集中攻略『Treasure Island 宝島』


Treasure Island 宝島
発売元:DATA POP
発売時期:1984年11月
定価:8800円
対応機種::PC-8801
ディスク2枚組

タイトル画面を抜けると
「アドベンチャー スタート」「タイプ・エスケープ」から遊ぶゲームを選択。
「タイプ・エスケープ」は本編の途中で始まるアクションゲームを
単独で遊ぶ事ができる。
今回は「アドベンチャー スタート」から進める。

 


ジム一家の経営する宿屋に年老いた水夫が来ました。
『ビルだ。泊めてくれ。一本足の水夫が来たら知らせてくれ。金をやるぞ。』
ビルは家賃も払わず、毎日酒を飲んではオドオドと暮らしていました。

 


医者のリブジー先生はとても親切。
『ビルに酒を飲み過ぎると死んでしまうよ、と言ってやんな。
お前もお母さんを手伝って頑張るんだよ』

これは誰?
(FATHER/MOTHER/DOCTOR/BOY/GIRL)

このクイズは不正解でも当たるまで何度も聞いてくる。

 


大きなナイフを下げた水夫がやってきました。
『ブラック・ドックだ。ここにビルがいるだろう』
『嘘をつくと殴るぞ』
『何?今は外に出てるって?それなら帰ってくるまで待ってるぜ』

 


そこへビルが戻り、喧嘩になりました。

どちらに勝たせたいですか?
(BILL/BLACKDOG)
※BLACKDOGを選ぶとゲームオーバー。

ブラック・ドッグは逃げて行きました。

 


間もなく一人の盲人が近づいて来ました。
『ぼうや、私に手を貸しておくれ』
(YES/NO)
『捕まえたぞ、坊主。ビルにこの手紙を渡せ』
ジムは言われた通り手紙をビルに渡しました。

これはなに?
(LETTER/BOX/PENCIL/BOOK/BIRD)

 


今夜10時、仲間を連れて来る。大人しく地図を渡せ。

 


ビルは手紙を読み終えると、逃げ出そうとしたが、突然バッタリと倒れました。
ビルはカギを首から下げて死んでいました。

 


ジムはこの事を母に話しました。
『ビルから宿賃をもらって早く逃げましょう』
銀貨一枚(COIN)、金貨の沢山入った袋(BAG)、油紙の包み(PACKAGE)、
古い本(BOOK)、水夫の洋服(CLOTHES)、帽子(HAT)があります。

海賊がやってきました。

 


外へ逃げると、大勢の海賊がドアを壊して中へ入って行きました。
『ビルが死んでるぞ。金はあるが例のものがない』
『あのガキが持って行ったに違いない。探せ!』
海賊達が追いかけてきました。
捕まらないようにして下さい。

 


ここで突然アクションゲームになる。
最初に敵の人数を1人から3人、
敵の速さを1から15、ジムの速さを1から5から選択する。
ゲームは敵海賊に接触しないようにしながら迷路の中を逃げ続けるのだが、
その移動の方法が特殊。
ジムの四方にアルファベッドが表示されている。
そのアルファベッドを入力すると一歩進む。
アルファベッドは移動すると別のものに切り替わる。
敵海賊はパックマンのモンスターぐらいのスピードでプレイヤーを追ってくるので、
ブラインドタッチが出来ないとどうにもならない。


F1からF5を押すと、画面上に英単語が表示される事がある。
同じスペルを正しく入力すると、一定時間敵の動きが止まる。
これを利用して移動スコアを稼ぐ。


残機が無くなるとスコア集計。
計算式が表示されるのだが、最初に設定した難易度が高いほどスコアが高くなる。
ちなみにここで3000ポイント獲得すると次のシーンへ進めるのだが、
何度も何度もプレイして、俺様の最高得点は278点。
俺様はブラインドタッチが出来ないのだ・・。(^^;
残念だがここで諦めよう・・。

TRY AGAIN?(Y/N)

で「N」を選んだら先へ進んだww
クリアしなくても進めるんかーーい!!(^o^;

 


