ラビオレプススペシャル
(ビデオシステム)
1990年10月19日/横シューティング/6800円
1987年にビデオシステムがアーケードでリリースした
横スクロールシューティングの移植。
移植を担当したのは、
ゲームボーイの「ロックマンワールド」シリーズを(「2」以外)開発した
水口エンジニアリング。
同社は任天堂からリリースされた
ゲームボーイ向け縦シューティング「ソーラストライカー」も開発している。
アーケード版の名前は「ラビオレプス」で、
PCエンジン移植に際して「スペシャル」が名前に追加されている。
「ラビオレプス」は、それまで「ランジェリーハウス」「お雀子クラブ」といった
脱衣麻雀しか出していなかったビデオシステムが
シューティングゲームに挑戦した一作目だった。
ウサギ型のカワイイ戦闘機を操作して、
さらわれたバニーランドの王家を救うストーリー。
ノーマルショットはオート連射。敵に近距離になるとパンチに切り替わる。
ノーマルショットには強化要素は無く、実質正面の敵しか撃つ事が出来ない。
誘導ミサイルは回収した数だけ撃てる。リボンを取るとミサイルが強化される。
シールドは最大3。つまり3回ダメージを受けると少し前からやり直し。
残機が無くなるとゲームオーバー。
クレジット数(3)分だけコンティニュー可能。
シールドはニンジンを回収すると回復するが、そんなには出ない。
このゲーム、普通にプレイしているとハチャメチャに難易度が高い。
何が難しいかというと、出てくる敵がカタ過ぎる。
一体に対してしばらく撃ち込んでいないと倒せないやつが多い。
そうこうしているうちに周囲に敵や敵弾が迫ってきて逃げ場を失う。
敵弾のスピードも速く、逃げても追いつかれて死ぬ。
ここで重要なのは有限の誘導ミサイル。
この誘導ミサイルは他のシューティングのボムより凄く強い。
ザコ敵は一瞬で一層するし、ボスであっても3発ぐらい当てると倒せたりする。
そして逃さず回収していれば、十分な量を確保できる。
つまりこのゲームの攻略は、
誘導ミサイルを温存せず適切に激しい攻撃の場所でためらわず使う事だ。
そしてミサイルが尽きないように適切に回収する・・という事になる。
ステージを進んでいくと、
うさぎのカワイイキャラクターとは異質な敵デザインが目についてくる。
なんだか怪しげなセンスだw
ボスがゾウとかww
ステージ6ではターバン師匠みたいなの出てくるしw
そんなこんなで最終ボス。
まずこの巨人には謎が隠されている。
バトルアックスを構えているので、足元しか攻撃が当たらない。
そこを狙って撃っていると、一度消えるのだが何度も復活する。
おかしいな?と思って消えた瞬間に巨人の背面の位置に移動。
壁に向かって撃っていると、ボスの本体が出現した!
残ったミサイルを撃ちまくってクリア!
PROGRAMMER
K.YOUZI
W.HIROSHI
KIN.CHAN
K.MURATA
DEBUG
HINASAN
AKISAMA
TORU
N.MASARU
DESIGNER
SHINSUKE NAKAMURA
MUSIC AND S.E.
NAOKI ITAMURA
DIRECTOR
SHINSUKE NAKAMURA
PRESENTED BY
VIDEO SYSTEM CO.,LTD.
このゲームは特定のステージクリア時に
二人の王女と王様を救出するシーンが挿入される。
超絶難易度の本作におけるコーヒーブレイクに相当するシーンだ。
アーケード版ではバニーガールが目を癒やしてくれていたが、
ビデオシステムのご乱心か、水口エンジニアリングの余計なお節介か、
うさぎの着ぐるみに変わっていた。
▲アーケード版
↓↓↓
▲PCエンジン版
▲アーケード版
↓↓↓
▲PCエンジン版
ビデオシステムと言えばアーケードで脱衣麻雀をたくさん排出していた会社。
ましてやPCエンジンは
「必然性があれば乳首を出しても怒られない奇跡のハード」である。
なにやってんだビデオシステム!!(怒)