名作アクションパズルゲーム「ロードランナー」。
その歴史は長く、様々な会社が様々なハードでソフト化してきた。
版元が世界観に対して寛容だったのだろう。
そのパッケージを見ると、とても同じ世界観、
同じシステム構成のゲームとは思えない変貌を遂げている。
今回はそんなパッケージ挿絵の変貌史を追っていこう。
こちらは俺様が最初に買ったロードランナー(PC6001版)だ。
なのでこの挿絵が俺様の中では基準であり、オリジナルである。
小説の挿絵のようなタッチで劇画風に描かれている。
かっこいい。この絵柄のＴシャツ欲しいｗ
ハシゴにぶら下がり銃を発射。
ロードランナーは左右の地面に穴を開ける事しか攻撃方法が無いゲームであり、
水平にレーザー銃を撃っている描写はすでに間違いである。(^^;
そしてショルダーバッグからは金塊がこぼれ落ちているも特徴。
この画像はPC6001版であるが、98版や88版も同じ絵を使っていたと思う。
FM-7版は同じ構図の絵をリライトして色彩も鮮やかなタッチに変えている。
これはこれでカッコイイ。
SG1000版は構図こそ同じだが、ハシゴと銃を持つ手が逆になっているのと、
笑みをたたえたニヒルなダンディになっている。内股だけどｗ
ちゃんと金塊はこぼれてるｗ
ＭＳＸ版は似た構図ながら、主人公に正面を向かせてより立体的に。
こちらも愛しやすい。金塊もこぼれてるしｗ
で、ここからコンシューマー機へと移植されていくのだが、
俺様が好きだったロードランナーが次々と変貌を遂げていく・・。
もっとも多くの人がプレイしたであろうファミコン版。
ゲーム内のキャラクターも棒人間から２等身キャラクターに変わってるし、
ファミコン市場を考えたデフォルメとすればこの舵の切り方は悪くない。
一応は金塊こぼれてる。
ところがチャンピオンシップロードランナーになると
急に等身の高い(ダサめの)ヒーロースーツ風に・・。
どんな方針変更があったんだ・・？
アーケード版もゲーム中は２等身キャラだったが、
ポスターの挿絵はパソコン版に近いものだった。
ゴーグルヘルメットはファミコン版っぽいけど。
金塊こぼれてるね(^^;
ファミコンのディスクシステムで登場したアイレム製のロードランナー。
アイレムと言えばアーケード版を出していた会社だけど、
アーケード版のイメージとも全然違うのなー。
同じ会社内でも世界観ガンガン変えてきちゃうのもロードランナーの特徴。
パック・イン・ビデオから出たＰＣエンジン版ロードランナー。
昔のＳＦ映画みたいな格好のランナーとキモい怪生物達ｗ
もう金塊こぼさないんだね・・(寂)
ＰＣエンジンにはのちにハドソンからもロードランナーが出ている。
ちょっとボンバーマンっぽい構図。
ゲームボーイで登場した「ハイパーロードランナー」。
ファンタジーっぽい世界観に？
ゲームボーイカラーからも登場。
ピットフォール？
オリジナルロードランナーの面影ない。
スーパーファミコン版。
もはや何のゲームかわからん！
ワンダースワン版。
絵がテキトー過ぎるだろ。
ゲームボーイアドバンス版。
アメコミ調？
そこまで銃をフューチャーするゲームじゃないし。
プレイステーション版。
棒人間に原点回帰した本作は、パッケージ絵でもそれをアピール。
アピール出来ているかは謎。
ニンテンドー６４版。
「ロードランナー３－Ｄ」というタイトルの割りには挿絵の立体感が怪しい(^^;
Windows版。
クリクリ頭に丸いグラサン・・。
変態怪人みたい。
ハドソンから出たゲームキューブ版。
キャラデザとしては悪くないけど、
もはやステージイメージや敵キャラは省略対象に。
最後はハドソンのニンテンドーＤＳ版。
万策尽きたのか、ゲーム画面内のステージをそのまま載せるという
身も蓋もないものに(爆)
ロードランナーよ、どこまで行く・・。
