シネマティック紙芝居の到達点『ジーザス』シナリオログ(1/3)

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シーン1:ゲーム対決

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速雄 「ほうら、ぼく勝ちだろ。ぼくは、この《変身モンスター》ゲームが得意なんだ。約束通り、特大ハンバーガーを3分で食べてもらうよ」
バルカス 「とほほ、これで5個目か。食えばいいんだろう、食えば。もぐもぐ、ムシャムシャ、ぱくぱく・・・・・・ううっ」
速雄 「どうした?のどにつまったのかい」
バルカス 「う、う、う」
速雄 「司令官に呼ばれているから、失礼するよ」

 

シーン2:オープニング

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シーン3:廊下で自己紹介

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地上2万km、宇宙に浮かぶスカイラブ『ジーザス』内
武麻速雄(むそう・はやお)すなわち、きみである。--
ハレーすい星探査2号機乗組員・現在、銀河戦士養成校在学中、抜擢されて搭乗。コンピュータゲーム少年でもある。

 

シーン4:司令官室[1]

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ナハス・アリ/ハレー探査計画総司令官・エジプト系
司令官 「待っていたよ。探査機内で使うICカードができた。このカードがキーやメモの働きをするんだ。きみのはこれだが、他の7人にも配ってくれ。みんなこのスカイラブの中にいるから」
速雄 「わかりました」

速雄 「さて、どこから探そうかな」

=================================================
1.医務室 2.娯楽室 3.ロビー 4.コンピュータ室
5.エリーヌの部屋 6.司令官室=================================================

 

シーン5:医務室[1]

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朱芳花/探査2号機サブキャプテン・中国系・医師
朱芳花 「あら、速雄くん、何か用?」
速雄 「司令官からICカードを預かってきました」
朱芳花 「どうもありがとう」

COMMAND:話しかける
速雄 「芳花さん、いつもきれいですね」
朱芳花 「あら、まだ子供だと思っていたのに、おせじを言うようになったのね」
速雄 「いや、おせじじゃなくて本気です」
朱芳花 「それだけ女性の扱いがうまいと、エリーヌともかなり進んでいるんでしょ?」
速雄 「は? ええ、まあ・・・・・・」
朱芳花 「いま手があいているから、なんでも実地指導してあげるわよ」
SELECT:遠慮する
速雄 「いや、それには・・・・・・」
SELECT:指導してもらう

速雄 「では、ベットマナーを教えてください」
(服を脱いでベットに横たわる朱芳花)
朱芳花 「いいわよ。こっちへきて」
トゥルルルル トゥルルルル
朱芳花 「ちょっと待って・・・・・・はい、こちら医務室・・・・・・えっ・・・・・・わかりました」
速雄 「?・・・・・・」
朱芳花 「いいとこだったのに、急病人よ。また、こんどね」
速雄 「では、次はどこへ行こうか」

COMMAND:話しかける(2)
速雄 「芳花さん、きょうはひときわきれいですね」
朱芳花 「おせじがきくのは1度だけよ」

COMMAND:見る 芳花の顔
朱芳花 「ん? 何かついてる?」
COMMAND:見る 芳花の胸
朱芳花 「あなた、目付きがいやらしいわよ」
COMMAND:見る 机の上
朱芳花 「カルテをかってに見ないでちょうだい」

COMMAND:とる 芳花の服
朱芳花 「せっかちね。手順というものがあるでしょ」
COMMAND:とる 自分の服
朱芳花 「あなた、ハダカになるクセがあるの?」
COMMAND:とる 薬
朱芳花 「頭にきく薬はないわよ」

二度目の訪問
朱芳花 「こんどはなあに? いま治療中だけど」
速雄 「いや、なんでもないです」

COMMAND:話しかける
速雄 「あのう・・・・・・」
朱芳花 「治療中だって言ったでしょ」

COMMAND:とる
朱芳花 「いまいそがしいんだから、そのへんいじらないでちょうだい」

 

シーン6:娯楽室[1]

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ガルシア・バルカス/探査1号機乗組員・ブラジル系・星間物質学専攻
バルカス 「いま《変身モンスター》を特訓中だ。こんどこそ勝つぞ」
速雄 「司令官からICカードを預かってきたよ」
バルカス 「サンキュー」