警官達がやって来ました。
海賊『しまった!警官が来たぞ』『早く逃げろ!』
盲人『俺を置いて行かないでくれ。わァー!』
盲人は馬に蹴られて死にました。

これは何?
(PIG/DOG/FISH/CAT/HORSE)

 


ジムは医者のリブジー先生と、大地主のトリローニさんにこの事を話し、
油紙の包を開けてみました。
それは海賊キャプテン・フリントの埋めた宝の地図でした。

これはなに?
(LETTER/NEWSPAPER/NOTEBOOK/MONEY/MAP)

 


三週間後、トリローニさんから船の準備ができたとの知らせを受け、
ジムはブリストル港へ出発しました。
船の名はヒスパニオラ号です。

 


船長はスモーレットさん。船員の中に一本足の男がいます。
ジムはビルの話を思い出し、不安になりました。
『ジョン・シルバーだよ。この船のコックさ。
酒場をやっていたんだが、また船に乗りたくなってね。
この船の水夫も大部分は俺が探して来てやったのさ』

 


ヒスパニオラ号は順風を受け、一路宝島へと航海を続けていました。

 


船が出向して何日かしたある夜、ジムはリンゴを食べようと大ダルの中にいました。
すると、シルバーと一人の男の声が聞こえます。
シルバー『宝を見つけたら、船長達を殺して船を奪うんだ』
二人は行ってしまった。

 


計画を知ったジムは心配でたまりません。
船長、リブジー先生、トリローニさん達は、海賊と戦う決意をしました。

 


乗組員達は、早く島に上がりたいと言っています。
船長は、小舟を降ろさせました。

 


ジムは小舟に乗り島に渡りました。
シルバーも他の舟に乗ってやって来ました。
シルバー『おいジム、ちょっと待て!』

 


ジムは駆け足で森の中へ入っていきました。
木、枝、石ころがあります。

 


ジムは、木の陰でシルバーとトムが話しているのを聞きます。
シルバー『お前も仲間に入れ』
トム『海賊の仲間なんて嫌だ』
トムは殺されてしまいました。

 


ジムはさらに森の奥へと逃げました。
すると、突然ひげもじゃの男が出て来ました。
『ベン・ガンだ。シルバーってやつに置き去りにされたんだ』
『エッ、ヤツがこの島に来てるって!!』

 


海岸で大砲の音がする。
ベン『何か起きたんだ。音の方へ言ってみよう』
二人は海の方へ行きました。

これは何?
(HILL/FIELD/SEA/LAKE/RIVER)

 


森の上の方にイギリスの旗の立っている小屋が見えます。
ジムは、ベンと別れて一人で小屋へ向かいました。

 


中には船長達がいました。
リブジー『ジム、無事でよかった。わしらはこの小屋で戦う事にしたんだ』
船長『宝の地図はここにあるし、味方や武器もある』

これはなに?
(BOX/HUT/TENT/BED/CHAIR)

 


海賊達との戦いが始まりました。
銃に玉をこめている間に敵が柵を超えて来たので、ナイフで戦います。


ここでコマンドバトルになる。
味方側には8人のメンバーがおり、誰を戦わせるかターンごとに選択する。
壁を越えてやってくる海賊達が増えてくるが、
体力値が表示されているのは仲間のみ。
スモーレット、ジム、リブジー、トリローニのうち
誰かが体力0になるとゲームオーバー。
(あとの4人は捨て駒w)
この4人が倒される前に海賊5人を倒したらクリア。
これ、誰を選ぶとどう効果的なのかが全くわからないから、
ともあえず体力が一番ある奴を選び続けた。
何度も何度もゲームオーバーになった末にやっとクリアできたが、
結構最後まで攻略法はわからず。

 


海賊達は逃げていきました。

 


夕食後、トリローニさんとスモーレット船長は
地図を持ってベンに会いに出かけました。

小屋の中には誰もいません。
毛布、イス、テーブル、タル、飲料、ピストルA、ピストルB、
ナイフ、紙、エンピツがあります。

 


海岸に行くと、ベンの作ったボートがありました。
オールとボートがあります。

 


