この日、俺様は南越谷へやってきた。
なんとゲーム雑誌を専門に取り扱っている古書店があるという。
炎天下の中でその店を訪ねて行ってきた。
俺様には探している雑誌がある。
月刊コンプティークのとある号である。
その号に俺様が求めている発売中止になったゲームの情報が
数ページ書かれているはず。
それをもう一度読んで、確かにそういうゲームが開発されていた事実を思い出したい。
その店は狭い店舗であったが、確かに店内のほとんどはゲーム雑誌だった。
しかもブックオフなどではまず見掛けないパソコンゲーム雑誌もけっこうある。
そして目的のコンプィークも発見!凄い!
だが値段が貼っていない。
俺様は店員さんに値段を聞いてみた。
「6600円です」
うう・・。欲しいけど、俺様が考えていた限度額の倍以上だ・・。
わずか数ページを確認するためだけに払える値段ではない。
仕方なくあきらめてトボトボ帰る俺様。
そう言えばランチをまだ食べていない。
腹が・・・・・・減った・・・。メシにしよう。
駅前にこんな面白そうな場所があった。
「南越谷ゴールデン街」。
飲み屋さんが14店舗ほど並んでいる超ミニマムなゴールデン街だ。
昼時だというのに、どの店もすでに先輩達がアルコール片手にワイワイやっている。
そして昼から開いてるほとんどの店でランチメニューも提供している。
面白そうだ。ここでランチにしよう。
俺様はすべての店舗のランチ看板をチェックし、
こちらの店に入る事にした。
「鳥の王様」という焼き鳥屋さん。
ここまでの店名にするのだから“鳥料理”に自信があるのだろう。
店内に入ってカウンターへ。
日替わりランチは何かを聞いたら「鳥マヨです」という。
俺様の触角がピクンと動いたので日替わりを注文してみた。
やがてランチがやってくる。
あー、こういうのか。
鶏の唐揚げに自家製マヨがかかっており、一味や万能ねぎで調整されている。
たっぷり盛られた千切りキャベツが嬉しいじゃないか。
そしてライスと味噌汁。
ライスは何も言わなくても大盛りだ。けっこうけっこう。
そして鳥マヨをパクリ。
うわー、なにこれー!
まず唐揚げとして凄く美味い。とってもジューシーだ。
鳥の素材が良いし、部位もイイところ使ってるっぽい。
そしてマヨがほのかな酸味を演出。マヨ、主張し過ぎないのがイイ。
一味や万能ねぎも後方支援。
うまいうまい。
ごはんがどんどん進む。
思わずビール飲んじゃおうとメニューを見ちゃったけど、
苦手なアサヒスーパードライしか無かったのでグッと留まった。
危ない危ない。
鳥の王様の鳥ランチ、これは夜に飲みに来ても楽しめそう。
ところで王様。
この和風な店舗の前をなぜ
イギリスの近衛兵が守っているのですか?(^^;
南越谷ゴールデン街。
コロナが静かになったら、呑みにくるよ。
きっとね。