちょっとケン坊ったらー、汚いからやめなよー
>みる どぶ
[あおい]:あーケン坊、こんなところにサイフがおっこってるー
[みく]:こんなところに誰が落としたのかしらね?
[あおい]:はいケン坊、取ったわよ、だけどこのサイフはちゃんと交番に届けてね
(サイフ入手)

 


[ふくもと]:おい、広野もここに来て一緒に木に登らないか?とっても気持ちええぞー
>みせる さいふ
[ふくもと]:おいおい、それは俺のサイフだー
>わたす さいふ
[ふくもと]:広野、お前って本当にいい奴だなぁー。
お礼にこの券をあげるよ。
[あおい]:ケン坊、これはハンバーガーの引換券よ
[みく]:広野くん早くハンバーガー屋さんへ行きましょう
(券入手)


[モモコ]:いらっしゃいませ、いまサービス期間中でハンバーガーを3個買うと
サービス券を差し上げています
>わたす けん
[モモコ]:ハンバーガーの引換券ですね。
はいハンバーガーをあげますね
[あおい]:もぐもぐもぐ、あーおいしかった
[みく]:ほんと、おいしかったわね

 


[あおい]:ねぇみくちゃん、こんな時間に公園に呼び出して何のよう?
[みく]:別に用事が無いんだけれども、何だかここに来なくっちゃいけない気がしたの。
[あおい]:みくちゃんたら変なの。でも…ねぇケン坊、夜の公園てロマンチックね。
[みく]:ねぇあおいさん、向こうの方で誰かが呼んでるみたい。行ってみましょう。
[あおい]:ちょっとみくちゃん、一人で行ったら危ないわよ!!ねぇみくちゃんてばー


[あおい]:あっケン坊、あそこにいるのはモモコちゃん達よ。
でもなんでみくちゃんやモモコちゃんまでが?
(みくちゃんはさっきまで一緒に居たじゃんか)
[あおい]:けっケン坊、危ない!!!!!


[ヴィム]:はっはっはっ!!とうとう罠にハマったな、あおい、そしてウイングマン!!
[あおい]:はっヴィム!!どうしてあなたが?あなたは敵だったの!
[ヴィム]:うるさい!!死ねー!!


[ヴィム]:えいっ!!!
[あおい]:きゃー、けっケン坊が‥‥どうしてヴィムの攻撃が避けられなかったのよー
[ヴィム]:どうして戦わないんだウイングマン!!
[健太]:それじゃあ、どうして手を抜いたんだヴィム。
[ヴィム]:そっ…それは…
[健太]:それは俺達が仲間だからだろ!!
[あおい]:ケン坊ったら‥‥
そうよね、ヴィムも私達と一緒に勉強した仲間だったものね。

[ヴィム]:そっそんな事言ったって、あなたは私の事を許せるの!!
私はあなた達を殺そうとしたのよ!!
[健太]:ヴィム、誰にだって間違いはあるものさ。
[ヴィム]:あーぁ、私は何てことをしてしまったの…。
こんなに素晴らしい仲間に対して!!

あおいさん聞いて。
私はライエル様の命令でハンバーガーの中にあるクスリを入れたの。

そして、それを食べた人間はライエル様の奴隷になってしまうの。そうして…
[ライエル]:そこまでだヴィム!!よくも私を裏切ったな!!


[ヴィム]:ライエル様、わっわたしは‥‥‥
[あおい]:ヴィムにこんな事をやらせたのはあんただったのね!!
[ライエル]:うるさい娘だ。お前よりもまず先に裏切り者のヴィムを片付けてくれるわ!!
[あおい]:あっ!!危ないヴィム!!!


[あおい]:キャーッ
[ヴィム]:あっ、あおいさん…。そんな…わたしのために…
[あおい]:言ったでしょヴィム…私達は仲間だって。ゴホッ
[ヴィム]:あおいさん!!しっかりしてよー、ねぇ、ねぇってばー


[ヴィム]:ウイングマン、チェイングしてライエルを倒して!!
お願い。あおいさんの仇をとって!!!


ここでライエムとの決戦になるのだが、
相変わらず敵は今までと同じグラフィックだ(^^;
実際はあんな巨体相手に戦ってるはずなのに割り切りが凄いw
そしてこの戦闘も特に難易度は変わらず。
敵の攻撃をジャンプで避けながら、飛び道具を当てているだけで勝てる。


[ライエル]:しっしまった。こんな小僧に負けるとは…
[ヴィム]:やったー、ウイングマン、これでもうライエルが復活する事はない…
[ももこ]:キヤー、なんで私こんなところにいるのー
[ふざわ]:キャーあおいさん!!あおいさん、どうしたの!!
[みく]:ひっ広野くん!!あおいさんが死んじゃったー!!