COMMAND:話しかける からかう
速雄 「これ以上、ハンバーガーをのどにつまらせて目を回さないようにな」
バルカス 「ふん、おまえにコーラ1リットル飲ませてやるぜ」
COMMAND:話しかける おどかす
速雄 「こんどは、特大ハンバーガーを1分食ってもらおうかな」
バルカス 「そりゃあ、いくらなんでも無理だよ」
COMMAND:話しかける はげます
速雄 「ぼくもはじめは、そのていどの点数しかとれなかったよ」
バルカス 「同情はいらねえ」
COMMAND:話しかける たずねる
速雄カーゾンはどこにいるかな」
バルカス 「もうじきここへくるよ」

COMMAND:見る ゲーム画面
バルカス 「どうだい、かなり点数が伸びただろう」
速雄 「それぐらい、ぼくは目を閉じててもだせるぜ」
COMMAND:見る バルカスの目
バルカス 「ん? 顔に何かついてるかい」
速雄 「目が回るところをもう一度見たいと思ってね」
バルカス 「ふん、見せ物じゃねえぞ」
COMMAND:見る バルカスの腹
バルカス 「ゲームのやりすぎと運動不足で、ちょっと腹がでてきた」
速雄 「たんなるハンバーガーの食いすぎだろ」

COMMAND:とる ゲームマシン
バルカス 「それを持ってゆくと司令官におこられるぞ」
速雄 「なにより固定されていて動かないや」
COMMAND:とる ハンバーガ
バルカス 「これはおれの大好物だ。さわるんじゃねー」
COMMAND:とる ICカード
バルカス 「配ったばかりのカードをとろうなんて、どういうつもりだい」

 

シーン7:ロビー[1]

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ウィルヘルム・ハイラー/探査1号機キャプテン・ドイツ系・天体力学専攻
イワン・ミラコフ/探査2号機キャプテン・ソビエト系・もと銀河戦
速雄 「司令官からICカードを預かってきました」
ミラコフ 「ごくろうさん」

COMMAND:話しかける
速雄 「1号機の出発はもうすぐですね」
ハイラー 「うん、私ももうすぐいそがしくなりそうだ」
COMMAND:話しかける(2)
速雄 「ミラコフさん2号機の出発は決ったんですか」
ミラコフ 「1号機の出発から2週間後だ。それまでおまえをたっぷり特訓せにゃならんな」
COMMAND:話しかける(3)
ミラコフ 「いつまで油をうっているつもりだ」

COMMAND:見る コーヒーカップ
ハイラー 「おまえも飲みたいのか? ごちそうするぞ」
速雄 「いえ、けっこうです」
COMMAND:見る テーブル
ミラコフ 「このテーブルにはゲームはついていないぞ。おまえのゲーム好きにも困ったもんだ」
COMMAND:見る 窓の外
速雄 「外に見えるのは1号機ですか」
ハイラー 「そうだよ。最終積込みをしているところだ」

COMMAND:とる
ミラコフ 「何でもとろうとするのは、おまえの悪いくせだ」
ハイラー 「もっと落ち着かないと宇宙では死につながるぞ」
速雄 「ハイ、きをつけます」

二度目の訪問
ハイラー 「やあ、またきたのかい」
速雄 「2人で何の相談をしているんですか」
ミラコフ「 外に見える1号機についてだよ」
速雄 「はあ?」

COMMAND:話しかける
速雄 「ハイラーさんは、以前は何をしていたんですか」
ハイラー 「銀河技術研究所でテストパイロットをしていたんだよ」

COMMAND:みる ハイラー
ハイラー 「うん、きみは若者らしい、いい目をしている。いつも前向きに行動するんだぞ」
速雄 「はい」
COMMAND:みる 窓の外
速雄 「あれ、1号機は何をしているのかな」
COMMAND:みる 窓の外(2)
速雄 「さっきとかわりない景色だ」
COMMAND:みる テーブル
速雄 「コーヒーを入れてきましょうか」
ミラコフ 「ありがとう。まだ温まっていないようだ」

COMMAND:とる
速雄 「ここには持っていくようなおもしろいものはないなー」
ハイラー 「何をキョロキョロしているんだ」

 

