わが青春のPCエンジン(114)「バトルエース」

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バトルエース
(ハドソン)
1989年11月30日/シューティング/6500円
PCエンジンスーパーグラフィックス専用タイトル

 

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専用ソフトが5本しか発売されなかったPCエンジンSG向けタイトルで、
本体と同時に発売された唯一のロンチタイトルである。
ちなみに2本目のSG専用ソフト「魔動王グランゾート」が発売されたのは
約4ヶ月後である。

本作はコックピット視点の疑似3Dシューティングで、
いわゆるアフターバーナー」の亜流ゲームだ。
なのでアフターバーナーと異なる点をレビューした方が早そうだ。

まず舞台は宇宙の惑星でSFの世界観である点。
ステージは7つ惑星で全7ステージ構成になっている。

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次に画面が主観視点であること。

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疑似3Dシューティング最大の欠点は、
敵攻撃との距離感や位置関係が不明瞭である事だと思う。
本作では主観視点にする事でそれがより顕著になっている。
また、アフターバーナーにあるスピード調整の要素が無いので、
敵攻撃は十字ボタンの上下左右のみで避ける必要があり、
後半に行くほど理不尽な難易度になっていく。

 

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攻撃はバルカンショットロックオンミサイルの2種。
このあたりはアフターバーナーを踏襲している。
アフターバーナーの場合はロックオンした敵を一気に撃破する快感が大きな魅力だが、
本作はあまりロックオン攻撃を重視していないように思える。
ロックオンできるタイミングはわずかだし、
ミサイルを発射しても撃破の瞬間はあまり演出されていない。
バルカンショットでほとんどの敵は対応できるし。

アフターバーナーには無い本作の特徴としてはボス戦の存在がある。
ステージを突き進むとボスが登場し、それを撃破するとクリア。
ボス戦になるとなぜかロックオンミサイルは使えなくなる。

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最終ステージまでずっとやる事は一緒。
ひたすら避けるだけ。(避ける相手を減らすために撃ってる感じ)
理不尽になっていく(避けづらくなっていく)後半は辛かったなぁ。
せっかくのロンチタイトルのオリジナルゲームなんだから、
このゲームならではの仕組みが欲しかったな~。

 

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スタッフロール無し。