「破邪大星ダンガイオー」シナリオログ


破邪大星ダンガイオー
テクノポリスソフト
1990年4月
8800円
ディスク6枚組
PC-8801

 

俺様は破邪大星ダンガイオー」というアニメを観た事がない。
破邪大星ダンガイオー」は全3話からなるOVAアニメであり、
当時はOVAレンタルビデオに並ばなかったので、
観たい場合は高額な出費を覚悟しなければならなかった。
学生の財布ではこれらをホイホイ買えるものでもなく、
このアニメもそのハードルを越えなかったのである。
破邪大星ダンガイオー」はもともと
マジンガーZのアレンジリメイク「大魔神我」として企画がスタートした。
が、何らかの事情で企画は頓挫。
オリジナルアニメとして再スタートを切ったのが
破邪大星ダンガイオー」と「大魔獣激闘 鋼の鬼」であった。

そんな「破邪大星ダンガイオー」を俺様が初めて知ったのは
このパソコンゲーム版であった。
「アニメも見ていないのになぜ買った?」と思われるかも知れないが、
ワゴンセールで安かったのだ(^_^;)
(たぶん980円とかそんな値段で買った)
本作はゲームオリジナルストーリーらしいが、
当時はゲームだけでは説明不足甚だしく、物語を楽しむには至らなかった。
そこで今回再プレイするにあたり、
OVA第1話を鑑賞してから始める事にしたのである。

まずはアニメの方から。
目が覚めた4人の主人公達に記憶はない。
彼女達の前に現れた天才科学者ターサンによると、
4人は最強兵器ダンガイオーパイロットとして生み出された人造人間だという。
だが4人の一人ミアには地球で暮らした記憶が蘇り、
人造人間である事は嘘である事を知る。
もともと才能のあるサイキッカーを誘拐し、
記憶を消して強化したのが彼ららしい。
宇宙海賊バンカーに売られようとしていた4人は、
ダンガイオーとともに脱走する。

主人公4人のうち3人が美少女キャラで、
常にレオタードのようなボディラインのハッキリした格好をしている。
露骨過ぎるキャラ設定とデザインは時代を感じさせる。
男臭さは皆無でマジンガーZを彷彿とさせるのはロケットパンチくらいだ。
キャラ同士の掛け合いも軽く、二次コンアニメに分類される雰囲気だ。
(前述した通り、当時このアニメを観ていないので、当時の空気感は知り得ない)
なので堀江美都子さんと水木一郎さんの歌う主題歌が
いまいちアニメの内容と合わないw
ロボット戦闘シーンはいわゆる大張描写全開の作風で密度が高い。

さて、それを踏まえてゲームをプレイしてみる。

まずはいきなり放浪途中の宇宙船の中から始まる。
主人公の4人とターサン博士は同じ宇宙船で行動を共にしている。
OVAを観ていなければチンプンカンプンだったな。

ゲームは画面右に表示される選択肢を選ぶだけ。
フラグが立つと選択肢が変化していく。

ロール「ここのところ、バンカーの襲撃もないし…」
ロール「レーダーにも異常はないし……おや?」
ロール「これは…?」
ロール「何か接近して来るぞ!」
『警戒警報、警戒警報。正体不明の小型機接近中』


ミア「何があったの?」
ターサン「何じゃ、どうした」
パイ「何ぼけっと見てんだよ」
ロール「正体不明の、小型カプセルが近づいて来る」
パイ「バンカーか!?」
ロール「いや、違うみたいだ……見たことのないタイプだ」
ランバ「見て!救命カプセルよ!」
ミア「とにかく回収しましょう」


ロール「これは……開閉用のレバーだ」
ロール「開けるよ」


ランバ「ライラ!ライラだわ!」
ミア「知ってるの?」
ランバ「どうしてライラが……」
ミア「ライラって誰かしら?」
ランバ「ライラは、エルラン王国の王室付き近衛武官よ。
いつもリアンの側にいて護っているはずなのに……」
(リアンは)エルラン王国の第2王女よ。私の親友なの。
もしかしたらエルランに何かあったのかも?」

ミア「気がついたわ!」
ライラ「ここは……?」
ランバ「ライラ!ライラでしょう!?」
ライラ「ランバさま!……それじゃあここは……ダンガイオーの……」
ミア「その通りよ。あなたは、どうしてこんなところに?」
ランバ「話してライラ。あなたはエルランで、
リアンを護っているはずじゃなかったの?」

