やっぱりセガが好き第12回「クニちゃんのゲーム天国」

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クニちゃんのゲーム天国
(セガ・エンタープライゼス)
ゲームギア/1991年11月22日/ミニゲーム集/3800円

 

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山田邦子をキャラクター化したミニゲーム集。
なぜ山田邦子
リアルタイムにゲームギアを遊んでいた俺様でも
山田邦子がキャラクターなんて面白そう!」と思った記憶が無い。
いや、確実に思ってなかった。
むしろ山田邦子である事で購入を躊躇していた側。(^^;
このゲームの発売時の1991年と言えば、
山田邦子の代表的番組「邦ちゃんのやまだかつてないテレビ」放送中であり、
やまだかつてないWink」名義で出したCDがヒットするなどしており、
女芸人の中で売れっ子だった事は間違い無い。
だが山田邦子ファン層」と「ゲームギアを買う層」とでは大きな溝がある。
もしかしたらゲームギア
もっと一般層にアピールしたい目的があったのかも知れないが、
それに適したキャラクターだったのかは疑問である。
とはいえ、当時は例えゲーム内容や購買層と食い合わせ悪くても、
テレビで有名になった人を起用して話題にしようとする施策が多くあった。
カケフくんのジャンプ天国 スピード地獄」とか。
「ジグザグキャット ダチョウ倶楽部も大騒ぎダ」とか。
 
さて、ゲームの内容へと入ろう。
このゲームのストーリーモードはシンプルだ。
魔女に衣装を盗まれたクニちゃん(山田邦子)は、
魔女の城へと追いかけていく。
 
魔女に会うためには3つの扉に入り、それぞれのミニゲームに勝利する必要がある。

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扉の入る順番は自由なので、なかなか勝てないと思ったら他の扉から片付けていこう。
まず1つ目の扉は「すごろくゲーム」だった。

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止まったマスによって職業が決まり、
増収や減収を繰り返す、いわゆる人生ゲーム系だ。
1位を取らないとクリアにならないが、
ほとんどサイコロの目次第なので何度も遊ぶのツライ。

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なんとか勝利して2つ目の扉へ。

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ここはトランプゲームの「大富豪」である。

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大富豪自体が面白いゲームなので快適にプレイを進められる。
テクノポリスソフトの「お嬢様くらぶ」を思い出すね。
クニちゃんは脱がないけどw
「2やジョーカーで上がってはならない」というルールは採用されていない。
こちらも4人のプレイヤーの中で最高得点にならないとクリアにならない。
20ラウンドもあって長く、早いうちから点差が開くと面倒くさくなる(^^;
2回挑戦してもダメだったのでいったん次の扉へ。
 
3つ目の扉は「テニスゲーム」だ。

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シンプルながらちゃんとテニスになっていて楽しい。
審判にソニックが座ってるのも地味に嬉しい。
3人の刺客から勝利するとクリア。
3人目の刺客がラケットというのがシュールw

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テニスに勝利したので再び大富豪に挑もう。
3つの扉の先にショップがあり、
なかなか勝てない場合のお助けアイテムが購入できる。

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それぞれのゲームに1種類ずつ用意されており、
大富豪の場合は「他プレイヤーのカードが丸見えになるメガネ」だ。
こうして大富豪もクリアだ!
すると魔女が登場して「コラムズというゲームで勝負を挑まれる。

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見た目はコラムスに似ているが、宝石の消し方が異なる。(ぷよぷよに近い)
スタート直後から宝石が積まれており、
その中の光る宝石を全て消したらステージクリア。
なるべく早く光る宝石を消していかないと、落下が速くなって制御できなくなる。
先のステージに進むほど最初から詰まれている宝石が高い。

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最初から積まれている宝石は、下の宝石を消しても崩れない。
優先的に消していかないと痛い目にあう。
地味に難しいゾ!
なんとかクリアしエンディングへ。

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しゅつえん
クニちゃん

スタッフ

かんがえたひと
よしおさん
ASOさん

いろいろと てつだったひと
らいちゃん
ごうさん
みのるさん
ポロくん

えをかいたひと
ゲンさん
ちょうこさん
ながたさん

プログラムつくったひと
こうへいくん
りょうくんのパパ

おんがくつくったひと
たーにゃさん

きょうりょく
おおたプロダクション

ぷれぜんてっど ばい せが

おしまい

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改めてプレイしてみて、
テニス、大富豪、コラムズと(スゴロク以外は)
それなりに楽しめるゲームに仕上がっていた。
ミニゲーム集と考えると収録ゲーム4本というのは少ないが、
クリアまで何度も挑戦するゲームもあったりして、
それなりに時間がかかった。(特に「コラムズ」)
ゲームオーバーは無いが、中断セーブも無い。(^^;

対戦ケーブルを使って二人で遊ぶ事も出来る模様。
最初にミニゲームだけ単体で遊ぶモードもある。

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もううちには対戦ケーブル見当らないけどw

苦労してエンディングまで辿り着くと
スタッフ表示と一緒にクニちゃんがダンスを踊るのだが・・
う~ん、クニちゃんの使い方間違っているような・・
アイドルキャラ的な扱いにするなら、
高橋由美子のゲーム天国」で良かったんじゃね~の?(^^;

高橋由美子は当時セガのCMキャラクターに起用されていた
20世紀最後の正統派アイドルと言われた超美少女だ。

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