バカ映画大研究(45)「少林寺への道」


少林寺への道
ジャンル:アクション
上映時間:95分
1981年香港&台湾
監督:ジョセフ・クオ
出演:ティエン・ポン
1983年1月日本公開

明朝末期の時代。
明の関志遠将軍は清への降伏を拒んだため、
清からの刺客“黒い鷹”に襲撃されて殺される。
まだ赤児だった彼の息子・少竜は、彼の配下であった万盛将軍にかくまわれる。
万盛将軍は、いつか父の仇を取らせるため、1歳の頃から少竜を鍛えるのだ。
ミルクに薬草を混ぜる、砂鉄で肌をこする、
寝かせて重りを乗せる、棒で打ち付ける・・。
これだけ徹底すればさぞかし格闘超人へと鍛えられるであろう・・。

追っ手はそんな万盛将軍の元にも・・。
こうして少林寺に預けられた少年・少竜。
さらに万盛将軍の息子・鉄君も
「少竜を守るのがお前の使命だ!」と父に託されて入門。
(万盛将軍は“黒い鷹”の手に倒れる)
こうして二人は少林寺で成長していく。

少林寺には三十六房というものがあり、そこでの試練に耐えると卒業できるらしい。
前半は床から飛び出す矢を避けたり、両側から迫る針板を手で支えて突破したりする。
最初の挑戦では鉄君が針板を逆立ちして足で支える荒業を見せるが、
いかんせん逆立ちでは先に進む事が出来ずに敗退。
二回目の挑戦は少竜と鉄君の二人で挑戦。
鉄板の部屋などへの挑戦はカットされ、いよいよ十八銅人登場。
十八銅人とは、少林寺の修行成果を試験するために作られた
謎のロボットだ!(爆)


少林寺の科学力スゲェッ!www
いや、最初は鋼の像を少林寺の高僧が着て相手をしている設定なのかと思ったけどさ、
先に進むと鋼の皮膚を持った少林ロボも出てくるんだよ!w


金粉塗ってるだけじゃないぜ?
だって攻撃するたびにキンキン!と金属SEが鳴るし。(^^;;;
少林ロボにボコられた少竜は「俺はもうダメだ」とギブアップ。
鉄君も一緒にリタイアしてしまう。
さらに修行を積む二人は、少林寺の書斎で『十八羅漢拳』の秘伝書を発見する。

二年後に再び三十六房に挑戦。
なんとか少林ロボの試練を乗り越えた二人は、
熱せられた釜を両手首で抱える最後の試練を果たし、
卒業の印である焼印を手首に残すのだった。
(このギミックは『闘将!!拉麺男』で引用してたな。)

故郷へ戻り、自分の使命を知った少竜。
親の仇である“黒い鷹”を倒すために、メイクを整えて旅へ出る。
旅の途中で立ち寄った料理屋で失礼な態度の性格悪・女拳士と遭遇。
ケンカ騒ぎとなるが鉄君に止められる。
女拳士は「一度始めたケンカは死ぬまで終わらないぞ」とのこと。
続いて立ち寄った茶屋にも先回りしている女拳士。しつこい。
そんな中で易者に化けた刺客に襲われる少竜。
易者の攻撃を避けれず胸に小刀が刺さる少竜。
女拳士の助太刀でなんとか刺客を撃破するが、
そのとき女拳士の落とした翡翠の石で彼女が親の決めた許嫁だと知る。
少竜「お前は女だな!」
女拳士「はぁん・・えへへ・・」
急にしおらしくなる女拳士w

このあと急にラブラブカップルになる二人。
その夜、刺客に襲われて毒針を額へ無数に浴びる少竜。
なんとか解毒剤を手に入れて一命を取り留める。

こうしていよいよ“黒い鷹”との対決へ。
“黒い鷹”は『十八羅漢拳』の秘伝書を入手していて既に奥義を極めているらしい。
しかも、用心深い“黒い鷹”は、影武者をたくさん連れているのだ!
ところが心配は無用だった。影武者は女拳士が1人で全員倒してしまうw。
オマケに奥義を極めているはずの
『十八羅漢拳』に苦戦する“黒い鷹”(^^;。
無敵と噂の黒竜剣も鉄君の捨て身の策で封じられて、命を落とす“黒い鷹”。

 

この映画最大のツッコミどころは、
主人公であり、一歳の頃から鍛え上げられ、三十六房まで突破した少竜が、
あらゆる場面で弱いという事だww。
イケメンは正義って事か。アミダバー。

 

 

警戒レベル:
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