ライラ「バンカーが……」


ライラ「バンカーの軍団が、エルランに襲いかかって来たのです」
ライラ「惑星中が略奪され、破壊されました」
ライラ「私はリアン様をお護りして、王宮を脱出しました」
ライラ「しばらくは、秘密の離宮に隠れていたのですが、
やがてそこもバンカーに発見され侵入されました。」
ライラ「そして……」

ライラ「……私は重傷を負い、リアン様は連れ去られてしまいました……」
ライラ「それから私は星々を巡り、リアン様の行方を必死に探し求めました。」
ライラ「ようやく、リアン様の居場所を突き止めたのですが、
そこはバンカーの要塞の中で、私一人の力ではどうにもなりませんでした。」


ライラ「その時、ランバ様がダンガイオーチームの一員として、
バンカーと戦っているという話をレジスタンスから聞きました」
ライラ「私はダンガイオーの力をお借りできたらと思い、
ランバ様にお会いする為にレジスタンスの船に乗ったのですが、
土地有でバンカーに襲撃され、かろうじて私だけがカプセルで脱出できたのです」
ランバ「そうだったの……リアンが……」
ミア「どうする?パイ」
パイ「あたしは、みんなに従うよ」
ミア「ロールは?」
ロール「もちろん行くさ!」
パイ「決まりだな。いいだろ、博士」
ターサン「どうせ、止めても無駄じゃろう」
ミア「ランバ、ライラさん、みんな協力するわ」
ランバ「ありがとう……みんな」
ライラ「ありがとうございます」
ロール「それで場所はどこなんです?」
ライラ「惑星ダナンです」
ロール「ダナン?博士は知ってますか?」
ターサン「バンカーが、星全体を支配している惑星じゃ。
ダナイア市を中心にして、惑星中がバンカーの要塞になっておる」
ランバ「じゃあ、とりあえずそのダナイア市に行けば……」
ミア「詳しい事が、分かるかも知れないわね」
パイ「そうと決まれば、早速行こうぜ!」


企画・プロデューサー
金子 順/和田秀実

 




原作
平野俊弘

オリジナルキャラクターデザイン
平野俊弘/西井正典

 

製作
池内伸彰/未峰村真希

 


監修
平野俊弘/三浦 享

このオープニングで流れているのはアニメと同じ主題歌、
「CROSS FIGHT」のアレンジBGMである。

 


ロール「ここがダナイア市か…」
ロール「あっちこっちに瓦礫の山がある」
ランバ「戦闘の跡みたいね」
ロール「おや?これは?」
ロール「小型の爆弾みたいだな。役に立ちかな?」
ロール「拾っておいて損はないだろう」

 


グレイ「レジスタンスのグレイです。
ダンガイオーチームの皆さん、ようこそいらっしゃいました」

ライラ「グレイ、わざわざありがとう」
グレイ「我々レジスタンスも、戦力が不足しているので、
あまりお手伝い出来ませんが……」

グレイ「とりあえず、我々のアジトにご案内します」

 


ロール「とりあえず、要塞の事を調べた方がいいと思うな」
ロール「こんな所にダナイアの地図がはってある」
ロール「細かい地図だな」
ランバ「目が悪くなりそうね」
ロール「かなり大きな町みたいだな」
グレイ「町の中には、要塞の秘密の入口があるという話なんですが…」
パイ「それは、どこにあるんですか?」
ライラ「そこまでは分からないんです」
ロール「探すしかない…か」
ミア「考えていても仕方ないわね。町へでましょう」
ライラ「ご案内します」

 


ロール「この辺は、あまり破壊されていないみたいだな」
>見る>壁
ロール「落書きだな」
ロール「えーと……『ある場所でロールアップ/ダウンキーを使うと、ラッキー!』
と書いてあるぞ」

パイ「なんだ、こりゃ?」

>聞く>下着


ミア「私も地球にいた頃は、ずいぶん集めてたけど…。なに言わせるの!」


ランバ「私は可愛いのが好き」


パイ「……」

ミア「とにかく先へ進みましょう」
ライラ「こちらに行ってみましょう」

 


声「そこで止まれ!」
ロール「バンカーか!」
パイ「くそっ」
ミア「こんなに早く見つかるなんて…」
兵士1「諸君らはA級手配だ。バンカーの目を、そう安々とは逃れられん」
ライラ「降伏…するんですか」
兵士1「降伏すればよし。さもなくばこの場で全員処刑する!」

 