ボートに乗り、船に近づくと、太いロープがあります。
船から酔っ払いの声。
酔っ払った男達が悪口を言い合っています。
船は沖へ漂って行き、疲れたジムはボートの中で眠ってしまいました。
翌朝、気が付くとボートは船の近くにいました。
耳を澄ますと、船は変に静かです。

 


船の上では仲間割れした海賊達が死んでおり、ハンズだけが生き残っていました。
ハンズ『酒だ。その部屋にある酒をくれ』
ハンズ『ありがとう。聞きたいことはないか?』
『船を動かすには、ロックをはずして、舵を回すんだ』

 


船は砂浜に乗り上げ、ハンズは突然ナイフを持って襲いかかりました。
玉がしめっていて、撃てません。

 


ジムはマストに昇りました。ハンズも追ってきます。
ハンズは真っ逆さまに海に落ちました。

 


小屋に戻ると、海賊達に捕まってしまいました。
シルバー『地図は俺が持っている。俺達の仲間に入るか』
海賊達『生意気なガキだ。死にたいか』
シルバー『まあ待て。度胸があるじゃないか。生かしておこう』

 


次の朝、リブジー先生がケガ人の手当てに来ました。
ジムはすきを見て、そっとリブジー先生にヒスパニオラ号の事を話しました。

これは何?
(EVENING/NIGHT/AFTERNOON/NOON/MORNING)

 


食事の後、海賊達は宝探しに出発しました。
ジムはシルバーに縄で腰をしばられています。

これは何?
(ROPE/HAMMER/KNIFE/WHIP/GUN)

 


ここからは東西南北に移動して宝のある地点を発見する探索ゲームになる。
ちゃんとマッピングして挑戦しよう。


シルバーがつまずいたので、ジムは起こしてあげました。


海賊『おかしいじゃないか、シルバー。海岸に出ちまったぜ。しっかりしろ。』
マップにはこのように海岸に出るポイントが複数存在する。
それを3箇所踏んでしまうとゲームオーバーとなる。


シルバー『こいつはフリントに殺された手下だ』
海賊『あっ、フリントの歌が聞える』
海賊『フリントの幽霊か』
シルバー『野郎ども、びくびくするな。宝はすぐそこだ』


目的地に到着。掘ってみると、出てきたのは金貨一枚と空の箱。
海賊『だましやがったな、シルバー』
シルバー『絶体絶命だな、ジム』

 


海賊達がシルバーとジムに銃を向けた時、
森の中から立て続けに銃声が響き、海賊達はバタバタと倒れました。
リブジー先生達が助けに来てくれたのです。

 


宝はベンがすでに掘り出し、洞穴の中に隠してありました。
宝を船に運び終えるとちょうど潮が満ち、船は島を離れました。
シルバーも今度は大人しくコックとして働きました。

 

ヤッタネ、ジム!!

 

DESIGNER
MAYUMI Y.

PROGRAMER
KURE EIJI
SHOUKO T.

SUPERVISOR
SAYOKO D.

DIRECTOR
TERU M.

PRODUCER
SHAN XIA


このゲームをプログラムしたのは「呉ソフトウェア工房」設立前夜の呉英二さん
1883年に連載されていた
ロバート・ルイス・スティーヴンソンの冒険小説をゲーム化したもの。
俺様はアニメ「宝島」が大好きだった。
俺様が敬愛するアニメ作家、出崎統さんの代表作の一つである。
本作のアドベンチャーゲーム部は、原作と同じ行動を取っていれば正しく先へ進める。
アニメをビデオテープが擦り切れるまで観ていた俺様にとっては
アドベンチャーシーンは難易度が低かったように思う。
(必ずしもアニメと同じ展開では無いけど)
このゲームは動詞と名詞を入力して進めるだけでなく、
選択肢の中から選んだり、英単語クイズだったり、
アクションゲームやコマンドバトルのようなものが場面により展開される。
通常のコマンド入力式アドベンチャーゲームとは違ったマルチな構成である事から、
本作を「リタベンチャーと称していた。
リタって何だ?