シーン8:コンピューター室[1]

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アンドレイ・ベリーニ/探査1号機サブキャプテン・イタリア系・情報工学専攻
速雄 「司令官からICカードを預かってきました」
ベリーニ 「ごくろうさん。おもしろいゲームを作ったんだ。やってみるかい」

SELECT:やる

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(「SPACE MONSTER」ゲームが遊べる)
速雄 「おもしろいけど何か古臭いゲームですね」
ベリーニ 「そうなんだよ。資料室の古いファイルから見つけたプログラムで、80年位前に『芸夢狂人』という人が作ったものらしいよ」
SELECT:やらない
(そのままコマンド選択へ移行する)

COMMAND:話しかける
速雄 「このJESUSのコンピュータ・ネットは、ベリーニさんの設計だそうですね」
ベリーニ 「そうだよ」

COMMAND:見る ディスプレイ
ベリーニ 「これかい?いまスクロールしているのは、ぼくの日記みたいなものだ。自分のことにかぎらずなんでも記憶するのが、ぼくのクセだ」
速雄 「では、【コメット】の中でも?」
ベリーニ 「もちろん、記録をつづける」
COMMAND:見る ベリーニの顔
ベリーニ 「何を見とれてるんだい」
速雄 「ベリーニさん、いつもかっこいいですね」
ベリーニ 「ありがとう。きみもステキだよ」

COMMAND:とる
ベリーニ 「この部屋のものを持っていっても、コンピュータのプロでないと使えないよ」

 

シーン9:エリーヌ個室[1]

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エリーヌ・シュレマン/探査1号機乗組員・フランス系・天才少女数学者。キーボード演奏もプロ級
速雄 「ほらICカードを持ってきたよ」
エリーヌ 「ありがとう」

COMMAND:何か話す
速雄 「何してたの」
エリーヌ 「新しいカセットを、これから聞くところよ」
速雄 「ふーん、ちょっと聞かせて」
(BGM演奏)
速雄 「おっと、そろそろ行かなきゃ」
COMMAND:何か話す(2)
速雄 「さっきのカセットをもう一度聞かせて」
エリーヌ 「いいわよ」
速雄 「おっと、そろそろ行かなきゃ」

二度目の訪問
エリーヌ 「うれしい。また来てくれたのね」
速雄 「うん、ちょっとだけよってみたんだ」

COMMAND:抱きよせる

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エリーヌ 「うふん・・・・・・ずっとこうしていたいわ」
速雄 「ぼくも・・・・・・だけど、任務があるんだ。そろそろ行かなきゃ」

三度目以降の訪問
エリーヌ 「今度はなあに」
速雄 「いや、ちょっと顔が見たかったんだ任務の途中だからまたあとでね」

五度目の訪問
エリーヌ 「うれしい。また来てくれたのね」
速雄 「うん、ちょっとだけよってみたんだ」

COMMAND:キスする

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速雄 「……別々の探査機の乗るから、しばらくキスもおあずけだね」
エリーヌ 「さみしいわ」
速雄 「二ヶ月だけのがまんさ……でも、とりあえず今日はそろそろいかなくちゃ」

COMMAND:キスする(2)
エリーヌ 「さっきお別れのキスをしたところよ」
速雄 「いや、何回したっていいんだよ」
エリーヌ 「任務はどうしたの」
速雄 「そういえば、途中だった」

 

シーン10:司令官室[2]

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司令官 「早いね。もうすんだのかい」
速雄 「いいえ、まだです」
司令官 「じゃあ、急いでくれ」

COMMAND:話しかける きく
速雄 「他のメンバーはどこにいるんですか」
司令官 「自分でさがせ」
COMMAND:話しかける はげます
速雄 「司令官、このごろひたいが広くなりましたね」
司令官 「うるさい。『はげます』というのはそんな意味じゃない」
COMMAND:話しかける おだてる
速雄 「司令官は、女性乗組員の人気ナンバー1ですよ」
司令官 「ウヒヒ・・・・・・私の国に伝わる千夜一夜のようなことが起こるかな・・・・・・こらっ、何を言わせる」

