集中攻略『ナッツ&ミルク』


発売元:ハドソン
発売時期:1984年6月
定価:3200円
機種:PC8801
メディア:テープ

 

~紹介~
任天堂が売り出したファミリーコンピーターで
初のサードパーティ(任天堂以外でソフトを供給するメーカー)となったハドソンが、
1984年7月20日に最初にリリースしたのが
ロードランナー」と「ナッツ&ミルク」だった。


その丸々としたファンシーなキャラクターは、
いかにもコンシューマゲーム機を意識したようなビジュアルであったが、
「ナッツ&ミルク」は先にパソコン版が存在していた。
88版より前にPC-6001版やMSX版などがリリースされていたようで、
ファミコンへ参戦するとなった時に、
パソコン版「ナッツ&ミルク」の移植が検討されたようだ。
ではパソコン版はどんなゲームだったのか、紐解いていこう。

 

~解体~


プレイヤーは身体の白いミルク。敵キャラは水色のナッツで、ナッツは沢山いる。
ナッツに触れるとミスとなる。
画面内のフルーツを全て取るとハートが出現し、それを取ると面クリア。
テンキーの2468でミルクを移動させる。
メッシュになっている場所は掘る事が出来る。
掘った場所は時間で元のメッシュに戻っていく。
戻っていくときにその上にいるとミスとなる。

 

~攻略~


まずラウンド1はナッツの動きを覚えよう。
ナッツは片側の壁に沿って移動するので、
必ずしもミルクのいる方へ向かってくるわけではない。
そのアルゴリズムを読んでフルーツを回収していくわけだ。

 


ラウンド2。
長い一本道は途中で引き返そうとすると
戻るときに掘った場所が回復するのと衝突してしまう。
計画的にルートを進もう。

 


ラウンド3。
画面下のフルーツを一度に取ろうとすると自滅する。

 


ラウンド4。

 


ラウンド5。

 


ラウンド6。

 


ラウンド7。
ハチ助w

 


ラウンド8。

 


ラウンド9。

 


ラウンド10。

 


ラウンド11。

 


ラウンド12。

 


ラウンド13。

 


ラウンド14。

 


ラウンド15。

 


ラウンド16。

 


ラウンド17。

 


ラウンド18。

 


ラウンド19。

 


ラウンド20。

 


ラウンド21。

 


ラウンド22。

 


ラウンド23。

 


ラウンド24。

 


これで全24ラウンドクリアだが、特にエンディングのようなものは無い。
何か一画面ぐらいのクリア絵でもいいから欲しかったね。

なお、本作にはエディットモードが存在し、自分でステージを設計する事が出来る。

 

さて、この集中攻略記事を読んで、
賢明な古参ファミコンユーザーの皆さんはお気づきであろう。
ファミコン版ナッツ&ミルクと全然違うゲームだな」と。


こちらファミコン版の画面だが、パソコンがトップビュー視点なのに対して、
ファミコン版はサイドビュー視点である。
それにより、パソコン版のメインの要素である「穴掘り」が無く、
ジャンプを駆使してナッツを避けながらフルーツを集めるゲームになっている。
パズル要素が強かったパソコン版に比べて
ファミコン版はアクション要素が強いゲームである。
パソコンのトップビュー画面は地味だし、
サイドビューの方がよりファンシーさが際立つ。
また、ジャンプゲームにした方が小さい子供でも遊びやすいので、
ファミコン参入に際して大胆にゲーム内容を改変したのは正しい判断だったと思う。
ちなみにパソコン版はなぜハートを取るとクリアなのかよくわからなかったが、
ファミコン版ではフルーツを取ると恋人のヨーグルが登場し、
ヨーグルを救出するとクリアという仕立てになっていてわかりやすくなった。