ロール「くそ、こんなせまい場所じゃ走れない…」


ミア「そ、そんな…どうしたらいいか…」


ランバ「えーい!」


ミア「危ない!パイ!」
パイ「このっーー」
パイ「ヤローッ!!」

 


ランバ「ミア!後ろっ!」
ミア「きゃああっ!」
ロール「今だっ!」

 


ロール「今のうちに脱出するんだ!」

 


ライラ「このままでは、逃げきれません!」
ミア「とりあえず二手に分かれましょう」
ライラ「じゅあ、私たちはこちらへ!」
ロール「早く、こっちへ!」
ミア「それじゃあ、ランバ、パイ、気をつけて」

 


ライラ「とにかく行ってみましょう」

 


ミア「ずいぶんとごちゃごちゃした道ね」
ライラ「この辺は、前にも来たことがあると思うんですが…」
移動>酒場
ロール「とりあえず、入ってみよう」

 


ロール「いろんな酒があるな」
ミア「かなり、酔っぱらっている人もいるわね」

 


酔いどれ「……」
ミア「え?な、何ですか?」
酔いどれ「きれいなねいちゃんやな」
ミア「きゃあっ!」


ミア「なっ、なにするのっ!」
酔いどれ「わややな。洒落やで、洒落……」
ミア「きゃああっ!」


ミア「止めてっ!」
酔いどれ「じゃあ、そういうことで‥」
ミア「なんなのよーっ!」

 

ロール「奥の方に裏口があるな」
ロール「こっちには窓がある」
ライラ「外がよく見えますね」
ライラ「外にバンカーの兵士がいます!」
ミア「こっちへ来るみたい……どうする?」
ロール「裏口から出よう」
ロール「急いで!」


ミア「アジトはどっちかしら?」
ライラ「ここからなら、アジトは近いと思います」
ミア「早くアジトに戻りましょう」
ライラ「こちらです」


ランバ「良かった。みんな無事だったね」
パイ「結構心配したんだぜ」
ミア「そっちも無事で良かったわ。そう言えばグレイは?」
パイ「向こうの部屋にいるよ。それよりもシャワーが使えるぜ」
ランバ「先に浴びてきたら?」
ミア「そうね。ライラさん、行きましょう」
ライラ「はい。それじゃあお先に」

パイ「ロール、どこ行くんだ?」
ロール「ちょっと……ね」
ランバ「?」


ロール「この部屋は、使ってないのかな?」
ロール「家具は何もないな」
ロール「なんだ、この床は?」
ロール「床板が外れそうだな」
>取る>床板
ロール「簡単に外れたな……下はどうなっているんだ?」
ロール「下は物置かなにかみたいだ」
ロール「下に降りるはしごがある」
ロール「行ってみよう」


ロール「この部屋は……シャワー室の隣あたりじゃないかな」
ロール「壁に穴が開いているぞ」
ロール「やっぱり、覗いてみたいよな」


ロール「今、シャワーを浴びているのは、ミアとライラさんだな」

 
ロール「やっぱり戻ろう」

 


ミア「あら、ロール。どこに行ってたの?」
ミア「さっぱりしたわ」
ライラ「私は武器を点検してきます」

モア「どこへ行くの?」
ロール「いや……ちょっと……」
ミア「何なの?」


ロール「やっぱり、覗いてみたいよな。」
ロール「今、シャワーを浴びているのは、ランバとパイだな」


ミア「様子がおかしいと思ったら……何してるの!?」

 

ミア「もう……いつから痴漢になったのよ!」
ランバ「やだ、ロールったらHなんだから」
パイ「お前なあ、今度やったらただじゃ済まないぜ」
ロール「そう言えば、ライラさんは?」
ランバ「あれ?どこだろ?」
ミア「さっき、武器の点検をしてくるって……」
パイ「まだやってんのかな?」
グレイ「バンカーです!バンカーの襲撃です!」
パイ「何だって!?」
ランバ「で、でも……」
グレイ「大丈夫です。これでも逃げるのは上手いんですよ」
ロール「分かった。気をつけて」
グレイ「さあ、急いで!」


ミア「ここまでくれば、大丈夫かしら」
パイ「くそっ!しつこいやつらだ」
ランバ「もう、今日は走ってばっかりね」
ランバ「ライラは……?誰か見なかった?」
ミア「そう言えば……大丈夫かしら?」
パイ「きっと大丈夫さ」
見る>建物
ミア「人影が動いているわ!」
ランバ「ライラだわ!ライラーっ!」