COMMAND:見る 机
速雄 「大きくて使いよさそうな机ですね」
司令官 「おまえには30年早いぞ」
COMMAND:見る 天井
司令官 「どうかしたか」
速雄 「くせものの気配が・・・・・・」
司令官 「時代劇の見すぎだ」
COMMAND:見る ポケットの中
司令官 「どうかしたか」
速雄 「あずかったカードの中に、ボトルカードがまぎれこんでいます。司令官のですか?禁酒をなさったとききましたが」
司令官 「むぐっ・・・・・・ともかく未成年のおまえには持たせておけない。私が処分しよう」
COMMAND:見る ポケットの中(2)
司令官 「何を見てる?」
速雄 「まだカードがあります」
司令官 「早くそれを配ってこい」

COMMAND:とる
司令官 「こら、机の上のものを勝手にとるんじゃない。おまえにはあとでいいものをやるから早くカードを配ってこい」

 

シーン11:娯楽室[2]

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ロジャー・カーゾン/探査2号機乗組員・アメリカ系・宇宙生物学専攻
速雄 「司令官からカードを預かってきました」
カーゾン 「どうも、どうも」

COMMAND:話しかける
速雄カーゾンさんは、ハレー探査機にのるのを強く希望したんですってね。どうしてですか」
カーゾン 「地球の生命は、すい星がはこんできた・・・・・・という説を確かめたいんだ。すい星の尾のガスをとれば、生命のもとがみつかるかもしれない」
COMMAND:話しかける(2)
速雄 「そのほかの理由は?」
カーゾン 「きみみたいにナンパ目的じゃないよ」

COMMAND:見る カーゾンの得点
カーゾン 「どうした? すごいスコアなので、恐れをなしたかい」
COMMAND:見る 床
速雄 「床はバルカスが食ったハンバーガーのくずたらけだ」
COMMAND:見る ICカード
カーゾン 「そのカードはきみのか? 人のだったら、早く配ったほうがいいんじゃないか」

COMMAND:とる
速雄 「そうだ。カーゾンのいすをとってしまおう。えーい」
カーゾン 「おっと、なにをするんだ。あぶないじゃないか」

 

シーン12:司令室[3]

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速雄 「ICカードを配りおえました」
司令官 「ごくろうさん。ちょうどよかった。きみ専用の装備がいま届いた」
速雄 「といいますと?」
司令官 「このレシーバーだ」

司令官 「これには最新の人工知能が組みこまれている。予期しない状況になると、きみにもいろいろアドバイスしてくれるだろう。
ときどき充電が必要だがね。ニックネームはFOJYだ」
FOJY 『速雄、はじめまして。FOJYです。よろしく』
速雄 「あ・・・・・・は、はじめまして、FOJY・・・・・・でも、司令官、ぼく専用とは、どういうことですか」
司令官 「FOJYは、一人一人の脳波特性にあわせてつくらなければならず、とても時間がかかる。今回はきみのぶんしか間にあわなかったんだ」

 

シーン13:崩壊の序曲!?

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西暦2061年、ハレーすい星が太陽系に近づきつつあった。
その数年から、世界的寒波・フィリピン大地震セントヘレナ大噴火・日本海溝陥没など、異常な気象・自然現象が全地球規模で次々と起こっていた。

ノストラダムスの再来》と自称する予言者が現われ、『ハレーすい星と共にきたる悪魔によって、人類は滅ぼされる。異常現象はその前兆だ』と告げ、信者を急速に増やしつつあった。
そんな社会不安の中、人類は2機の探査機でハレーすい星を迎えようとしていた。75年前--1986年--の接近では5機の無人探査機を打ち上げたが、今回は有人探査機である。

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まず1号機【コメット】が、2週間後に2号機【ころな】が出発した。

 

シーン14:ころな船内

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ミラコフ 「速雄、【コメット】から何か変わった知らせはないか」
速雄 「順調に飛んでいるようです。自動送信されたデータがどんどん入ってます」
カーゾン 「【コメット】は、ハレーの尾のガスをもう採取したんだっけ」
速雄 「ええ、きのうその連絡が入りました」
カーゾン 「ぼくも早く見たいな。地球の生命はすい星が運んできたのかどうか、ガスの中に手掛かりがあるにちがいない」
速雄 「キャプテン、変です。【コメット】からの通信がとだえました」
ミラコフ 「緊急呼び出しをかけろ」
速雄 「応答ありません」
カーゾン 「緊急事態かも知れない、救出に向かいましょう」
朱芳花 「ハレーに急接近したので、人体に思わぬ影響が出たんでしょうか。それなら私が・・・・・・」
ミラコフ 「いや、医師のきみがいきなり行くより、まず偵察を出そう。速雄、快速艇【いなづま】で【コメット】に向かえ」
速雄 「了解」

