わが青春のPCエンジン(135)「炎の闘球児ドッジ弾平」

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炎の闘球児ドッジ弾平
(ハドソン)
1992年9月25日/スポーツ/6500円

 

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コロコロコミック編集部は、読者アンケートの「好きなスポーツは?」で
1位になっていたドッジボールに着目。
週刊少年サンデーで「パニック方程式」を連載していた
こしたてつひろ先生を抜擢して生み出したのが「炎の闘球児ドッジ弾平」である。
1989年コロコロ11月号で連載がスタート。
ままたく間に大人気作品へと伸し上がっていった。
1991年にはテレビアニメ化も達成し、
当然ながらゲーム化も当時発売されていた主要ゲーム機ほとんどで実現した。
ファミコンスーパーファミコン向けにはサンソフト
メガドライブゲームギア向けにはセガ
ゲームボーイとPCエンジン向けにはハドソンからリリースされた。
それぞれ別々に設計されたゲームとなっている。
今回はPCエンジン版をプレイしてみた。
開発したのはエイム。

 

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日本一のドッジボール選手を目指して練習に励む弾平!!

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だがそんな弾平も最近は何か物足りない。
「きっと心がワクワクするように強い敵に出会っていないせいだ!!」
「このままじゃ退屈で死んじゃいそうだ!!」
「あ!そうだ!!そういえばもうすぐドッジボールの全国大会が始まるんだっけ!!」
「きっと全国から強いチーム達が集まってくるに違いない!!」

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そう思うと弾平の胸は新たな闘志でいっぱいになってきた!!
「よし!!そうとわかれば早速試合に向けてレッツゴーだ!」
「まずは町に出て試合をするための情報を集めよう!!」

 

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トップビューの町の中からスタート。
なんだかガラの悪い奴らがウロウロしているw
彼らに話しかけたり、家の玄関に入ると情報を得る事が出来る。

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どうやら「5つの神器」というのを集めながら
全国大会に優勝するのが目的のゲームらしい。

 

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町の中にいる「ひうら」という男がメンバー入り。
どうやら進行に応じて新規加入メンバーが増えていくらしい。

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町には浮浪者が不法侵入している家が二軒ある(^^;

 

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一通り情報を聞いたら「日本ドッジ連盟」の建物へ。
ここで最初の試合をする事が出来る。

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試合前にはメンバーチェンジ、並び替え、ステータス参照が可能。

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ステータスを見ると、それぞれの選手に「S」と「P」というパラメータがある。
「S」はスタミナ、「P」はパワーのこと。
次にメンバーを7人選出。
「ひうら」を仲間に入れていると8人いるので、
顔が脇役っぽい「つとむ」を外して「ひうら」を入れてみた。
そしてゲームスタート

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まずは先攻後攻を決めるボールの取り合い。

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ボールを持っている選手はまず誰を狙うのか選択する。
(パスしたい場合はパスする相手を選択)
Iボタンがパス、IIボタンがシュート。
シュートするとパワーゲージが高速で伸縮する。
このときバーが長いほど強いパワーで投げる事になる。
MAXでバーを止める事に成功すると、
スーパーショットを投げる事ができる。
(最初は「ひうら」しかスーパーショットが投げれない)

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ボールを受ける側だが、ボールが飛んでくる位置が「▲」で表示される。
これを頼りに避けるか正面からキャッチするか瞬時に選ぶ。

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キャッチする場合は受ける瞬間にIボタンを押す。
キャッチに成功したとき、正面で受け止めるほどダメージが少なくなる。
このダメージが蓄積されるとキャッチに成功しても弾かれる。

オフェンスでもディフェンスでも
ボタンを押すタイミング勝負なわけだが、
このタイミングを合わせるのが超絶難しい。
敵チームは平気でスーパーショットをバンバン投げてくるし、
こっちが攻めても的確にキャッチされてしまうのに
味方は一撃で弾かれ続けていく・・。

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試合は何度も挑戦できるが、
何度やっても勝てないので心折れた。
たぶん勝ち進むにはボタンタイミングをマスターする必要があるが、
逆に確実にボタンが押せたら勝てるんだったら、
それは単純作業になって面白く無いんじゃないかなあ?

アクションゲームではなくシミュレーションゲーム的な建付けにしたのに、
そのゲーム性の要はボタンタイミングというのは悪手だったと思う。

 

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