わが青春のPCエンジン(113)「パロディウスだ! ~神話からお笑いへ~」

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パロディウスだ! ~神話からお笑いへ~
(コナミ)
1992年2月21日/シューティング/9800円

 

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MSXというハードを舞台に突如あらわれた「パロディウス」は、
コナミのヒット作「グラディウス」のシステムを踏襲し、
セルフパロディでフザケまくったギャグシューティングである。
その存在はニッチさが魅力だったが、
その続編がアーケードで登場。
それが「パロディウスだ! ~神話からお笑いへ~」であり、
一般的に知られる存在となり人気を集める。
そしてファミリーコンピューターゲームボーイX68000に移植され、
4番目に本作PCエンジンへの移植が実現した。
(その後、スーパーファミコン版も登場)

 

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PCエンジン版はアーケード版に近い完成度で、
大きな違いと言えばステージ5やステージ8が削られている事と、
ボタン数が少ない事から、通常ショットはオート連射となり、
ベルパワーを使うのはショットボタン2度押しに変更になっているぐらいだ。

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当時、移植はいかにアーケード版に近づけているかで価値を持っていた。
再現度の高い本作は、PCエンジンユーザーにとって嬉しい一本だっただろう。
だが本作の前に登場したX68000版はほぼ完全な忠実移植版であり、
68ユーザーにとって本作は視界に入らない存在であった。
また、アーケード版そのものがエミュレートされ、
ゲーム機などで遊べる事が多くなった現代において、
このような移植度が高いだけのタイトルは振り返られる事が少なく、
移植に際してアーケードとは違う形になったものの方が
存在として面白がられるようになったのは皮肉なものである。

このPCエンジン版のオリジナル要素として存在する
「SPECIAL」モードについて書いておこう。
タイトル画面で選択するモードにある「SPECIAL」。
これを選択するとアーケードには無いステージが始まる。

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ステージのパーツは各ステージのものを寄せ集めた感じ。

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また、本編には無いコインやお宝アイテムなどが出現し、
それらを取るとスコアが加算される。

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そう、このモードはステージクリア、
またはゲームオーバーまでのスコアを稼ぐ
スコアアタックゲームなのである。

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ステージの最後にはボスが出現。
キャプテンペンギンノフスキーIIIだった。

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ボス到達までに稼いだ点数によってボスが切り替わるらしく、
「怪傑ミドリマント」「食通大王まんじりクン」「スーパーDX皇帝ペンギン」といった
PCエンジンオリジナルのキャラが登場するらしいが、
ステージクリアするのが精一杯で、それらを出現させる事は俺様には無理だった。

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MAIN PROGRAMMER
CHICHIBINTA TSUKASA

SUB-PROGRAMMER
NISHIKAWA THE VILLAIN

CHARACTER DESIGNER
KAYO CHAN
HOBIBI IGOU
MIKA CHAN
MIDORIN-YOSHINO

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-CAMEO- MATANO
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MATSUDA PIROCHI

SPECIAL THANKS
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K.HASHIMOTO
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---AND YOU

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