 

シーン15:【コメット】に向かう速雄

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速雄 「【コメット】が見えてきたぞ」
FOJY 「エアロックのハッチをオープンしました」
速雄 「よし、着艦するぞ」

 

シーン16:エアロック

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速雄 「ここはエアロックだな。FOJY、【コメット】の構造を教えてくれ」
FOJY 「私のメモリーにはインプットされていません。どこかにデータ回線の端末があるはずです。そこに接続してください」

COMMAND:あたりを見る 右の壁
速雄 「4つのボタンがある。何の操作パネルかな」
FOJY 「さあ、わかりませんねー」
COMMAND:あたりを見る 左の壁
速雄 「これがデータ回線の端末だな」
COMMAND:あたりを見る 天井
速雄 「天井は配管だらけだ。バルブもたくさんあるぞ」
COMMAND:あたりを見る フロア
速雄 「【コメット】搭載の快速艇【シリウス】がある」
FOJY 「カタパルトが1つだから1機づつしか発進できませんよ」

COMMAND:調べる 操作パネル
速雄 「4つの押ボタンとICカードのスロットがあるぞ」
COMMAND:調べる データ端末
速雄 「データ回線の端末だ。接続できるようになっている」
COMMAND:調べる バルブ操作盤
速雄 「各階への換気バルブの操作盤だ。2階への配管のバルブが変だぞ」

COMMAND:取る
FOJY 「手にするほどのものはないよ」

COMMAND:操作する 操作パネル
速雄 「ボタンを押しても何もおこらないぞ」
FOJY 「私にもわかりません」
COMMAND:操作する データ端末
速雄 「FOJY、データ回線につなぐぞ」
FOJY 「OK、データを取りこんだ。何でも聞いてくれ」
COMMAND:操作する バルブ操作盤
FOJY 「やたらとバルブを動かすと船がぶっこわれるぞ」
速雄 「時間もないしやめておこう」

COMMAND:話しかける
速雄 「FOJY、機内の構造を教えてくれ」
FOJY 「この探査機は、エアロックを含め6層構造です。先端から順に1階・2階・・・・・・と呼ばれており、ここは6階です。
各階にいくつかの部屋がありますが、そのうち一つはエレベーターホールです」
速雄 「なるほど。で、まずどこへ行けばいい?」
FOJY 「私は判断や決定をすることはできません。それらはあなたの役目です」

COMMAND:何かをする
FOJY 「いまのところ、とくに何かをする状況じゃない」

COMMAND:あたりを見る 右の壁
速雄 「4つのボタンがある。何の操作パネルかな」
FOJY 「それは5階の倉庫を切り離すボタンだ」

COMMAND:操作する 操作パネル(2)
速雄 「ボタンを押しても何もおこらないぞ」
FOJY 「やめろよ。倉庫にだれかいたらどうするんだ。それにICカードを入れないと動かないようになっているぜ」

 

シーン17:5階の廊下

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COMMAND:あたりを見る
FOJY 「まわりは壁とドアだけだ」

COMMAND:調べる
FOJY チタニウムの普通の壁だぜ」

COMMAND:取る
FOJY 「月並みなものばかりだ」

COMMAND:操作する
FOJY 「操作するほどの機器はないぜ」

COMMAND:話しかける
FOJY 「よく見ろよ。話しかけるったって、相手がいない」

COMMAND:何かする
FOJY 「することは他にあるだろう」

 

シーン18:5階[倉庫]