ライラ「良かった。みなさん、御無事でしたか」
ライラ「一緒に来てください。要塞の秘密の入口を見つけました」
ランバ「本当!?」
ミア「待って!グレイがまだ……」
ライラ「彼なら大丈夫です。さあ、早くリアン様を!」
ランバ「そうよ!急ぎましょう!」
ミア「そ、そうね」
パイ「よーし、行こうぜ!」

 


ライラ「ここに入口があります」
ライラ「今、開きます」

 


ライラ「さあ、早くこちらへ」


ミア「油断すると、迷っちゃいそうね」
ロール「赤いライトがあるぞ。何だろう?」
パイ「あんまりいじり回すなよ」
ミア「あんまり触らない方が……」
ロール「何のライトだろう?うわわっ!」
ミア「な、何やってるのよ!ロール!」
ライラ「早く!こっちへ!」


ロール「お、驚いた……」
パイ「驚いたのはこっちだ!」
ランバ「むやみに、その辺をいじらないでね」
ロール「それにしても、ここは?」
ロール「ここは格納庫か?」
ミア「見て、ロボットがあるわ」
ランバ「結構強そうね」
ランパ「敵よ!」


ロール「くそっ!」
ミア「どうするの!?」
パイ「やるっきゃないな!」
ランバ「いいわよ!」


ロール「くそぉっ!」


ミア「きゃあっ!」

パイ「ヤローッ!」

ランバ「やぁーん!」

 


ロール「あれ?ライラさんがいないぞ」
パイ「またか?」
ランバ「どこに行っちゃったんだろ」
ロール「ライラさん!」


ランバ「ライラ!どこに行ってたの!?」
ライラ「申し訳ありません……」
ランバ「リアンの居場所は分かるの?」
ライラ「はい。こちらです」


ライラ「ここです」
ミア「ずいぶん手薄ね?」
パイ「こんなに簡単でいいのか?」
ランバ「これでリアンを助けられるわ」
パイ「とにかく行こうぜ」

 


ランバ「リアン!」
ロール「彼女がリアンか」
ランバ「ぼけっとしてないで、手を貸してよ!」


ランバ「しっかりしてリアン!私よ。ランバよ!」
リアン「ラン……バ……?」
ランバ「そうよ!ランバよ!」


リアン「ランバ!本当にランバなの?どうしてここに!?」
ランバ「あなたを助けにきたの。もう大丈夫よ」
リアン「ああ……ランバ……。ありがとう……」
リアン「でも、どうして私がここにいる事を?」
ランバ「ライラによ。ほら、そこに……」

 


ランバ「ライラ?ライラはどこ?」
ロール「え?」
ミア「あら?今までそこにいたと思ったけど?」
リアン「ねうランバ。何を言ってるの?分からないわ」
ランバ「え?」
リアン「ライラは私と一緒に捕まって、要塞のどこかに監禁されているのよ」
パイ「な、何だって!?本当か?」
ミア「じゃ、じゃあ……まさか……」
ロール「バンカーのスパイ……?」
ランバ「そんな!」
声「その通りだよ!」


ゲルダ「私はこの要塞の司令官ゲルダだ」
ゲルダダンガイオーチームの諸君、ようこそ我が要塞へ」
ランバ「ライラを使うなんて……卑怯者!」
リアン「ライラ!なんて……なんて酷い事を!」
ライラ「……リアン様……私は……」
ゲルダ「そう責めてはいかんな、リアン姫。
彼女のおかげで、あなたの命だけは助かるのだからな」

ミア「なんて卑怯なことを!」
パイ「やることが汚いぜ」
ゲルダ「何とでも言え。どうせ貴様らは永く生きられんのだ」
リアン「ライラ……あなたにこんな真似をさせるくらいなら、
私は……命なんかいらないわ!」

ライラ「……」


ゲルダ「さて、話はおしまいだ。こいつらを連れて行け!
れからリアン姫を船に乗せろ。買い手がお待ちかねだ」
リアン「!」
ライラ「待って下さい!それでは約束が……!」
ゲルダ「そんな事まで覚えておらんな」
ライラ「そ、そんな……ばかな……」
ゲルダ「まあ、貴様はよく働いてくれたからな。
釈放してやろう。どこへでも行くがいい」

ライラ「そんな……私は……何の為に……?」
ミア「分かったでしょう、ライラさん!これがバンカーのやり方よ!」
パイ「くそっ!どこまで汚ねぇんだ!」
ゲルダ「連れて行け!」


