わが青春のPCエンジン(143)「バトルロードランナー」


バトルロードランナー
(ハドソン)
1993年2月10日/アクションパズル/5800円

なぜかパック・イン・ビデオからPCエンジンに初登場したロードランナー
それから2年半後にハドソンから改めて本作「バトルロードランナー」が発売された。

 

「バトルロードランナー」というタイトルがあらわす通り、
ロードランナー」に対戦モードを入れるというコンセプトのタイトルとなった。
というのも、当時ハドソンは
ボンバーマン」が対戦ツールとして大ヒットしていた時期で、
ロードランナー」でも二匹目のドジョウを狙おうというわけである。

 

モードは「BATTLE」「PUZZLE」「EDIT」に分かれている。
「BATTLE」モードには
「SURVIVAL」「ESCAPE」「TAG MATCH」という3つのゲームがある。


「SURVIVAL」は5人で生き残りをかけて戦うモードで、
操作はロードランナーと同じだが、他プレイヤーを穴に埋めて倒すのが目的。
出現するアイテムを手に入れると掘れる穴が広くなったりする。
構成としてボンバーマンを手本にしていると思うのだが、
もともとロードランナーは敵を倒すゲームではないので、
直感的ではない無理矢理感があるなぁ。

「ESCAPE」「TAG MATCH」は1人で遊ぶ事が出来ず、今回確認できなかった。

 


「PUZZLE」はオーソドックスなステージクリア型だが、
左右スクロールだけでなく上下スクロールもする。
ステージの広さは最大で横30×縦21ブロック。
(ちなみにファミコン版は横14×縦13ブロックである)


本作は「ボンバーマン」のように対戦ツールとしてヒットする事もなく、
ハドソンが「ロードランナー」タイトルを再びリリースするようになるのは、
2003年の携帯電話(iアプリ)版まで待つ事になる。

ロードランナー」って進化させるの難しそうだね。