バカ映画大研究(62)「震える舌」


震える舌
ジャンル:ドラマ
上映時間:114分
1980年松竹
監督:野村芳太郎
出演:渡瀬恒彦、十朱幸代
1993年11月22日公開

この映画はあの「八つ墓村」を見事なホラー映画に仕立てた
野村芳太郎監督の作品である。
そして当時の宣伝ポスターがこちら。


「おいで・・・おいで・・・幼い娘・・・
彼女はその朝、悪魔と旅に出た---」
これだけの情報でどんな映画だと想像するだろう?
そう、松竹はこの映画を
「和製エクソシスト」であるかのように売り込んでいた。
だがその実、中身は破傷風に感染した少女を看病する両親が
精神をすり減らしていく映画であり、
ホラーでもオカルトでもなく、ひたすら陰気な社会派ドラマである。(^^;
確かに発作で血を滲ませながら奇声をあげる少女の光景はショッキングではあるが、
破傷風の発作」と「悪魔憑き」を一緒にするのは
色々と問題があるだろ!

こういうミスリードを狙った宣伝のされ方も
製作サイドは不本意だったんじゃないかな~。
作品自体はバカ映画では無いが、
無節操なやり過ぎプロモーションに一票入れたくなるぜ。

 

 

警戒レベル:

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