わが青春のPCエンジン(39)「ダブルリング」

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ダブルリング
(ナグザット)
1990年9月28日/シューティング/6300円

 

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ナグザット販売の横スクロールシューティングで、
開発したのは「サモンナイト」シリーズなどで名を馳せたフライト・プランだ。

難易度はビキナー、ノーマル、エキスパートが選べるが、
ビギナーは最終ステージが途中で終わってしまうらしい。
ゲームの全貌が見れない難易度は意味が無いと思っているので、
どきどきしながらノーマルでプレイだ。

 

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十字ボタンで移動。
ボタンはショットとスピード変更の2種。
ショットはオプションでオートに設定できるので、
オート設定でショットを押しっぱなしにすればOK。

パワーアップアイテムはステージ中に出現。
パワーアップアイテムは一定間隔で色が変わるので、
切り替えたい内容に合わせて取りに行く。
パワーアップは3段階まで変化する。
また、「?」マークのアイテムを取ると、攻撃性能が違ったものに変化する。
ものによっては通常時の方が使いやすいものがあったりする。
ダメージを食らうとパワーアップが初期状態に戻り、
さらにダメージで残機が消費される。

 

自機についてくるリングみたいなやつは敵の攻撃を弾く事が出来る。

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タイトルからもわかるように、この点が本作のオリジナリティだと思うのだが、
全体的にキャラクターがチマチマしているので、
あまり上手く使いこなせない。
おそらく「Xマルチプライ」とほぼ同じコンセプトなんだけど、
「Xマルチプライ」の場合は長い触手がそれであり、
自機の移動によって振り回される触手が攻撃を弾いているのがわかりやすかったし、
気持ち良かった。

また、このチマチマ感は当たり判定のわかりにくさにも影響している。
薄い色で小さい敵弾。
背景のラインに溶け込む敵レーザー。
奥の背景絵かと思ったらダメージ壁だったり・・。
後半は攻撃が激しくなるので納得感が薄れていく。

1ステージは他のゲームと比べて短めで小気味よい。
グラフィックの雰囲気は全体的にグラディウス風味。

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ステージ構成もグラディウスっぽいと思える事しばしば。
高速ステージとかね。

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ちなみにこの高速ステージで唯一スピード切り替えを使用した。
(スピード1だと絶対ムリ)

ボスの設計なども既視感が強い。

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別に他のゲームに影響されて作られる事は必ずしも悪い事ではない。
本作は「グラディウスっぽい」事が魅力の一つになっている。
BGMのデキが良く、シューティングとしての品格に貢献している。

 

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最終ボスはコアを集中して狙うとあっさり撃破できる。

 

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エンディングはあっさりしたもの。
スタッフロールは無く、
各ステージの紹介(?)と2周目の導入だけあって終わる。
あっさり過ぎて達成感が薄い。
2周目に真のエンディングが用意されているのだろうか?
2周目になると難易度がかなり上がったのでギブアップ。

このゲームにスタッフロールは無いが、
隠しコマンドを入力するとスタッフリストが表示されるw
だったらエンディングに載せればいいのにと思うが、
何か会社的な事情でもあったのかねぇ~。

 


W RING STAFF

SYSTEM PROGRAMMER
NABE SAN

MAIN PROGRAMMER
YUICHI OCHIAI

SUB PROGRAMMER
KENJI NAKAMURA
YOSHIHARU TAKAOKA

GRAPHIC DESIGNNER
KENJI MORI
KAME SAN
ZAKI

SOUND COMPOSER
HISASHI MATSUSHITA
DAISUKE MORISHIMA

SPECIAL THANKS
DANDY FUJISAWA
KIND TOYOSHIMA
BOKUCHAN KIYOKAWA
RABIT MOROTA
MASATAKA UEMOTO
KAZUSHI MATSUMOTO
EIJI KIMURA