ミア「あきらめないわよ!絶対に!」
パイ「このままやられてたまるか!」
ランバ「巻き込んじゃったみたいで……ごめんね」
ゲルダ「バンカーに逆らった者の末路を教えてやるぞ」
ゲルダ「貴様らの首をお届けすれば、大船長も喜ばれるだろう」
ゲルダ「よーし、射て!」
ロール「くっ!」


ランバ「ライラ!」
ライラ「逃げて!逃げて下さい!」
ライラ「早く逃げて下さい!」
ロール「今だ!」
使う>小型爆弾
ロール「これでもくらえっ!」


ライラ「出口はすぐそこです」
ミア「みんな、急いで!」

 


パイ「とりあえずは、脱出成功……かな?」
ミア「ライラさん、あなた……」
ランバ「どうして?」
ライラ「……私はおろかでした。……バンカーが約束を守るなどと信じて……」
ランバ「見て!」

ミア「博士!」

ターサン「ダンガイオーを持ってきてやったぞ。
全くもう……金にならん事ばかりやりおって」

パイ「悪いな、博士」
ロール「あれは?いかん!」


ゲルダ「裏切りおったな、ライラ。
こうなればまとめて片付けてくれる!」
ゲルダ「死ねっ!!」


ライラ「ああーっ!」
ランバ「ライラーっ!」


ランバ「ライラ……」
ライラ「いいんです……みなさんをだましたりしたから……」
ミア「しっかりして、ライラさん!すぐに手当をするわ!」
ライラ「もう、だめです。分かるんです」
ランバ「なに言ってるの。リアンを、リアンを助けるんでしょう!」
ライラ「リアン様……」
ライラ「お願いです……リアン様を、どうかお助け下さい」
ランバ「助けるわ。必ず!」
ライラ「今度は本当に……お願いします」
パイ「おい、しっかりしろよ!」
ミア「だめよ、こんな所で死んじゃ!」
ランバ「ライラ!ライラっ!」
ライラ「お願い……します……どうか……リアン様を……」
ランバ「ライラーっ!」
ロール「畜生!バンカーめ!」


ゲルダ「裏切り者は死んだ!貴様らも死ねぇっ!」


ミア「行くわよ、みんな!」
パイ「OK!」
ロール「戦おう!」
ランバ「ライラ……リアンは必ず助けるわ」
ミア「クロス・ファイト!ダンガイオーっ!」


ロール「ダンガイオー見参!」
ロール「許さんぞ!ゲルダ!」


ロール「行くぞ!」

 

☆ 原画 ☆
西井正典(南町奉行所)

☆ 原画アシスタント ☆
村木 靖(A.I.C)

☆ シナリオ・演出 ☆
金子 順

☆ グラフィック製作 ☆
GSXR

☆ システムデザイン・プログラム ☆
渡辺寛太
フォーサイトアミューズメントソフト

☆ 音楽・効果 ☆
大熊 努

テーマ曲『CROSS FIGHT!』
作曲:渡辺宙明

☆ 製作進行 ☆
神藤 湘
中村尚人(A.I.C)

☆ 製作アシスタント ☆
江幡育子

☆ シナリオアドバイザー ☆
長谷部 一城
悠理 愛

☆ 製作 ☆
徳間書店インターメディア(株)
PROXY CORP.

☆ 製作協力 ☆
A.I.C

☆ 製作 ☆
徳間書店インターメディア(株)

☆ 著作 ☆
A.I.C
ARTMIC
徳間書店インターメディア(株)


マジンガーZのリメイクから始まった「破邪大星ダンガイオー」。
かつての荒唐無稽なロボットアニメをオマージュしたアニメなのだが、
なんとこのゲーム版「破邪大星ダンガイオー」は
ロボットバトルを描かずに終わるという驚きの構成
であった。
一方、登場人物の女の子達の全裸シーンや、
酔っ払いに尻や胸を触られるシーンなどのサービスショットは忘れないあたり、
やはり「破邪大星ダンガイオー」はロボットアニメとしてのゲーム化よりも、
美少女キャラのグラフィックにこそ訴求があるコンテンツという認識
開発されたゲームなんじゃないかと推測する。

まあ、個人的にはアドベンチャーパートのあとに
ロボットバトルのアクションゲームぐらい始まってくれたら
このゲームの評価も数段上がったろうなと思う。
本作はアドベンチャーゲームとしての遊び応えも無いし、
シナリオが特別面白いわけでもないのでなあ。