わが青春のPCエンジン(142)「ロードランナー 失われた迷宮」


ロードランナー 失われた迷宮
(パック・イン・ビデオ)
1990年7月27日/アクションパズル/5800円

 


ロードランナー」は、1983年にブローダーバンドから
Apple II向けに発売された名作アクションパズルゲーム
日本では同じ年にシステムソフトが9801、8001、6001などに移植。
アーケード向けにはアイレムがアレンジ版をリリースした。
そしてロードランナー知名度を圧倒的に上げたのは、
ハドソンがリリースしたファミコンだろう。
ファミコンらしい丸っこいキャラクターに置き換えて
キャッチーな装いにデザインした「ロードランナー」は、
110万本のセールスを達成した。

そんなロードランナーなので、
当然、ハドソンのドル箱タイトルとして
PCエンジンに投入される戦略商品になると思っていた。
なのでハドソン以外のメーカーから
PCエンジンにロードランナーが出ると知ったときは、
「どうしてそうなった?」と首を傾げたものである。
(なお、2年半後にハドソン版ロードランナーもPCエンジンに登場している)

 


ルールはオリジナルに忠実。
サイドビューのステージ内にある金塊を全て集めると追加ハシゴが出現。
ハシゴを上まで登るとクリア。


プレイヤーの右を掘るボタンと左を掘るボタンが設定されており、
敵キャラを穴に埋めて足止めしたり、穴を掘って下の段へと移動したりする。
敵が金塊を奪っている場合もあるので、穴に埋めて吐き出させたりもする。
まあ、このあたりは説明不要かな?


パソコン版はステージが1画面内に収まっているのだが、
本作はファミコン版同様にステージが1画面に収まっておらず、
プレイヤーの移動に合わせて画面が左右にスクロールする。
プレイモードはステージ1から順番にクリアしていくモードと、
ステージエディットモードのみ。
特に本作特有の要素は無し。
進んだステージはパスワードまたはバッテリーバックアップへの保存で
次回から続きが遊べる。
全84ステージ。


パッケージの渋い絵柄を見ればわかるように、
アイレム版やハドソン版のポップなキャラクター路線とは違い、
頭身高めでカワイさを排除したデザインになっている。
(かといってカッコイイわけじゃないw)
4ステージごとに敵のデザインが変化するのが唯一の特徴。
デザインが変化しても動きはまったく変わらないけど。


最初の4ステージまではオリジナル版と同じ形状だが、
ステージ5からはオリジナルステージ。
急にパズル脳が必要な難しいステージになった。
今宵はここまでにしとうございます。(^_^;

 

ロードランナーを遊びたいと思ったときにプレイするには問題無い。
可もなく不可もなく。