わが青春のPCエンジン(121)「パワーゴルフ」

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パワーゴルフ
(ハドソン)
1989年5月25日/ゴルフ/5800円

 

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PCエンジンの大元締めハドソン。
本体を普及させるのに有効なタイトルとしてスポーツゲームを揃えようとしていた。
メジャースポーツは一定数のファンがいるし、
対戦ツールとしてもイメージしやすい。
1988年7月にリリースした「パワーリーグ」に続き、
ハドソンはパワーシリーズと称してメジャースポーツのゲーム化を
PCエンジンに投入していった。
第一弾の野球に続いて発売されたのがゴルフを題材にした本作だった。

 

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ゲームモードは「STROKE PLAY」「MATCH PLAY」「COMPETITION」の3つだが、
一人で遊べるのは「STROKE PLAY」のみ。
18ホールをプレイしてスコアを出す。
それだけのゲームだ。(^^;

 

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ゴルファーを男子、女子、おっさんの中から選ぶ。
どうやらそれぞれ能力が異なるらしい。
せっかくだから見た目重視で女子を選ぶ。
そして名前をアルファベットで入力する。
特にハイスコアが記録されるわけでもないのに
名前を入力する意味はわからんw

 

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コースを真上から見たカメラ。
コース全体図は常に表示されており、
セレクトボタンを押すとスクロールで実際のコースも確認可能。
左右ボタンで打つ方向を変更。
上下ボタンでクラブの種類を変更する。
どのクラブがどのくらい飛ぶのかは表示されておらず、
最初のうちは他のゴルフゲームの飛距離を思い出しながらクラブを選ぶ事になる。
また、打数を重ねてもデフォルトはいつも1番ウッド。
最近のゴルフゲームに慣れていると至極不親切だが、
当時のゴルフゲームはだいたいこういう設計だった。
(残りの距離すら表示されないゴルフゲームもあったぐらいだ)

 

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Iボタンを押すとスイングを始めるので、
もう一度押してパワーを決める。
そしてパワーゲージの赤いところでボタンを押すとまっすぐボールが飛ぶ。
この赤いところがどのクラブでも2メモリしかなく、
ここで止めるのは結構難しい。
だがここを外すとボールは大きく曲がってしまうので試合にならない。

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グリーンに乗ると芝目がグラフィックで表現されている。
これを見ながら打つ方向とパワーを決める。

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このゲームは全体的にかなりシビアな難易度なのであるが、
ボールをグリーンに乗せる時に座標がフラッグに近ければ、
比較的チップインしやすいゲームである。
このレビューを書くのにプレイしたときもホールインワンが出た(^^)/

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他のゴルフゲームでホールインワンした記憶なんて全然無い。
ただホールインワンしても中央にテロップが出るだけなのは寂しい。

 

18ホールまわるとスコアと点数表が出てからタイトル画面に戻るだけ。

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あまりに無味乾燥。
いくらPCエンジン初期のタイトルとはいえ、
ゲーム終了画像の一枚すら用意出来なかったのか・・。

 

とにかくゴルフゲームを市場投入すれば目的達成だったのか、
あまりにあまりにシンプル過ぎる内容。
トーナメントで順位を競うようなモードぐらい入れても良さそうなものだが・・。
一回コースまわったら後はする事がない。
友達と対戦をしても難易度が高すぎて接待にならない。
(やり込んだもの同士じゃないと勝負にならない)