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FOJY 「ここは倉庫だよ」

COMMAND:あたりを見る
速雄 「いろんな大きさの箱がたくさんある」

COMMAND:調べる
FOJY 「この箱を全部調べるなんて不可能だ」

COMMAND:取る
FOJY 「こんなでかい箱を一人じゃ持ち歩けないぜ」

COMMAND:操作する
FOJY 「ここじゃな何をいじってもむださ」

COMMAND:話しかける
速雄 「だれかいるかい」
FOJY 「返事はないな」
COMMAND:話しかける(2)
FOJY 「何度呼びかけたってむだだぜ」

COMMAND:何かする
FOJY 「何もする気がせん」
速雄 「おい、バッテリーは大丈夫か」

 

シーン19:5階[資料室]

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FOJY 「ここは資料室だ」

COMMAND:あたりを見る 床

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速雄 「おい、あれは何だ」
FOJY 「血痕みたいだ。資料ロッカーまで続いているぞ」
COMMAND:あたりを見る 机の陰

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FOJY 「机の陰を見てみろよ」
速雄 「ガラスの破片だ。ICカードもあるぞ」
COMMAND:あたりを見る
FOJY 「ほかには、資料ロッカーが並んでいるだけだ」

COMMAND:調べる ガラスの破片
FOJY 「これはフラスコの破片だ」
速雄 「実験室から持ってきたのかな」
COMMAND:調べる ICカード
速雄 「やはりバルカスのICカードだ」
COMMAND:調べる 血痕
FOJY 「これは人間の血液だ。B型だぞ」
速雄 「1号機の中でB型といえば・・・・・・」
FOJY 「バルカスだけだ」
COMMAND:調べる 資料ロッカー
速雄 「開かないや」
FOJY 「自動ロックになっているんだ。そこにカードのスロットがあるよ」

COMMAND:取る ICカード
速雄 「何かの役に立つだろう。拾っておくか」
COMMAND:取る ガラスの破片
FOJY 「そんなものとってどうするんだ。すてちまえよ」

COMMAND:操作する
FOJY 「ここにはたいした機械はない。第一、きみには扱えないだろ」
速雄 「ひどい言い方だな」
FOJY 「きみの脳のコピーみたいなもんだからね」
COMMAND:操作する(2)
FOJY 「操作令状はあるのかい」
速雄 「それを言うなら捜査令状だ」
COMMAND:操作する(3)
FOJY 「やたらいじると、ぶっこわれるぞ」

COMMAND:話しかける
FOJY 「空気と話すのかい」
COMMAND:話しかける(2)
FOJY 「ここでは、話し相手はぼくだけさ」
速雄 「おまえと?やだね」
COMMAND:話しかける(3)
FOJY 「機械は返事をしてくれないぜ」

COMMAND:何かする 自分のカード
速雄 「ロッカーは開かないや」
FOJY 「1号機の乗務員のカードでないとだめなようだ」
COMMAND:何かする バルカスのカード
速雄 「ロッカーが開きはじめたぞ、うわーーーーー」

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FOJY 「どうした」
速雄 「バ、バ、バルカスだ」

COMMAND:あたりを見る バルカス
速雄 「ぼくは見たくない。死体は苦手なんだ」
FOJY 「しっかりしろよ銀河戦士の名が泣くぜ。死因を調べなきゃ」

COMMAND:調べる バルカスの死体
速雄 「見たところ傷はない・・・・・・・・・いや、首の後に小さな刺し傷があるぞ」
FOJY 「これが致命傷とはおもえない。不思議な死に方だ」

 

シーン20:5階[機関室]

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FOJY 「ここは機関室だよ」

COMMAND:あたりを見る
速雄 「でかい部屋だなー。ぼくにはわからない機械ばっかりだ」
COMMAND:あたりを見る(2)
FOJY 「とくに変わったものはないよ」

COMMAND:調べる
FOJY 「機関類はすべて正常に動いているよ」

COMMAND:取る
FOJY 「これといったものはない。速雄、きみの目は節穴かい」
速雄 「なんちゅうことを。主人に向かって」
FOJY 「おや、主人のつもりかい。でも、犬は飼い主に似るぜ」
COMMAND:取る(2)
FOJY 「何をとるんだい」
速雄 「うるさいおまえを耳からとろうと思ったが、まあ許してやる」

