バカ映画大研究(65)「REX 恐竜物語」


REX 恐竜物語
ジャンル:ファンタジー
上映時間:106分
1993年松竹
監督:角川春樹
出演:安達祐実
1993年7月3日公開

考古学者・立野は北海道の洞窟で恐竜の卵を発見。
なぜかガラスケースに入っている。
持ち帰った卵から生まれたレックス。
立野の娘・千恵はレックスに愛情を注いで育てるが、
レックスを金儲けに利用しようとする悪いヤツに狙われ始める。

コンセプトは分かりやすい。
当時、国民的な人気を誇っていた子役の安達祐実
彼女の映画初主演作で、「E.T.」や「のび太の恐竜」を思わせる
少女と異生物の交流を描くハートフル映画。
子供受けしそうだし、親御さんも子供に見せたがりそうだ。
事実、松竹の観客動員記録を塗り替える大盛況ぶりだった。
さすが今まで日本の映画界を牽引してきた角川春樹だぜ!

黒服にサングラスというわかりやすい悪人達に追われる千恵とレックス。
偶然見つけた気球に乗り込み逃げる。
そして気球が着陸した場所では千恵の両親が偶然待っていた。
その場所はムー文明の残された洞窟だった。
そこにアイヌ人のおじいさんが登場し、
レックスを引き取って
モアイ像が立ち並ぶ舗装道路の向こうへ消えて行くのだった…。


日本にこんな場所はねぇよっ!
(これは映画「グレムリン」のパロディなんだろうか?)
映画館に大挙した子供達は
「自分達は一体何を見せられたのだろうか?」と頭を抱えたに違いないw

 

エンドロール後の一幕。なぜかテーブルで書道をやってる安達祐実
父「お?貝か。」
安達「具なんだけど。」
のシーンだけ良かった。


「具が大きい」というカレーCMのセルフパロディだ。


この映画公開中、角川春樹監督はコカイン密輸事件で逮捕。
映画は打ち切られ、幻覚のように人々の記憶から消えていった(^^;

 

 

警戒レベル:

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