ラーメンはたまに食べるぐらいがちょうどいい(75)「九州じゃんがららあめん 秋葉原本店」

小学5年から俺様はたびたび秋葉原に通っていた。
当時パソコンを手に入れた俺様だったが、
パソコンソフトや周辺機器などが十分に売っているのは秋葉原しか無かったからだ。
余談だが、今では秋葉原はアニメやゲームのキャラクターグッズ、
メイドカフェや同人誌の委託販売・・といったイメージが強いが、
当時そういった店は全く無かった。
秋葉原は家電や電子機器のパーツを買いに来る場所で、
新興勢力としてパソコンソフトを扱う店などが現れ初めている感じだった。

何度か語っている事だが、そんな当時の秋葉原昼飯を食べる場所は限られていた。
記憶に残っているのは秋葉原デパート1階にあったジャンクフード街、
牛丼サンボ、神田食堂、カレーのベンガル
そして今回ご紹介する「九州じゃんがららあめん」。
これぐらいしか無かったんだよ。
九州じゃんがららあめん」が秋葉原にオープンしたのは1984年11月28日。
まさに俺様が頻繁に秋葉原に通っていた時期である。
俺様はそのとき“とんこつラーメン”というものを初めて食べた。
「なんだこのクリィーミーなスープは!」とビックリした。
それから秋葉原に行くたびに昼ごはんは“じゃんがら”を食べていた。
そんな思い出の店は、今でも同じ場所に店舗を構えている。


建物の老朽化とか家賃の値上げとか色々とあっただろうに、
よくこれまで続けてきたなぁ~。
この日俺様は新規開拓のカレー屋を目指していたのだが、
店自体が潰れて無くなっていたためランチ難民に。
そう言えば何年もじゃんがらを食べていない事を思い出してやってきた。
この日は雨も降っていたためか、店の前に列は出来ておらず、
すぐに入る事ができたぜ。
カウンターに案内され、傘かけホルダーの説明などもされるw
カウンターの形状も当時のままだ。
メニューは当時と比べて色々と増えているが、
やはり久しぶりに食べるのだから、思い出の味九州じゃんがら 全部入り」を注文。
そしてサイドメニューの「しそごはん」もつける。
やがてラーメンがやってくる。


全部入りとは、トッピングにチャーシュー、角煮、きくらげ、煮玉子、
青ネギ、ゴマ、明太子、メンマがのったもの。
これに卓上の辛子高菜、紅生姜、おろしにんにくなどをお好みでのせる。
子供だった頃は辛子高菜に書かれた
「激辛!乗せすぎ注意!」という文言に怯えてほとんど使わなかったな(^^;

 


麺は極細。
こんなに細かったんだなぁ~。
そしてスープも薄め。辛子高菜をたっぷり入れると味にパンチが出る。
当時の味の記憶はほとんど蘇って来ないな。
じゃんがらで初めてとんこつラーメンを食べてから、
無数のとんこつラーメンを様々な店で食べてきたから、
記憶が上書きされてしまってるんだなぁ。
でも、このスープを飲んだあとに食べる“しそごはん”の美味さは思い出したぜ。

 


名残惜しくなったので替え玉を追加しちまったぜ。
替え玉するとさらにスープの薄さが際立つので、
辛子高菜をドカッと入れる。

炭水化物とりすぎた。
反省してます。