COMMAND:操作する
速雄 「何を動かすのかわからないなー」
FOJY 「コンピュータ制御だから、ここで操作するものはないぜ」

COMMAND:話しかける
速雄 「ここにはだれもいないのかな」

COMMAND:何かをする
FOJY 「あまりのんびりはしてられないぞ」

 

シーン21:5階[動力室]

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FOJY 「ここは動力室だよ」

COMMAND:あたりを見る
速雄 「READYってなんだ?」
FOJY 「あれは充電装置だよ」
COMMAND:あたりを見る(2)
速雄 「あとはわけのわからない装置だらけだ」

COMMAND:調べる
速雄 「充電装置はどうやって使うんだい」
FOJY 「ボタン1つ押すだけだよ。きみでも使えるだろ」
COMMAND:調べる(2)
FOJY 「1回じゃ使い方がわかんないの?」
速雄 「他の機能がないか調べているだけさ」

COMMAND:取る
FOJY 「何でもとればいいってもんじゃないよ」

COMMAND:操作する
速雄 「FOJY、充電するぞ」
FOJY 「OK、満タンだぞ」

COMMAND:話しかける
FOJY 「相手がいなくちゃ話せないぜ」

COMMAND:何かをする
FOJY 「いまのところ、とくに何かをする状況じゃない」

 

シーン22:4階[ベリーニの個室]

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FOJY 「ここはベリーニの個室だよ」

COMMAND:あたりを見る
速雄 「きちょうめんなベリーニらしくキレイに片付いている」
FOJY 「きみの部屋は汚ないからな」
COMMAND:あたりを見る(2)
FOJY 「何度見たって同じだぜ」

COMMAND:調べる ベット
速雄 「しわ一つない。最近寝たことはないようだ」
COMMAND:調べる 机
速雄 「ディスプレイと灰皿がある」
COMMAND:調べる 床
FOJY 「キレイに片付いているよ」
COMMAND:調べる 端末
FOJY 「カードが差しっぱなしだ。こんな大切なものを何で忘れていったのかな」
COMMAND:調べる 端末(2)
FOJY 「普通の端末装置だ」
COMMAND:調べる ディスプレイ
FOJY 「電源は切れている」

COMMAND:取る
速雄 「そんなにたくさんは持てないよ」
COMMAND:取る(端末を調べたあと)
速雄 「ICカードを持っていこう」

COMMAND:操作する
速雄 「ここの機械は初めてみるものばかりだ」
COMMAND:操作する(2)
FOJY 「やたらいじると、ぶっこわれるぞ」
COMMAND:操作する(3)
FOJY 「ここじゃ、何をいじってもむださ」

COMMAND:話しかける
FOJY 「見りゃわかるだろ。だれもいないぜ」

COMMAND:何かする
FOJY 「何もする気がせん」
速雄 「おい、バッテリーは大丈夫か」

 

シーン23:4階[エリーヌの個室]

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FOJY 「ここはエリーヌの個室だぜ」

COMMAND:あたりを見る
速雄 「さすがにエリーヌの部屋はかわいいなー」
FOJY 「フン、たんなる少女趣味じゃねーか」
COMMAND:あたりを見る(2)
FOJY 「いくら恋人の部屋だからっていつまでも見ているなよ」

COMMAND:調べる レーザーロン
速雄 「これはぼくが誕生日にエリーヌにあげたものだ」
COMMAND:調べる 端末
FOJY 「スイッチは切れている」
COMMAND:調べる 人形
FOJY 「それもきみからのプレゼントかい」
速雄 「そうだよ」
FOJY 「アーア、熱い熱い」

COMMAND:取る
速雄 「エリーヌのものを取ったりしたら後でおこられそうだ」

COMMAND:操作する レーザーロン
(BGM演奏)
速雄 「これはエリーヌとJESUSで聞いた曲だ」
COMMAND:操作する 端末
速雄 「スイッチを入れても動かない。コンピュータ室がおかしいのかな」

COMMAND:話しかける
速雄 「エリーヌ・・・・・・・・・」
FOJY 「ここにはいないみたいだ」
速雄 「いったいどこへいってしまったんだ。まさか・・・・・・」
FOJY 「大丈夫だよ。そんなにしょげるなよ」

COMMAND:話しかける
FOJY 「することは他にあるだろう」

 

シーン24:4階[バルカスの個室]

