あっぱれゲートボール
(ハドソン)
1988年12月22日/スポーツ/4900円
「あっぱれゲートボール」は、PCエンジン誕生から1年と2ヶ月後。
PCエンジン26本目、ハドソンとしは16本目のタイトルとして発売された。
老人のスポーツと言われた「ゲートボール」を題材としたゲームだ。
2年目に突入し、
PCエンジンのラインナップをバラエティ豊かにしたかったのは分かるが、
まだこのときPCエンジンにはゴルフゲームすら出てないんだぜ!(^^;
「ゲートボール」は野球やサッカーと比べて、だいぶマイナーなスポーツだと思うが、
それがどんなスポーツで、どんなルールなのか俺様は知っていてた。
1983年から1986年にかけて
日曜の朝8時に「おはよう!ゲートボール」という番組をやっていた。
司会は玉置宏さんで、サブに三遊亭楽太郎さんがいた。
当時小学生だった俺様は、なぜかこの番組を毎週観ていたw
たぶん朝のアニメの流れで観てたんだと思う。(藤子不二雄系かな?)
なのでゲートボールの知識があったのだ。
ゲートボールは5人vs5人で行う。
まずはチームメンバーを選ぶ。
選択肢にこれだけ老人が多いのもこのゲームならではだろうw
脱力系のキャラクターが並ぶ。
全員老人だと選びにくいと思ったのか、
小学生や17歳女子などが混ざっているが、
ヘタウマなタッチと相まってどれも選びにくい(爆)
ゲームモード、VSセレクト(COMか人間)、コンピューターの強さ、試合時間・・
を決めてゲームを始める。
ゲームモードは
「アクションモード」「シミュレーションモード」「レクチャーモード」とある。
ゲームの基本となる「アクションモード」で遊んでいこう。
ゲートボールは3つあるゲートに順番にボールを潜らせ、
最後に中央のゴールに当てるとクリアというゲームだ。
スレッジハンマーみたいなのでボールを叩いて転がす。
ボールを打ち上げる事は出来ない。
最初はスタートの位置を調整し、ボールを打つ方向を点線で決める。
そして最後に打つ強さをパワーゲージを止める事で打ち出す。
(「シミュレーションモード」ではパワーゲージは無くオートで打ち出される)
概ね、ビリヤードゲームに近い操作設計だ。
ゲート通過に成功すると、さらに打ち続ける事ができる。
ここからがゲートボールの特徴的なところなんだけど、
他プレイヤーのボールに当てると、そのボールを弾く事ができる。
敵の玉なら場外へ弾き飛ばせばいいし、
味方の玉なら有利な場所へ転がしてあげればいい。
しっかし、そもそもボールをゲートに潜らせるのが難しい。
画面に対してボールのドット絵が小さく、微調整が難解。
ビリヤードゲームと比べるとわかりやすいと思う。
結果・・
3対17の大惨敗。
勝ち抜きモードのようなものも無いし、
同じぐらいのレベルの友達とたまに対戦するぐらいしか
プレイ動機が生まれないゲームだった。