[みく]:えーんえーん、あおいさん死んじゃやだー 死んじゃやだー
[ヴィム]:ウイングマンこれを‥‥‥
[みく]:こっこれは何なの?
[ヴィム]:これはドリムノートを消せるドリムイレイサーよ。
これでノートを消してあおいさんが生き返るようにかけば、
もしかしたら奇跡が起こるかも知れないわ。
でも、それはあなたの夢であるウイングマンを捨てる事になるのよ!!


[あおい]:こっ、ここはどこ!!私は一体‥‥‥
[ももこ]:やったー、リーダー、あおいさんが生き返ったわ。
[あおい]:えっ!!生き返ったって、どういうことなの‥‥まさか‥‥
[ももこ]:そのまさかなの。
リーダーはウイングマンと引き換えにあおいさんの命を救ったのよ。

[あおい]:ケン坊‥‥‥‥‥

 

こうして大きな代償を払って事件は解決しました。
あのあとヴィムは一人になりたいと言ってどこかへ行ってしまいました。
あおいさんは今まで通り、従兄弟として広野くんの家にいます。
事件のあと、あおいさんのディメンションパワーは無くなってしまいました。
最初は元気の無かったあおいさんも、少しずつ元気になりました。

あの事件の日、広野くんが自分の夢のウイングマンと引き換えに
あおいさんの命を救った事を聞いたとき、
私はチョッピリあおいさんにヤキモチをやきました。

ゲームをしているみんなは、
広野くんがヒーローで無くなってしまったと思うかも知れません。

でもね、それは間違いだと思います。
だって本当のヒーローは、姿形ではなく、私達の心の中にあるものだから‥‥‥‥‥

もう二度とウイングマンの勇姿に会うことは出来ないでしょう。
でも…みんなが心の片隅に
ほんのほんのちょっとだけウイングマンを覚えていてくれたら‥‥‥

心からそう思います‥‥‥‥‥‥‥‥‥

おがわ みく


えっ、広野くん?
広野くんは、相変わらずヒーローアクション部で頑張っています。
今度の新入生歓迎会でショーをやるんだって。
わたし、そんな事ばかりするのって、あんまり良くないと思うの。

STAFF

TAM・TAM staff
かなお あつし
やすい まなぶ
たけうち まもる
いのうえ つとむ
あきやま なおき
こしごえ とおる
ながざわ かずのり

STORY
TAM・TAM

MAIN PROGRAM
たけうち まもる

REACTION
こしごえ とおる
いのうえ つとむ
かなお あつし

GRAPHIC DESIGN
ながざわ かずのり

REAL TIME
かなお あつし

PRODUCED BY
そね やすゆき

MUSIC by
すぎやま こういち

MUSIC PROGRAM
たぐち やすひろ

SPECIAL THANKS
もちづき けいぞう
たかの ゆたか
やはぎ さだお
きくもと ゆういち

 

前作「ウイングマン2 キータクラーの復活」のエンディングでは、
全ての記憶は消え、あおいさんもポドリムスへ帰っている。
で、本作のエンディングでは記憶は消えないが、
ウイングマンに変身する能力を失っている。
つまり前作と本作は繋がりはなく、パラレルワールドってわけだ。
原作「ウイングマン」とアニメ「ウイングマン」も結末は異なり、
どちらかというと2作目はアニメの結末、
そして本作は原作の結末を元にしているように思える。

ゲームの構成はシリーズ通して一貫しており、
ストーリーや謎解きを楽しむものではなく、
ウイングマンの世界の中を探索しながら、
女の子達とおしゃべりしてリアクションを楽しむのが主旨だ。
なのでストーリーはあって無いような感じだし、
謎解きも「なぜこの行動がフラグになっているのか整合性が無い」ものが多い。

1作目の時期ならばこれでも革新的なゲームに思えたが、
コマンド入力式アドベンチャーゲームである事も含めて、
7800円という値段を出して買うには薄っぺらい内容に感じた。

 

前作と比べて大きく違うのはグラフィックの質感だろう。
アニメのセル画調だった前作に対し、
本作では陰影がかなり描き込まれたグラフィックになっている。
例えば森本桃子を比較してみよう。

 


▲原作の桃子

 


▲2作目の桃子

 


▲本作の桃子

 

いかがであろうか?
ドットグラフィックとしては「前作よりも強化されている」と言えるが、
原作のタッチや世界観再現度は前作の塗り方の方に軍配が上がる気がする。
特に桃子は別人になっちゃってる気がしないでもない(^^;

全体的にエロさは向上してるけど(爆)