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FOJY 「ここはバスカスの個室だ」

COMMAND:あたりを見る
速雄 「あい変わらずハンバーガーの容器だらけだ」
FOJY 「汚ねー部屋だなー」

COMMAND:調べる ディスプレイ
速雄 「またTV GAMEをやっていたらしい。GAMEOVERになっているぞ」
COMMAND:調べる 容器
速雄 ハンバーガーの容器だ。パンクズは乾き切っている」

COMMAND:取る
FOJY 「手にするほどのものはないよ」
COMMAND:取る(2)
速雄 「そんなにたくさんは持てないよ」

COMMAND:操作する
FOJY 「おい、このいそがしい時にTV GAMEなんか始めないでくれよ」

COMMAND:話しかける
速雄 「ここにはだれもいないのかな」
COMMAND:話しかける(2)
FOJY 「よく見ろよ。話しかけるったって、相手がいない」

COMMAND:何かをする
FOJY 「TV GAMEだけはやめてくれよ」
COMMAND:何かをする(2)
FOJY 「することは他にあるだろう」

 

シーン25:3階[コンピュータ室]

f:id:g16:20210809105259p:plain

FOJY 「この部屋にはカギがかかっている。ICカードが必要だ」

COMMAND:使う ベリーニのカード
FOJY 「ここはコンピュータ室だよ」

COMMAND:あたりを見る ディスク装置
FOJY レーザーディスクがたくさんある」
COMMAND:あたりを見る コンソール

f:id:g16:20210809105838p:plain

FOJY 「一般的なコンソールだ」
COMMAND:あたりを見る プリンタ

f:id:g16:20210809105903p:plain

速雄 「プリンターの陰にだれかいるぞ」
FOJY 「あれはベリーニだ」
COMMAND:あたりを見る プリンタ
FOJY 「プリンターは動いていない」

COMMAND:調べる ディスク装置
FOJY 「レーザー型ディスクだが今は動いていない」
COMMAND:調べる コンソール

f:id:g16:20210809105838p:plain

速雄 「このスロットにカードを入れれば動くはずだ」
COMMAND:調べる プリンタ
FOJY 「普通のビームプリンタだ」
COMMAND:調べる 死体
速雄 「とくに外傷はないな」
FOJY 「首のところを見てみろよ」
速雄 「小さな刺し傷がある。こんなので死ぬのかい」
FOJY 「わからんよ」
COMMAND:調べる 死体(2)
速雄 「これ以上の調査は検死官の仕事だ」

COMMAND:取る
FOJY 「持ち歩けるほど小さなものはないぞ」

COMMAND:操作する ディスク装置
速雄 「ロックされていて動かない」
COMMAND:操作する コンソール

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FOJY 「動かすにはカードが必要だ」
COMMAND:操作する プリンタ
速雄 「用紙がないや」

COMMAND:話しかける
速雄 「おい、ベリーニしっかりしろよ」
FOJY 「死んでるぜ」
COMMAND:話しかける(2)
FOJY 「死体に話しかけてもむだだぜ」

COMMAND:何かをする ベリーニのカード

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速雄 「おっ、コンピューターが動き出したぞ」

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今このメッセージを見ているきみはだれかな。
どちらにしろ私は生きていないだろう。
昨日我々はハレーの尾のガスを採取した。
バルカスはその一部をフラスコに入れ資料室で調査をしてた。
私が今日資料室の記録レコーダーを調べていると、
バルカスが小さな生物におそわれるところが写っていた。

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やつはバルカスの首筋にとびついて変身した。
コンピューターで調べてみたが、全く未知の生物ということだ。
自由に形を変えられるらしい。
今入口からゼリーのようなものが侵入してきた。
やつだ・・・次第に何かの形をとってきている。
一緒にいたエリーヌは先に逃がした。
私はここにある武器で闘ってみるつもりだ・・・・・・
やつに気を付けろ・・・・・・・・・

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COMMAND:他の階へ移動 2階

速雄 「何だこのエレベーターは3階で止まってしまうぞ」
FOJY 「私のセンサーでは、2階に有毒ガスが充満している。6階にある換気バルブを閉めなくてはならないぞ」

 

 

(ログは次回へ続きます)